毎日放送

日本の放送事業者

株式会社毎日放送(まいにちほうそう、: MAINICHI BROADCASTING SYSTEM, INC. 略称 : MBS)は、MBSメディアホールディングスの完全子会社で、近畿広域圏放送対象地域(エリア)とするテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。

株式会社毎日放送[1]
MAINICHI BROADCASTING SYSTEM, INC.
[1]
Mainichi Broadcasting System logo.svg
MBS media holdings headquarters in 201909 001.jpg
本館(左・M館)と新館(右・B館)
種類 株式会社
略称 MBS(エムビーエス)
本社所在地 日本の旗 日本
530-8304[1]
大阪府大阪市北区茶屋町17番1号[1]
北緯34度42分30.5秒 東経135度29分59.5秒 / 北緯34.708472度 東経135.499861度 / 34.708472; 135.499861
設立 2016年平成28年)7月28日[1]
(毎日放送分割準備株式会社)
業種 情報・通信業
法人番号 3120001199924
事業内容 放送法による基幹放送事業(テレビの放送)放送番組の企画、製作ならびに販売 ほか[1]
代表者 代表取締役社長 虫明 洋一むしあき よういち[1]
資本金 1億円
(2020年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 2,634万9,800株
(2012年6月21日現在)
売上高 515億5700万円(2020年度)[2]
営業利益 8億2900万円(2020年度)[2]
経常利益 8億5100円(2020年度)[2]
純利益 4億2700万円(2020年度)[2]
純資産 189億5700万円
(2021年3月31日現在)[2]
総資産 284億5300万円
(2021年3月31日現在)[2]
従業員数 641人(2022年5月現在)
決算期 3月31日
主要株主 株式会社MBSメディアホールディングス
100%[1]
外部リンク https://www.mbs.jp/
特記事項:1950年12月27日に新日本放送株式会社として創業(法人としては現在のMBSメディアホールディングス)。現法人の株式会社毎日放送は、2017年4月1日に放送持株会社移行に伴い、毎日放送分割準備株式会社から商号変更。
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毎日放送
英名 Mainichi Broadcasting System, lnc.
放送対象地域 近畿広域圏
ニュース系列 JNN
番組供給系列 TBSネットワーク
略称 MBS
愛称 MBSテレビ
MBS毎日放送
呼出符号 JOOY-DTV
呼出名称 まいにちほうそう
デジタルテレビジョン
開局日 1959年3月1日
本社 530-8304
大阪府大阪市北区茶屋町
17-1
リモコンキーID 4
デジタル親局 大阪 16ch
主なデジタル中継局 奈良県生駒市鬼取町662番地(親局)
公式サイト https://www.mbs.jp/
特記事項:
1975年3月30日までは、ANN準キー局としてNET(現・テレビ朝日)系列に属していた。
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通称はMBS(エムビーエス)。TBS系列JNN)の準キー局で、コールサインJOOY-DTV(大阪 16ch)[3]リモコンキーIDは「4」。

2017年4月1日、初代法人の株式会社毎日放送が認定放送持株会社に移行したことにより、商号を「株式会社MBSメディアホールディングス」に変更、放送事業などの現業全般は会社分割により設立された2代目法人の「株式会社毎日放送」(旧:毎日放送分割準備株式会社)が継承した。商号と営業上、初代法人と2代目法人は連続しているため、以下では特記以外は連続して記述する。

概要編集

TBSテレビをキー局とするジャパン・ニュース・ネットワーク(JNN)の基幹局。JNNでは「五社連盟」に加盟しており、TBSホールディングスの大株主でもある。Gガイドの番組データの配信を行っており[注 1]、かつては民放テレビ局がNNN/NNS系列局のみである徳島県にもアナログGガイドの番組データの配信対応をしていた[注 2]

また、MBSがテレビ放送を開始してから腸捻転を解消するまでの16年1か月の間は、NETテレビ(現在のテレビ朝日)をキー局とし、オールニッポン・ニュースネットワーク(ANN)にも属していた[注 3]。これと同時期に、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)ともネットを結んでいた(詳細は後述)。

2011年7月24日地上デジタル放送完全移行を機に、同日付の新聞・テレビ情報誌などの表記が、(テレビ放送)開局以来使われてきた「毎日テレビ」(または「毎日」)から「MBSテレビ」(または「MBS」)に統一された。地上デジタルテレビ放送Gガイドでは「MBS毎日放送」と表記している。2011年7月23日までは一般呼称を「毎日放送テレビ」としていた他、単にMBSと呼称される場合や、アナログ時代には新聞などのラジオ・テレビ欄では「毎日テレビ」と表記されていたが、中日新聞(伊賀・紀州・滋賀・福井版のみ)と日刊県民福井ではラジオと同様「毎日 MBS」と、スポーツニッポン日刊スポーツ神戸新聞デイリースポーツでは「毎日」と表記されていた。なお、当時はラジオ部門とは異なり、「MBSテレビ」と呼称されることは稀であった。

2017年平成29年)4月1日に商号を「MBSメディアホールディングス」へ変更するとともに、テレビ・ラジオ両放送事業を「(新)毎日放送」が引き継いだ。その後、2021年4月1日にはMBSメディアホールディングスの完全子会社として新たに設立された「株式会社MBSラジオ」に毎日放送が保有してきたラジオ放送免許とラジオ放送事業を承継し、テレビ単営局へと移行した。

在阪放送局中、同社と朝日放送テレビ関西テレビの3社は各々の在京キー局(TBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビ)より開局が早い。これは、この3社とキー局3社とは設立当時それぞれがまったくの無関係だったことによる。ただし、ラジオ放送開始が日本でも最古参なのとは裏腹に、テレビ放送開始は在阪局の中でも4番目と遅く、放送開始日は現キー局のTBSテレビより約4年、旧キー局のテレビ朝日(当時は日本教育テレビ〈NETテレビ〉)と比べてもほぼ同時期だが1か月遅れている。一方、読売テレビテレビ大阪はそれぞれのキー局の意向で設立されたため、キー局よりも遅い開局となっている。

RKB毎日放送とは繋がりが強く、ラジオ番組の共同制作や共同セールスを行ったり、テレビでは腸捻転時代も九州朝日放送(KBC)の編成から外れた自社制作番組を販売またはスポンサードネットしていた他、健康保険組合を共同で設立するなど姉妹会社の様相を呈している。なお、アナログ親局やデジタル放送におけるリモコンキーIDも同じ「4」となっている。三菱UFJ銀行りそな銀行とも関係が親密である。

FM802には、ニッポン放送とともに主要株主として設立に携わっている。設立時にはニッポン放送から編成、毎日放送から営業の責任者が出向していた。現在でも、イベントを共催することが多い。2019年令和元年)7月には、FM802および同社が運営するFM COCOLOとの間で災害情報共有パートナーシップ協定を締結した[4]

企業情報編集

本社編集

 
旧ギャラクシーホールエントランス(現在のM館1階:「ちゃやまちプラザ Live Space」に活用)

在阪テレビジョン放送局の中でも人通りが多い場所にあり、本社前は、平日では通勤者の通り道にもなっている。近隣には、梅田芸術劇場が入居する「ちゃやまちアプローズ」、阪急電鉄本社ビル、梅田ロフトNU茶屋町などの業務・商業施設が立ち並び、阪急神戸宝塚京都各線の大阪梅田駅 - 中津駅間およびJR京都線大阪駅 - 新大阪駅間を走行する列車の車内から現社屋ビルを確認可能である。上部部分は「M」の文字を象った形をしている。「毎日」(Mainichi)をイメージした造型だとの文献も散見されているが、当時この空域でNTTの電波が送信されており、建物の高さ制限があったため、このデザインとなった[要出典]

歴史編集

現在の社屋は、1990年平成2年)9月1日に大阪市北区茶屋町の阪急百貨店流通センター跡地に本館(現:M館)が完成。毎日大阪会館にあった営業・経理などの本社機能と、千里丘放送センターにあった報道局などの部署、千里丘で制作されていたテレビ・ラジオ番組の一部を除いて茶屋町の新社屋に移転して[注 5]、同日からテレビは2日間、ラジオは5日間にわたって、開局40周年・新社屋放送開始記念の特別番組を制作・放送した。

同日のグランドオープン以来、1階の大半を「アトリウム」(オープンスペース)としてテレビ・ラジオ番組の生中継・収録や各種イベントに利用。「MBSグッズショップ」(旧名称は「エムぞうの店」→「ネビュラ」)やタリーズコーヒーの支店(1990年のオープン当初は「スターシップ」というレストランだった)も入居していた。2階では、オープン当初、「ギャラクシーホール」という名称でコンサートホールの機能を持たせていた。後に、「ギャラクシースタジオ」へ転用。テレビの生放送番組や公開収録・イベントに用いられていた。

2010年7月、本社北側に免震構造の地上15階地下1階の新館(完成に伴い「B館」と呼称[5])を建設することを発表。大阪市から「企業・大学等立地促進助成制度」を適用され[6]2011年4月に着工、2013年9月4日に竣工した。新館がB館という名称になったことに伴い、本館は「M館」の名称が付けられた。ちなみに、「M館」「B館」という呼称は、毎日放送の略称である「MBS」に由来している。ただし、「B館」の運用開始時点で、正式に「S館」という呼称を付けた施設・社屋は実在しない[注 6]

B館」は、MBSテレビのチャンネル番号(4)とMBSラジオの周波数(1179)にちなんで、201444日午前1179秒にグランドオープン[7][8]MBSラジオでは、『MBSグランドオープンスペシャル 上泉雄一のええなぁ!公開生放送』(月-金曜にレギュラー放送中の生ワイド番組『上泉雄一のええなぁ!』がベースの記念特別番組)の中でその瞬間を伝えた[注 7]

B館」には、中継基地、「MBSスタジオ in USJ」(後述)から機能を移転させたテレビ番組用の2つのスタジオ、オフィス、ヘリポート、高さ約36m(地上からの高さ約117m)の電波用鉄塔などを設置。また千里丘にあった中継車車庫も集約して、従来の社屋(「B館」の竣工を機に「M館」と呼称[5])とは、2・12・13階に設けた渡り廊下で接続する。2015年4月20日に主調整室(マスター)を「B館」に新設したマスターに更新した[注 8]

B館」の運用を開始する2014年4月4日から、特別番組の放送や視聴者も参加できる記念イベント(「1万人のテープカット」「チャリウッド2014」など)を開催。「M館」(本社屋)の1階でもB館建築により大幅な改修工事が行われ、タリーズコーヒーのスペースを移動させたうえで、跡地に在阪放送局の社屋内では初めての試みとして、「らいよんデイリーストア」(デイリーヤマザキに「MBSグッズショップ」の機能を統合させたコンビニエンスストア)を開店した。「M館」では、「ギャラクシースタジオ」の名称を「Cスタジオ」へ変更する一方で、「Cスタジオ」を「ギャラクシーホール」として運用していた時期に活用していた1階のエントランスおよび「アトリウム」を一般にも利用できる「ちゃやまちプラザ」(放送上の通称は「ちゃプラステージ」)にリニューアル。旧エントランスを「ちゃやまちプラザ Live Space」、旧「アトリウム」を「ちゃやまちプラザ Lobby Space」として、番組の生中継・公開収録やイベントなどで定期的に活用するようになった[9]。「ちゃやまちプラザ Live Space」については、『MBSグランドオープンスペシャル 上泉雄一のええなぁ!公開生放送』から、番組での使用を開始した。M館のほぼ南(「らいよんデイリーストア」西口の隣)に位置している「マーらいよん石像モニュメント」は、木目のベンチと一体になっていて、石像の視野が西側へ向くように設計されている。

当社がテレビ放送事業開始60周年を迎えた2018年からは、生放送への対応や報道・制作両局間の連携を強化する目的で、「M館」の2階を「ライブセンター」として新装する工事に着手。Cスタジオ(ギャラクシースタジオ)を含むスペースを、生放送の情報番組と連動した「情報フロア」へ改装したうえで、2019年1月28日(月曜日)の『ちちんぷいぷい』(テレビの生放送番組)から運用を開始した[10][11]。さらに、M館1階の「ちゃプラステージ」も、「ライブセンター」へ組み込むことを前提に改装された[12]

日本国内の支社・支局編集

 
毎日放送東京支社が入居する赤坂Bizタワー

日本国外の支局編集

現在は、パリフランス)と上海中国)に設置。いずれも、毎日放送の活動拠点にとどまらず、JNNの国外支局(放送上の名義は「JNN〜支局」)としても機能している。かつては、マニラフィリピン)にも支局(放送上の名義は「JNNマニラ支局」)を設置。2017年10月にパリ支局を自社で開設[注 10]するまでは、ベルリンドイツ)に支局(放送上の名義は「JNNベルリン支局」)を設置していた[21]

過去に存在した施設編集

千里丘センター編集

 
千里丘ミリカセンター

MBSスタジオ in USJ編集

 
MBSスタジオ in USJ(現在は閉鎖)

シアターBRAVA!編集

 
大阪ビジネスパーク内で営業していた時期のシアターBRAVA!

沿革編集

設立編集

第二次世界大戦終結から間もない1947年(昭和22年)、GHQが「放送基本法」と「電波三法」(放送法電波法電波監理委員会設置法)の立法措置を指令し、1950年(昭和25年)6月に施行された。これを契機に「民間放送」の設立が日本各地で相次ぎ、施行前の1950年4月21日、民間放送会社16社に予備免許が下りた。新日本放送株式会社(しんにっぽんほうそう、略称 NJB英称 New Japan Broadcasting System,Inc.)は、このうちの一つとして関西財界の支援の下、毎日新聞社京阪神急行電鉄(現:阪急阪神ホールディングス)と日本電気(NEC)を中心に設立された。実際に創立の中心となったのは、毎日新聞社を依願退職した高橋信三であった。

高橋は民間放送の将来性と必要性を説き、毎日新聞社時代に培った個人のコネクションをフルに利用して出資者や番組スポンサーを募集。設立途中で出遅れた朝日新聞社の机上案に過ぎなかった朝日放送との合併工作という横槍を頑として撥ね付け、現在でもその録音が残る朝日側との激しい公聴会のやりとりの末、漸く新日本放送の開局に漕ぎ着けた。 京阪神急行電鉄の資本が入っていた関係で、開局当初は系列企業であった阪急百貨店(現・うめだ本店)屋上に本社・スタジオを構えており、スタジオで行われる公開録音の観覧者のために、百貨店の休業日に関係なく利用できるエレベーターが設置されていたという[注 11]

民放初の試験電波発射編集

 
阪急百貨店うめだ本店13階屋上広場に設置された「民間放送誕生の地」プレート(2016年9月9日撮影)

新日本放送設立翌年の1951年(昭和26年)7月8日、22時00分 - 22時30分。日本の民間放送として初めて試験電波を発射した。電波管理局(「監理局」ではない)の指示により「NJB」と「JOOR」というアナウンス、レコード音楽のみであり、7月12日、26日にも実施された。

1951年(昭和26年)8月15日には、日本の民間放送ラジオ局の第2号としてサービス放送を開始した。当日は12時00分、14時00分、16時00分、18時00分、20時00分から各1時間放送された。なお、試験放送は民間放送で最も早く開始したものの、本放送の開始は1951年(昭和26年)9月1日正午と中部日本放送(現・CBCラジオ)より5時間半遅れているため、単独ではCBCラジオが日本初の民間放送として扱われる。ただし日付上は同日の開局であるために、両者併記されることもある。当時のキャッチフレーズは「あなたの民間放送」であった。

テレビ放送の開始編集

 
毎日新聞大阪本社旧社屋(毎日大阪会館)跡地 ここにかつて毎日放送の社屋もあった。現在は跡地にエルセラーン化粧品が運営するホテルが建っている

1956年(昭和31年)12月1日、朝日放送(現・朝日放送グループホールディングス)・朝日新聞社毎日新聞社(新日本放送の大株主)と合弁で大阪テレビ放送株式会社おおさかテレビほうそう 略称 OTV、JOBX-TV 6ch)を設立してテレビ放送に参入した。 その後、大阪地区ではもう1つテレビチャンネルが割り当てられ、ともに独自のテレビ局を持ちたい朝日放送と新日本放送は、別々に免許を申請。競願の結果、朝日放送は大阪テレビ放送と合併する事となり、新日本放送は1958年(昭和33年)6月1日に商号を「株式会社毎日放送」(まいにちほうそう、略称・MBS)に改め、大阪テレビ放送から資本と役員を引き揚げ、テレビ開局の為の人員の移籍を行い、1959年(昭和34年)3月1日に「毎日放送」としてテレビ放送を開始した。開局当初はフジテレビと日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日)のクロスネットであったが、翌年に日本教育テレビに一本化された。テレビスタジオは、大阪市北区堂島の毎日大阪会館南館12階にあった。

キー局が教育専門局、なおかつ、当時のNET系列の純粋なフルネットはMBSだけ[注 12]であり、営業面や報道面など様々なハンデを背負いながらMBSのテレビ部門は発足し、毎日大阪会館南館に設けられたスタジオも小さい上に狭く、使い勝手が悪かった(Aスタジオ175m2、Bスタジオ100m2、Cスタジオ170m2と3つのスタジオがあった)。しかしMBSはこうしたスタジオ事情を逆手に取り、難波南街会館からの『番頭はんと丁稚どん』やうめだ花月劇場からの吉本新喜劇中継(現在の『よしもと新喜劇』)などの外部公開収録番組が生み出された。

クロスネット局化と腸捻転の解消編集

1960年日本万国博覧会1970年開催)の開催地に内定していた大阪府吹田市千里丘陵に、2階建ての近代的なテレビとラジオの総合スタジオ「千里丘放送センター」を開設、弱小局であるNETとネットを組んだ事を逆手に取って「自らキー局となって発展する」将来展望を見据えて設計され、在京キー局に勝るとも劣らない規模と設備を誇った。千里丘移転後も登記上の本社と営業の部署は堂島に残り、堂島の毎日新聞大阪本社内にニュースデスクを開設。

1968年には日本科学技術振興財団が運営していた東京の民放テレビ局・東京12チャンネルが事実上破綻したため、再建策として設立された同局のテレビ番組制作を行う株式会社東京十二チャンネルプロダクション(現在の株式会社テレビ東京)に資本参加。1969年10月より東京12チャンネルともネットワーク関係を樹立し、クロスネット局となる。

1975年3月31日、いわゆる「腸捻転」が朝日新聞社に問題視されたことでテレビネットワークを整理することとなり、これまでのNETテレビと東京12チャンネルのクロスネットから、TBS系列の準キー局に鞍替えした。ニュース系列もANNを脱退し、JNNに加盟。朝日放送に代わって「五社連盟」に参加した。

ただし、ネットチェンジ後も毎日放送は東京12チャンネルの経営に継続して参加し、ネットチェンジ前からネットしていた東京12チャンネル制作の番組(『大江戸捜査網』、『プレイガールQ』、『人に歴史あり』など)を番組購入の形に切り替え遅れネットで継続させ、MBSに取って代わる近畿地区のTX系列局(現在のテレビ大阪)開局の支援も行った。

認定放送持株会社の設立からラジオ放送事業の分社化へ編集

インターネットスマートフォンなどの普及で日本の放送業界をめぐる環境が変化していることを背景に、毎日放送(以下「旧社」と略記)では、2016年(平成28年)7月28日に認定放送持株会社へ移行する計画を発表。持株会社の分割準備会社として、同日付で「毎日放送分割準備株式会社」を設立した。

2017年(平成29年)4月1日に、毎日放送(旧社)は「株式会社MBSメディアホールディングス」に商号を変更したうえで、認定放送持株会社に移行。毎日放送分割準備株式会社は、同日付で商号を「(新)株式会社毎日放送」(以下「新社」と略記)へ改めたうえで、旧社から放送免許・放送事業などの現業部門を承継した。日本の民放局が認定放送持株会社を設立した事例は、全国で8社目、JNNへの加盟局では東京放送ホールディングス(現在のTBSホールディングス)中部日本放送(CBC)・RKB毎日ホールディングスに次いで3社目、在阪の準基幹局では初めてであった。

認定放送持株会社移行後も「ラジオ(放送事業)とテレビ(放送事業)を兼営するからこそできたことがあるので、(今後も両事業の間で)シナジー(効果)を生み出すことが大事」との姿勢から、新・毎日放送への事業承継後もラジオとテレビの兼営体制を維持してきた[22]。しかし、ラジオ放送事業の経営環境は年々厳しさを増していた。

その一方で、事業承継後に日本国内で大規模な自然災害(大阪府北部地震など)が相次いでいることや、2020年(令和2年)の初頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大していることなどを背景に、「詳細な地域情報を(リスナーに)提供する身近なメディア」としてのラジオの価値は見直されつつある。さらに、2010年代以降は、radikoFM補完放送(ワイドFM)を通じてメディアとしての可能性が拡大の一途をたどっている。

新・毎日放送では、以上の動向を総合的に勘案した結果、「変化に機敏に対応しながら、毎日放送ラジオが将来にわたって発展していくには、独立した会社として迅速な経営判断と機動的な業務執行を実現させることが必要で、自主独立の精神が高まることによって新しいビジネスを生み出すことも可能」「認定放送持ち株会社体制へ移行してからの3年間にグループ会社との連携を強めるなかで、『会社は別でもグループ内でシナジーを生んでいくことは十分に可能』という手応えをつかめた」と判断[23]。2020年5月28日に、自社とMBSメディアホールディングスの取締役会で以下の方針を決議した。

  • 新・毎日放送のラジオ放送事業とテレビ放送事業および、総務省からの認可の下で保有しているラジオ・テレビ放送免許を、吸収分割方式によって2021年(令和3年)10月1日付で別々の会社に承継させる。
  • テレビ放送事業については、2021年(令和3年)10月1日以降も、新・毎日放送がテレビ放送免許とともに保有する。ただし、テレビ放送専門の事業会社(テレビ単営局)へ移行することに伴って、同日付で商号およびコールサインを変更する。
  • ラジオ放送事業については、毎日放送ラジオ分割準備株式会社 [24](MBSメディアホールディングスが全額を出資する分割準備会社)を2020年5月28日付で設立。吸収分割契約の締結(同年11月)、放送免許の承継などに関する許認可(2021年9月)などを経て、2021年10月1日付でラジオ放送免許と共に分割準備会社へ承継させるとともに、同日付で分割準備会社の商号を変更する[25]

もっとも、新・毎日放送では、この計画を発表後に事業承継の前倒しを改めて検討。「長期的な経済環境の悪化が予測される状況で、今後のラジオ事業の在り方を早急に固めながら(経済環境の悪化に向けて)対策を立てていく必要がある」との認識の下で、「独立した新しい会社で2021年秋の改編に向けて準備するのが相応しい」との判断に至ったため、事業承継の期日を当初の計画より半年早い2021年(令和3年)4月1日に繰り上げた[26]。また、同日付で分割準備会社の商号を「株式会社MBSラジオ」に変更することも決定。新・毎日放送については、ラジオ放送事業の分離後も「株式会社毎日放送」という商号を引き続き使用する[注 13]ほか、アナウンスセンターなどの関連部署を残すことになった[27]

そして、2021年(令和3年)4月1日、ラジオ放送免許とラジオ放送事業を株式会社MBSラジオに承継。これにより、日本の広域圏(近畿広域圏、関東広域圏中京広域圏)でテレビ放送事業を運営する民間放送事業者がすべてテレビ単営局になり[注 14]、近畿地方でテレビ・ラジオ放送事業を兼営する民間放送事業者が京都放送(KBS京都=本来の放送対象地域はテレビ:京都府、ラジオ:京都府・滋賀県)のみになった。

なお、新・毎日放送ではテレビ単営局への移行を機に、デジタルテレビ放送のコールサインをJOOR-DTVからJOOY-DTVに変更。2021年(令和3年)3月31日23時59分45秒から4月1日0時00分15秒にかけて、『らいよんチャンネル』(本来は兼営局時代から放送している番宣番組)を特別に編成したうえで、河田直也アナウンサーが『よんチャンTV』(同月29日からメインパーソナリティを務める平日夕方の報道・情報番組)のスタジオで収録された映像を通じてコールサインの変更を告知した。その一方で、新・毎日放送の主催イベントや運営事業(住宅展示場など)に関するCMをMBSラジオで放送する場合には、主催社の名義を毎日放送から「MBSテレビ」に変更している。

年表編集

 
2011年8月まで使用されたロゴ。現在も一部に限り継続使用され、ミリカセンター、ベリカード、デジタル放送のSTLパラボラ、子会社などは現在も使用。
  • 2014年(平成26年)4月4日 - 午前1179[注 25]秒に、本社「B館」がグランドオープン。このオープンを機に、「あらためまして、MBS」というキャッチフレーズを使用。
  • 2015年(平成27年)4月20日 - 本社B館にマスターを移転更新し、災害時でも確実に放送を継続できるように対応した新しい主調整室(マスター)の運用を開始(NEC製)。
  • 2016年(平成28年)
    • 3月19日 - この日の正午放送の在阪3局共同制作特別番組『ほんまもんのワイドFMをハッキリ愛して』より、朝日放送ラジオ・ラジオ大阪と共に、奈良県生駒市の生駒山にある生駒FM補完中継局からFM補完放送(ワイドFM、90.6MHz)を開始[28]
    • 7月28日 - 認定放送持株会社に移行する計画であると発表、同日付で分割準備会社である「毎日放送分割準備株式会社」を設立[29]
    • 9月 - 在阪の放送事業者では初めて、気象庁から予報業務許可事業者としての実施許可を受けた(許可第202号)[30]。この許可によって、近畿地方などを対象に、毎日放送が独自に調査した天気予報(ピンポイント予報など)をテレビ・ラジオ番組で放送できるようになった[31]
    • 9月6日 - 同月1日にラジオの本放送開始65周年を迎えたことから、ワイドFMの周波数 (90.6MHz) にちなんで、9月6日を「MBSラジオの日」にすることを発表。日本記念日協会に申請したところ、記念日として正式に認定されたため、この日に放送された『ありがとう浜村淳です』内で登録証の授与式が催された。放送局によるワイドFM用周波数にちなんだ記念日の登録・認定は日本初の事例で、AM用周波数にちなんだ記念日を含めても、文化放送・ニッポン放送に次ぐものである[32]。また、当時と同じ阪急百貨店うめだ本店屋上に、「民間放送誕生の地」記念プレートを設置。
    • 10月 - 開局65周年を記念した特別企画として、13日から16日までの期間に、クルーズ客船ぱしふぃっくびいなす」のチャーターによる有料のスペシャルツアー「MBSプロデュース 豪華客船 神戸発着3泊4日の旅『ドリームズ・カム・クルーズ』」を開催。船上では、テレビ番組(『ちちんぷいぷい』『せやねん!』)・ラジオ番組(『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』『ヤマヒロのぴかいちラジオ』)向けの生中継や、テレビ・ラジオのレギュラー番組(『プレバト!!』『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』)からの派生企画などのイベントを連日実施した。最終目的地の屋久島に到着した15日には、『あっぱれ!屋久島ツアー 神秘の島でパワーをもらっちゃおうスペシャル』(系列局・南日本放送とのコラボレーションによる開局65周年特別番組)を同局と同時に生放送(11:58 - 12:54)[注 26]。また、近藤光史(元・アナウンサーで『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』パーソナリティ)や山中真アナウンサーの案内によるオプショナルツアーを開催した。
  • 2017年(平成29年)
    • 1月6日 - 前年9月に気象庁から気象予報業務の実施許可を受けたことを背景に、この日放送の『ちちんぷいぷい』から、毎日放送の独自調査による「ピンポイント天気予報」(特定の地点に向けた天気予報)の放送を開始。同年9月29日まで、毎週金曜日の第2部(関西ローカルパート)エンディングで放送していた。
    • 4月1日 - 放送法などの手続や総務大臣の認可などを経て、同日付で(旧)毎日放送の商号を「MBSメディアホールディングス」に変更。全国で8社目、在阪準キー局では初めて放送持株会社体制へ移行した。また、分割準備会社である毎日放送分割準備に放送事業などを承継させたうえで、「(新)毎日放送」(以下「新社」と略記)を発足。新社ではテレビ放送事業とラジオ放送事業を分割せず、従来のラ・テ兼営体制を維持する[29]ほか、旧社に所属していたアナウンサーや番組スタッフも新社に自動転籍したうえで引き続き勤務している。
    • 4月3日 - テレビの『ちちんぷいぷい』に続いて、ラジオの平日生ワイド番組『松井愛のすこ〜し愛して♥』『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』や、ラジオのプロ野球中継『MBSベースボールパーク』(阪神甲子園球場から阪神タイガースの主催試合を中継する場合)でも毎日放送の独自観測に基づく天気予報のレギュラー放送を開始。
  • 2018年(平成30年)7月29日 -(28日深夜)午前3時半頃〜午前6時10分まで、台風12号の影響で高石ラジオ送信所に落雷があり、約2時間半中波での放送が停止した。落雷による放送停止は同社が1951年にラジオ放送を開始して以来初めて。茶屋町の本社にある予備送信所を使用して代替放送したが、出力が1kWなため電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったと見られる[33]。なおFM補完中継局やradikoでの放送に異常は無かった。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 1月8日(7日深夜) - 対話型ヒューマノイドロボット「CommU(コミュー)」3体(せんた・れふた・らいた)が人間の悩みに答えるテレビ番組『ロボロボ』を、この日からレギュラーで放送。石黒浩大阪大学特別教授)を初めとするロボット工学の研究者と毎日放送による産学連携プロジェクトに沿った共同研究実験(番組表上の略称は「阪大MBS」)の一環で、人間が一切登場しない代わりに、ロボットだけで進行するテレビのレギュラー番組は日本の放送局で初めてとされる[34]
    • 1月28日 - 本社M館の2階に新装された「ライブセンター」の運用を、この日の『ちちんぷいぷい』の生放送から開始。
    • 4月1日 - 『ちちんぷいぷい』のレギュラー放送枠を番組史上最短の1時間54分(13:55 - 15:49)まで短縮したうえで、同日から全編を同時ネット番組として放送。また、同番組の関西ローカルパートと『VOICE』の放送枠を統合したうえで、平日の15:49 - 19:00で総合情報番組『ミント!』の放送を開始。
    • 7月16日 - 千里丘ミリカセンターが閉鎖[1]
    • 11月1日 - 「日本一早い2025大阪万博応援番組」と銘打ったラジオ番組『ばんぱく宣言 われら21世紀少年団』を、この日から2025年(令和7年)までの6年間にわたってレギュラーで放送。
  • 2020年(令和2年)4月 - 年頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大していることへの対応策として、テレビ・ラジオ番組の制作・放送体制を平時から大幅に変更。その一方で、テレビ制作局のプロデューサー時代に『ちちんぷいぷい』などの番組を立ち上げた岡田公伸取締役が、感染に伴う心筋症のため9日に60歳で急逝した。以上の事態を受けて、20日(月曜日)からは、同番組と『ミント!』の放送枠を暫定的に統合。『おうちにいようよ ちちんぷいぷい&ミント!』(5月最終週のみ『あしたのために ちちんぷいぷい&ミント!』)というタイトルで、5月29日(金曜日)まで放送している。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月14日 - 『ありがとう浜村淳です』に第1回から(放送休止期間や休暇期間を除いて)出演を続けてきたパーソナリティの浜村淳(当時86歳)が、検査入院を理由に、同番組を初めて完全に休演。前日(13日:水曜日)の出演後に受けた定期検診で脳内の血管にごく小さな梗塞が見付かったことに伴う入院で、15日(金曜日)放送分にも出演を見合わせたが、16日放送分の土曜版(『ありがとう浜村淳です土曜日です』)に電話で出演。18日(月曜日)放送分からスタジオに復帰した。
    • 3月5日 - 新型コロナウイルス感染拡大の影響で毎日放送グループ全体の収益が急速に悪化していることなどを背景に、「Newsミント!」を除く『ミント!』の関西ローカルパートの放送をこの日で終了[35]。「Newsミント!」については、『VOICE』と同様の単独番組として、8日(月曜日)以降も26日(金曜日)まで放送した。
    • 3月10日 - 株式会社毎日放送が保有するラジオの中波(AM)放送と超短波(FM)補完放送の免許を、4月1日付で「毎日放送ラジオ分割準備株式会社」が承継することについて、総務省が武田良太総務大臣(当時)の名で許可[36]
    • 3月12日 - 『ミント!』と同様の事情で、『ちちんぷいぷい』の放送をこの日で終了。関西地方における放送期間はおよそ21年半、放送回数は5,115回であった。
    • 4月1日 - 毎日放送(新社)が保有するラジオ放送事業とラジオ放送免許を、吸収分割方式で毎日放送ラジオ分割準備株式会社[37](MBSメディアホールディングスの全額出資で2020年5月28日に設立)へ承継[38][39]。毎日放送ラジオ分割準備会社は、商号を「株式会社MBSラジオ」に変更した。毎日放送(新社)については、テレビ放送事業とテレビ放送免許を保有するテレビ単営局として、「株式会社毎日放送」という商号を引き続き使用[35]。その一方で、デジタルテレビ放送のコールサインを、JOOR-DTVからJOOY-DTVに変更した[40]。このため、毎日放送(新社)では、変更時刻の前後(0:00)に『らいよんチャンネル』(番宣番組)を編成。『よんチャンTV』のスタジオセットで収録された映像を通じて、同番組MCの河田直也アナウンサーが変更を告知した。
    • 7月23日 - 新日本放送の設立へ尽力した後に、毎日放送で社長などを歴任した高橋信三の遺志に沿って1993年(平成5年)5月に設立された公益信託高橋信三記念放送文化振興基金が、放送関連の活動に対する助成金の2021年(令和3)度交付式を大阪市内で開催。この基金では助成の公募・選考と助成金の給付を1993(平成5)年度から29年間続けてきたが、2021(令和3)年度で終了した。
    • 10月 - 毎日放送と株式会社MBSラジオが、「TEAM EXPO 2025」(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会がSDGsの達成と同年の大阪・関西万博開催に向けて展開しているプログラム)の「共創パートナー」として登録[41]
  • 2022年(令和4年)4月11日 - TVerTBS系列全国ネット番組のリアルタイム配信がこの日の19:00から始まることに伴って、22:00から放送の『100%!アピールちゃん』を皮切りに、『プレバト!!』『日曜日の初耳学』(いずれも東京支社の制作でゴールデンタイムに放送中の全国ネット番組)のリアルタイム配信を順次開始[42]

社史・記念誌編集

新日本放送時代に発行した1冊も入れて、以下の6冊を発行している(2021年11月時点)。

  • NJBの四年(新日本放送株式会社・編) 1954年発行、108ページ[43]
  • 毎日放送十年史(毎日放送株式会社・編) 1961年12月15日発行、284ページ[44][45]
  • 毎日放送の40年(毎日放送40年史編纂室・編) 1991年9月発行、697ページ[46]
  • 毎日放送の40年・資料編(毎日放送40年史編纂室・編) 1991年9月発行、382ページ[47]
  • 毎日放送50年史(毎日放送50年史編纂委員会事務局・編) 2001年9月発行、519ページ。
  • 毎日放送70年史(毎日放送70年史編纂委員会事務局・編) 2021年9月発行、

在京局との関係編集

腸捻転時代のNETテレビ(現:テレビ朝日)との関係編集

腸捻転時代にキー局だったNETテレビ(現:テレビ朝日)とは、しばしば番組編成や内容を巡る衝突が起きていたという。その典型的な例が『23時ショー』打ち切り事件で、他にも『ヤングおー!おー!』打ち切り、『大正テレビ寄席サモン日曜お笑い劇場』相互打ち切りなど実際の番組編成にまで響いたケースがある。

ただ、NETテレビが主導した教育・教養番組専門のネットワーク民間放送教育協会(民教協)を通じた両局の関係は、ネットチェンジ後も続いた。1992年(平成4年)3月末にTBS系列の団結などを理由に民教協を脱退したが[48]、それまでは『親の目・子の目』などの民教協制作番組について引き続きテレビ朝日からの送り出しを受け、『親の目』では持ち回りの発局となることもあった。

腸捻転時代の東京12チャンネル(現・テレビ東京)との関係編集

テレビ東京は同社設立以来[注 27]、毎日放送が大株主の一角に加わっており、1969年10月1日より1975年3月30日まで相互ネットを行っていた。そのため、毎日放送は東京12チャンネルを買収して、局名も「東京毎日放送」に変更、新テレビネットワークを構築する計画もあったが[注 28]、腸捻転解消に向けて奔走していた毎日新聞社やTBSを始め、郵政省自由民主党といった政界からも猛反発を受けたため、この計画は頓挫した[注 29][49]。東阪間のネットチェンジに伴い、東京12チャンネルとの相互ネットも解消されたが、それ以降も番組販売の関係は1982年3月1日のテレビ大阪開局まで続いた[注 30]

これらの経緯から、現在もMBSはテレビ東京の大株主であり[注 31]アニメドキュメンタリー番組の制作を得意とし、コーポレートカラーが青と赤でロゴのカラーに緑色を採用するなど[注 32]、系列外となった現在でも両局には共通点が多く残っている。なお、毎日放送の現在のキー局であるTBSテレビはテレビ東京と共同で有料動画配信サービス「Paravi」を運営しており、同サービスでは毎日放送制作番組も一部配信が行われているほか、運営会社にはMBSメディアホールディングスも出資している。

ネットチェンジ後のTBSテレビとの関係編集

腸捻転時代、毎日放送は朝日放送よりも多くの全国ネット番組を抱えていたことから、ネットチェンジを前にした事前協議では、それらの製作・放送枠確保をめぐりTBSテレビとの調整が難航した末に、一部の番組や主催スポーツイベントを打ち切らざるを得なくなった。このような背景もあり、NET系時代にキー局志向を持ち、在京局と対等に亘り合っていた毎日放送と、「民放の雄」という意識が強く、毎日放送との関係を主従関係と捉えたTBSテレビとの間には次第に齟齬が生じるようになった。

両社の不仲を象徴する出来事として、例えば、鎌田正明は『週刊現代』にて全国ネットレベルの特ダネがTBSに横取りされてしまったことを証言している。鎌田は地球温暖化の原因とされるフロンガスの問題にいち早く着目したものの、JNNの全国ニュース取材に対する仕組み[注 33]を理由にTBSが事実上「召し上げ」てしまったと述べた。鎌田らMBS報道局のスタッフはTBSに抗議したものの、TBS報道局のデスクは「お前らは素材を上げていればいいんだよ!!」と言い放ったという[50]。また、TBS・MBSの双方の番組に多数出演している明石家さんまは、関西テレビ『さんまのまんま[注 34]にて『(他の在阪局におけるキー局との不仲ぶりを挙げながら)TBSとMBSの関係が特に酷い』と漏らしている[51]

このような関係性が影響してか、TBSテレビでネットされる毎日放送製作のローカル番組は、腸捻転解消時に東京12チャンネルから移行した『仁鶴・たか子の夫婦往来』、2000年代以降の『よゐこ部』や『ロケみつ〜ロケ×ロケ×ロケ〜』のレギュラー放送など一部に限られる。2009年4月からは、関西ローカルで平日の午後に放送されていた『ちちんぷいぷい』を、金曜日のみTBSテレビが逆ネット方式で放送開始したが、「関西ローカル時代の内容を変えずに放送する」というポリシーが貫かれたため、TBSテレビでのネットはたったの4ヶ月間にとどまった。また、TBSテレビ製作の深夜番組が毎日放送で同時・遅れネットされることも比較的少なく、深夜アニメに関してはサンテレビなど関西圏の独立放送局に回す場合もある。

こうした不仲説が囁かれる一方で、TBSグループ・MBSグループの経営陣は当初から互いに企業間の連携を重視していたため、編成・報道などの現場と異なり対立が少なかった。また、それぞれに関連する制作・技術会社は相互協力をしばしば行っていた。

TBSも『TBS50年史』で、「TBSは、ABCと信頼関係を築きスムーズに連携してきただけに、異なる道を切り開いてきたMBSとの連携は、双方にとって勝手が違い、短期間に折り合うのは困難だった」「実務者の協議では、TBS側はできるだけこれまでの枠や編成表を守りたい、MBS側はそれまでNETに対して送り出していた番組枠を確保したいと、正面からぶつかることとなった。時に激しい言葉が飛び交い、つかみかからんばかりの議論があったという」とネットチェンジの際に、短期間で関係を築くことが困難だったことを記述している。またMBSとの関係についても、「新しく組んだTBSとMBSは、ネットワーク運営のルールや用語、仕事の進め方、さらには社員の気風まで違っていた。そこには、JNNのリーダーとしてヒット番組を数多く持ったTBSの自負と、NETとのネットワークにおいて準キー局として発言力も強く、ネット番組制作の実績も持つMBSの自負との微妙な衝突があったといえよう。両者はその後率直な議論と協調の努力を積み重ね、相違点を1つ1つ克服し、手を携えてJNNの発展を目指している」と記述しており、互いの組織の成り立ちの違いによる対立・衝突があったことと、その中でJNNの発展のために相互に協力・努力していることを認めている。

近年はTBSテレビ制作の番組や主催イベントを積極的に宣伝し、TBSテレビと共同で制作する番組が増加している。本社のある大阪市内で2007年8月に開催された世界陸上大阪大会では、競技などの中継や関連番組をTBSテレビと共同で制作。毎日放送からも、実況などで3名のアナウンサーが登場した。さらに、2010年10月から2012年9月までは音楽トークバラエティ番組『EXILE魂』を日曜22時台で、2011年(平成23年)10月から2021年3月まではトーク番組『サワコの朝』を土曜朝7時台後半で、いずれもTBSテレビと共同制作の形で放送しており[注 35]、東京支社が制作する『プレバト!!』では、2017年8月から「TBS系人気番組対抗戦」(TBSテレビ制作の新番組・レギュラー番組出演者が登場する「才能査定ランキング」の番組対抗戦)を改編期に実施している。

もっとも、TBSテレビが制作する番組の同時ネットに充てる時間帯は年々拡大している。2008年10月6日から2009年3月までは『2時っチャオ!』(本来はTBSテレビと一部系列局でしか放送していなかった)の14時台のみの同時ネットを実施し、2021年3月15日からは『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-[注 36][注 37](CBCテレビ制作)の同時ネットに踏み切った[注 38]他、『よんチャンTV』が特別編成による短縮版放送または年末編成で全編休止とする日には『Nスタ』16・17時台の臨時ネットも不定期で行っている。しかし、その一方で『王様のブランチ』などの一部未ネットの番組も存在している。

その他在京局との関係編集

フジテレビとは、高橋信三鹿内信隆との親交関係や、ラジオでのニッポン放送文化放送との結びつきから、開局当初ネットワークを組むことを考慮していたという。実際、本放送開始当初はフジテレビからの番組が毎日放送へも流れ(『チエミのかわら版太平記』などのフィルム番組が12本)、また逆に毎日放送制作の番組をフジにネットすることもあった(鉄腕アトム (実写版)など)。

最近では、フジテレビが製作局となった深夜アニメ刀語』に毎日放送が企画協力で参加し、他系列ながら2010年(平成22年)1月期に放送している[注 39]

日本テレビとの関係は、1959年のプロ野球日本シリーズ中継を共同制作・放送した実績があるなど、一部には親密といわれており、1996年(平成8年)に発覚したTBSビデオ問題を巡る報道で日本テレビとTBSテレビの関係が険悪になった時も、毎日放送と日本テレビの関係は維持された。[要検証]

送信所・中継局編集

親局編集

 
JNN系列のリモコンキーID地図
地図上で青が塗られている地域ではID4である。

中継局編集

  • 大阪府
    • 柏原 16ch
    • 枚方尊延寺 45ch(垂直偏波)
    • 河内長野寺元 38ch
    • 河内長野清見台 38ch(垂直偏波)
    • 天見 16ch(垂直偏波)
    • 深日 16ch
    • 能勢 16ch
    • 西能勢 16ch
  • 奈良県
    • 生駒あすか野 33ch(垂直偏波)
    • 桜井慈恩寺 16ch(垂直偏波)
    • 栃原 39ch
    • 五條丹原 16ch(垂直偏波)
    • 三郷立野 42ch(垂直偏波)
    • 三郷南畑 42ch
  • 滋賀県
    • 大津 16ch
    • 大津石山 44ch
    • 大津比叡平 39ch(垂直偏波)
    • 葛川貫井 16ch
    • 葛川細川上 16ch
    • 葛川細川下 16ch
    • 甲賀 16ch
    • 甲賀大原 28ch
    • 甲西岩根 44ch
    • 土山鮎河 16ch
    • 土山大河原 16ch(垂直偏波)
    • 日野鎌掛 16ch(垂直偏波)
    • 信楽 44ch
    • 彦根 16ch
    • 高月高野 40ch(垂直偏波)
    • マキノ海津 40ch(垂直偏波)
  • 京都府
  • 兵庫県
    • 神戸 16ch
    • 神戸灘 48ch
    • 神戸住吉川 16ch
    • 神戸楠谷 16ch
    • 神戸高座 16ch
    • 神戸長田 37ch
    • 神戸明泉寺 37ch
    • 神戸妙法寺 37ch
    • 神戸兵庫 16ch
    • 明石朝霧 16ch
    • 北淡垂水 16ch(垂直偏波)
    • 西宮山口 16ch
    • 宝塚玉瀬 38ch(垂直偏波)
    • 宝塚中山台 49ch(垂直偏波)
    • 猪名川 38ch
    • 川西けやき坂 16ch
    • 川西一ノ鳥居 16ch
    • 川西湯山台 38ch
    • 三木 16ch(垂直偏波)
    • 三木志染 16ch
    • 龍野 16ch
    • 揖保川ひばりケ丘 16ch(垂直偏波)
    • 姫路 16ch
    • 姫路西 16ch(垂直偏波)
    • 姫路西脇 16ch
    • 姫路石倉 16ch(垂直偏波)
    • 姫路出屋敷 16ch(垂直偏波)
    • 赤穂 16ch(垂直偏波)
    • 赤穂高雄 42ch
    • 西脇 16ch
    • 西脇合山 46ch
    • 和田山 16ch(垂直偏波)
    • 城崎 16ch
    • 日高 27ch
    • 竹野 27ch
    • 豊岡戸牧 16ch(垂直偏波)
    • 豊岡西戸牧 40ch(垂直偏波)
    • 豊岡江野 40ch(垂直偏波)
    • 豊岡栄 16ch(垂直偏波)
    • 豊岡高屋 16ch(垂直偏波)
    • 出石町分 16ch
    • 香住 16ch
    • 村岡高津 16ch
    • 浜坂 40ch
    • 篠山 16ch
    • 篠山浜谷 16ch(垂直偏波)
    • 篠山福井 16ch
    • 丹南当野 16ch
    • 丹南古市 16ch(垂直偏波)
    • 今田新田 16ch(垂直偏波)
    • 氷上 16ch
    • 青垣 32ch
    • 市島 32ch
    • 柏原東奥 27ch
    • 相生 16ch
    • 相生若狭野 16ch
    • 相生佐方 16ch
    • 相生大谷 42ch
    • 相生鰯浜 16ch
    • 山崎 21ch
    • 一宮安積 42ch
    • 福崎 16ch
    • 神河 42ch
    • 市川東川辺 16ch(垂直偏波)
    • 佐用 42ch
    • 八鹿 27ch(垂直偏波)
    • 南淡 16ch(垂直偏波)
  • 和歌山県
    • 和歌山 16ch
    • 海南 16ch
    • 下津 16ch
    • 海南小野田 16ch(垂直偏波)
    • 海南小野田南 39ch
    • 海南木津 39ch(垂直偏波)
    • 海南大谷 16ch(垂直偏波)
    • 下津大崎 16ch(垂直偏波)
    • 下津西ノ浦 29ch(垂直偏波)
    • 紀ノ川 16ch(垂直偏波)
    • 貴志川丸栖 25ch(垂直偏波)
    • 粉河秋葉下 25ch(垂直偏波)
    • 野上緑ケ丘 16ch
    • 橋本 42ch(垂直偏波)
    • 橋本柱本 42ch(垂直偏波)
    • 高野山 39ch
    • 高野山東 42ch
    • 有田 16ch
    • 吉備 16ch
    • 印南 39ch
    • 印南切目 39ch
    • 美浜三尾 16ch
    • 由良 39ch
    • 御坊 47ch
    • 御坊富安 16ch(垂直偏波)
    • 田辺 47ch
    • 白浜庄川 47ch(垂直偏波)
    • 田辺北 47ch
    • 南部川 40ch
    • 上富田生馬 47ch(垂直偏波)
    • 串本 16ch
    • 新宮 16ch

廃局編集

  • 大阪府
    • 泉南金熊寺
  • 奈良県
    • 室生無山
    • 吉野
    • 大淀佐名伝
  • 滋賀県
    • 甲西妙感寺
    • 八日市鳴谷
    • 永源寺甲津畑
    • 多賀四手
    • 朽木葛川
  • 京都府
    • 丹波豊田
    • 網野浜詰
  • 兵庫県
    • 神戸鉢伏(SHFチャンネル)
    • 神戸舞子(SHFチャンネル)
    • 川西黒川
    • 川西湯山台
    • 吉川上荒川
    • 篠山後川上
    • 篠山後川中
    • 今田市原
    • 多可中町
    • 姫路広畑
    • 姫路八重畑
    • 姫路塩崎
    • 洲本宇山
    • 淡路三原
  • 和歌山県
    • 田辺下万呂
    • 田辺中万呂
    • 新宮佐野

チャンネル番号について編集

大阪地区のアナログテレビ放送の第4chは元々NHK大阪放送局総合テレビで使用していた。既に開局していた大阪テレビ放送(OTV)(現・朝日放送テレビ。6ch)、既に設立されていた大関西テレビ放送(現・関西テレビ放送。8ch)に続く大阪地区に割り当てられた民放3・4波目のチャンネルを巡り、大阪讀賣新聞系の新大阪テレビ放送(NOTV)(開局直前に讀賣テレビ放送(YTV)に改称)、近畿教育文化テレビ及び関西教育文化放送と競願になり事態が硬直した際、NOTV側は兵庫県姫路地区のNHK向けに割り当てられていた第2chを大阪地区へ持ってくることを提案。これが通って第2chはNHK大阪(アナログ総合)に割り当てられることになり、更に大阪地区には民放へ2波、第4chと第10chが準教育局として免許を与えられることになった。

しかし教育専門局2社の処遇を巡り、当時郵政大臣であった田中角栄がMBS・NOTVにそれぞれ合併するよう示唆したのに対し、NOTVが断固拒否した。次いで教育2社が合併してMBS・NOTVのいずれかと合併することとなり、押し付けあった挙句MBSは第4chの獲得を条件に教育局と合併することを呑み、NOTVはキー局の日本テレビ(NTV)(東京地区を含む関東広域圏)と同じ第4chを断念する代わりに単独開局の道を選んだ。このことが腸捻転解消までの東京地区と大阪地区でNTVNETでチャンネル番号が系列ベースで逆転することとなった[注 41]。腸捻転解消後はさらにTBS系もチャンネル番号が異なることとなり、東京地区と大阪地区でチャンネル番号が一致するのはフジテレビ系のみとなった。

MBSが第4chを選択した理由は、当時テレビ受像器の多くのチューナーが6chまでしかないのが多く、端の番号に当たる第10chは営業政策上不利といわれたことと、従来NHKテレビが使用していたために視聴者になじみがあったことによるもの。

開局以降、MBSは「4マーク」[注 42]を導入する等で4を強調していた。腸捻転ネットワークが解消された1975年4月改編ではザ・ドリフターズを起用した「4月から4チャンネルだヨ!全員集合!!(以下、全員集合という)」のキャッチコピーを用いていた。こうして、「4チャンネル」が定着していたこともあり、デジタルテレビ放送のリモコンキーIDも「4」になった(他の在阪広域局も揃ってアナログと同じリモコンキーIDを使用)。

リモコンキーIDの「4」はほかに、福岡県RKB毎日放送が同様の理由で「4」が使われる。またMBS・RKB以外のJNN系列局のリモコンキーIDはHBCTBCMBCが「1」、RCCtysNBCRKKOBSRBCが「3」、CBCが「5」、その他16局はTBSキー局)・IBCMROのアナログ放送チャンネルと同じ「6」が使用される。

なおリモコンキーIDの「4」は原則として多くの日本テレビ系列が使用しているが、同じ在阪広域局及び日本テレビ系列の準キー局の讀賣テレビ放送のリモコンキーIDはアナログ放送チャンネルの親局と同じ「10」を使用される。

区域外再放送編集

以下のケーブルテレビ(CATV)局では、MBSテレビが再放送されている。なお、徳島県では区域外再放送がすべてのケーブルテレビ局[注 43]で開始された(MBS側が同意したため。在阪広域民放局での地上デジタル放送による区域外再放送同意はMBSが初である)。徳島県は地上波系列局が1局(NNN/NNS系列の四国放送)しかないので、いわゆる区域外再放送の特例が認められている。

太字で記したCATV局は、リモコンキーID4で再放送されている局である。

アナログ放送概要編集

(2011年7月24日停波時点)

親局編集

中継局編集

2府4県約200か所の中継局が設置され中継局経由で視聴する場合でも4にプリセットされ視聴されていた。 ここでは5万人以上市の中心部を放送エリアに含む中継局または出力50w以上の中継局を抜粋する

  • 31ch 神戸
  • 33ch 亀岡 宮津 五條 香住
  • 34ch 三木
  • 36ch 大津 新宮
  • 42ch 和歌山
  • 53ch 舞鶴 北淡垂水 御坊
  • 54ch 彦根 山科 福知山 神戸灘 姫路 城崎 田辺
  • 55ch 西宮山口

時刻表示編集

平日編集

  • 未明の『TBS NEWS』開始時 - 9:55・15:40 - 19:00
    • THE TIME'』『THE TIME,』『ラヴィット!』ではCM中を除きTBSテレビ準拠の各番組仕様のカスタムフォントで、『よんチャンTV』ではCM中を除いて同番組仕様の番組ロゴ入りカスタムフォントで表示(ただし、後者ではCM中は表示オフとなるほか、『Nスタ』を同時ネットする17:50 - 18:15の間は「4Chan TV」と書かれた部分が外される)。

土曜日編集

  • 未明の『TBS NEWS』開始時 - 9:24.30

日曜日編集

  • 未明の『TBS NEWS』開始時 - 9:52.45

情報カメラ設置ポイント編集

厳密には毎日放送の放送対象外地域だが、県内の民放テレビ局がJNNに加盟していない福井徳島両県でも、毎日放送の番組を地上波やケーブルテレビなどで視聴できるエリア(徳島県の徳島空港や福井県嶺南)にカメラを常設している。

マスコットキャラクター編集

在阪テレビ局各局はそれぞれ独自の名物マスコットキャラクターを輩出しているが(大阪市内の土産店でこれらのキャラクターグッズ類も売られているほど)、毎日放送も例外ではない。

エムぞう編集

茶屋町への本社屋移転を機に設定された初代のマスコットキャラクター。本社(現在のM館)の形を模していて、設定期間中は、本社1階のオフィシャルグッズ(MBSグッズ)ショップを「エムぞうの店」と称していた。

第2代キャラクターにぷいぷいさん(後述)が起用されてからも、本社の玄関に「エムぞうの店」の看板を掲げていたが、第3代キャラクターにらいよんチャン(後述)が起用された頃に自然消滅。「エムぞうの店」も、「ネビュラ・エムぞうの店」→「ネビュラ」への改称を経て、「らいよんデイリーストア」内のMBSグッズ売場に集約された。

ぷいぷいさん編集

『ちちんぷいぷい』のイメージキャラクター。番組の開始(1999年10月)から一時ステーションキャラクターも兼ねていたため、「ちちんぷいぷいMBS」というステーションフレーズを使用していた。このフレーズを使用しなくなってからも、本社M館の玄関上に(異常気象時を除いて)大型のバルーンを設置。「ちちんぷいぷいMBS」というロゴ付きのアニメーション映像を、テレビCM枠のフィラー映像として流していた(主に深夜)。

仲間にはひーさんわんわんくもくもとりさんげじー[注 48]と、『せやねん!』のイメージキャラクターのせやねんちゃんちゃうやろちゃんがいる。『ちちんぷいぷい』が2021年3月12日で放送を終了してからも、『せやねん!』は放送を続けているが、ぷいぷいさんひーさんわんわんくもくもとりさんげじーは姿を消している。

らいよんチャン編集

2003年(平成15年)6月2日に、MBSテレビにおける番組宣伝のメインキャラクターとしてデビュー。2004年から2007年まで「らいよんキング」としてオーサカキング宣伝隊長、2009年頃から毎日放送全体のマスコットキャラクター(ステーションキャラクター)としての役割を担っている。2021年3月からは、『よんチャンTV』のマスコットキャラクターにも起用。

本社M館1階の「ちゃやまちプラザ」には、「らいよんチャンハウス」が設置されているほか、「プルタブ・プラキャップ集積コーナー」の書割パネルなどに「らいよんチャン」の絵やイラストを採用。冬期には、「らいよんチャン」をLED照明で浮かび上がらせるオブジェが、夜間のフォトスポットとしてM館のエントランス前に設けられている。

バルーン編集

本社M館1階エントランスの真上には、「らいよんチャン」のバルーンが掲げられている。『ちちんぷいぷい』の放送期間中は「ぷいぷいさん」、『あん!』の放送期間中には「あん!ちゃん」(同番組のマスコットキャラクター)のバルーンも並べられていた。いずれのバルーンも、台風の接近・上陸によって風速が一定以上のレベルに達した場合には、防災上の観点から空気を抜いたうえで屋内に「避難」させている。

「ぷいぷいさん」の後期に使われていたバルーンは、前期に比べて小ぶりで、空気を抜いてから折り畳むと軽トラックの荷台へ積めるようになっていた。

「らいよんチャン」のバルーンには当初、裸の姿が描かれていた。後に、Tシャツを着た姿のバルーンに変更。『ちちんぷいぷい』の放送終了2日後(2021年3月14日)から「ぷいぷいさん」のバルーンと共に撤去されていたが、『よんチャンTV』の放送開始3日前(26日)から、「らいよんチャン」のみ掲示を再開。再開後は、『よんチャンTV』のタイトルロゴを入れたTシャツ姿のバルーンに変わっている。

じゃがポテ仮面編集

はれときどきうた』(2010年7月15日からMBSテレビで放送されていた天気予報シリーズ)向けのキャラクターとして誕生。放送期間中に、レトルトカレーDVDが発売されている。同番組が終了してからも、毎日放送が自社で編成するテレビショッピングゾーンのオープニング・エンディング映像に登場。

スタジオ編集

茶屋町本社(M館・B館)編集

全てハイビジョン対応

  1. ^ 2014年4月4日のB館グランドオープンを前に、同年2月3日放送分の『ちちんぷいぷい』から運用を開始。同番組では、2019年1月25日(金曜日)放送分まで使用していた。
  2. ^ 当初「ギャラクシーホール」という名でホール兼用スタジオとして運用していたが、スタジオ需要の変化に伴い、ホール機能を封印しテレビスタジオに切り替えた。その際に名称も「ギャラクシースタジオ」と改めた。その後2014年4月の本社グランドオープンに伴い、対外的な名称として「Cスタジオ」を使用(2014年4月7日放送分の『痛快!明石家電視台』冒頭でその旨の紹介あり)。ただし、「ギャラクシースタジオ」という名称も廃止しておらず(MBS社内の案内板などは「ギャラクシースタジオ」のまま)、2つの名称が併存していた。一方ら「ちゃぷらステージ」(アトリウム)にあるCスタジオの入口には「ライブセンター」となった現在も「GALAXY HALL」の看板が掲げられている。 2019年1月に「ライブセンター」へと改装された(後述)。
  3. ^ かつては、『ダウンタウンの素』や『宵待5』といった番組の生放送や、『ロケみつ ザ・ワールド』の収録に使われた。

2014年4月、現本社が手狭になってきたことにより、近隣のオフィスビルなどに分散しつつある各部門・USJのスタジオ・千里丘ミリカセンターの中継車車庫など、放送に関連する部門すべてを本社至近地に集約することを目的に、既存の本社社屋に隣接した土地に新たな社屋となる「B館」が建設・竣工された。新御堂筋に面する「B館」東側の窓には、A・B両スタジオのフロアを示す看板状の大型プレート(「A STUDIO」「STUDIO B」)が掲げられている。既存の本社社屋にはこれを機に「M館」という名称がつけられた。

Cスタジオ(ギャラクシースタジオ)を含むM館2階のスペースについては、当社のテレビ放送事業60周年記念事業の一環として、生放送への対応や報道・制作両局間の連携を強化する目的で「ライブセンター」として新装。2019年1月28日の『ちちんぷいぷい』(生放送)から運用を開始した[10][54]。同年4月1日(いずれも月曜日)から2021年3月5日金曜日)までは、当時後枠で編成されていた『ミント!』(関西ローカルニュースの「Newsミント!」を除く関西ローカルパート)と共用。『ちちんぷいぷい』が2021年3月12日(金曜日)で終了してからは、両番組のセットを撤収したうえで、29日(月曜日)から『よんチャンTV』の関西ローカルパートで使用している。「Newsミント!」はニューススタジオから放送していたが、『よんチャンTV』では、関西ローカルニュース(「4chanニュース」)も「ライブセンター」内のスタジオセットから伝えている。

「ライブセンター」では、Cスタジオのスペースを、生放送の情報番組と連動した「情報フロア」へ改装。ラジオ放送向けのブースも順次設置する。当初は視聴者の見学に対応したオープンスペースの設置も計画していた[55][56]が、「ちゃぷらステージ」(2014年4月4日からM館の1階で運用しているオープンスペース、かつてのアトリウム)を改修したうえで、「ライブセンター」へ組み込む方針に変更。このため、『ちちんぷいぷい』をはじめ、「ライブセンター」から放送される番組を常時見学できるようにはなっていない[12]

MBS Tokyo Biz Studio (東京支社)編集

  • 東京を本拠に活動する政治家・有識者や東京支社報道部所属の記者・解説委員が本社制作の報道・情報番組(『よんチャンTV』内の「4chanニュース」など)へ出演する場合を中心に、茶屋町本社スタジオとの二元生中継で使用。2020年からは、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策の一環として、上記番組のレギュラー出演者(東京を本拠に活動するタレントなど)による「リモート出演」にも使われている。ただし、リモート出演者の多い番組(本社制作の全国ネット向け生放送番組『サタデープラス』など)では、スタジオよりスペースの広い会議室から放送している。

東京支社のスタジオはラジオ収録が主体でテレビ収録や生中継も可能な多目的スタジオとなっており、スタジオ設備のうちラジオ対応としては、茶屋町本社で受けサブを必要とせずに生放送を送り出せる[注 50]

また茶屋町本社から制御可能な遠隔操作(リモコン)HDカメラが1台常設されているほか、スタジオサブに隣接してテレビ用のVTR機材などが配置されている[57]

その他設備編集

中継車編集

 
従来のデザインのMBSのハイビジョン中継車(三菱ふそう・キャンター
  • 多数の中継車を保有。そのほとんどは千里丘ミリカセンターに常駐していたが、2014年4月4日からは、本社「B館」に常駐している。そのためナンバープレートの地名表示は北摂・東大阪地域で登録される大阪ナンバーからなにわナンバーへと移行が順次進んでいる。
  • 近年はハイビジョン対応の小型中継車を導入。三菱ふそう・キャンター(2004年式)と、日野・デュトロハイブリッド(2005年式)を保有している。

ヘリコプター編集

 
取材用ヘリコプター (JA04CH)

番組編集

報道・ドキュメンタリー・情報番組編集

  • 在阪民放局の中でも古くから報道・ドキュメンタリー・地域情報番組・気象情報に力を入れている。『MBSナウ』から続くローカルワイドニュースなど近畿広域圏初のものも数多い。
    • ニュース番組『VOICE』では数々の事件や、本社のお膝元である大阪市カラ残業問題をスクープしていた。
    • 1980年4月に関西初のローカル・ドキュメンタリー番組『映像80』をスタートさせている(「映像’○○」の○○にはその年の年号下2ケタが入る)。文化庁芸術祭賞日本民間放送連盟賞日本ジャーナリスト会議賞、ギャラクシー特別賞国際エミー賞の最優秀賞など、国内外のコンクールで高い評価を受けている。
    • 冒険家植村直己兵庫県出身)の活躍を無名時代から密着したことでも知られる。1998年にそのノウハウを生かした人物密着ドキュメンタリー番組『情熱大陸』をスタートさせた。同番組はスポーツ・学術・文化人などの、あらゆる分野で活躍する人物像に迫るのを売りにしたもので、国内外で数多くの賞を受賞し、世界中に評価されている。
    • 平日午後 - 夕方の情報番組(『ちちんぷいぷい』『ミント!』→『よんチャンTV』)や、土曜午前から正午過ぎまで放送されている『せやねん!』など、地域密着型番組の制作にも定評がある。1999年10月から21年半にわたって放送された『ちちんぷいぷい』は、2003年度の上半期から15年半にわたって、関西地区での放送時間帯における平均視聴率トップの座を維持。『せやねん!』については、歴代のレギュラー出演者から賞レースの優勝者や、レギュラー卒業(東京進出)を機に知名度や人気が全国規模になった芸人が多く、関西を拠点に活動する吉本興業所属の若手芸人にとっては「出世番組」とされている。

スポーツ編集

  • 日本プロ野球(NPB)公式戦の中継については、TBS系列でDeNA(TBSテレビ制作)・中日CBCテレビ制作)・広島中国放送・TBSテレビ共同制作)対巨人戦を放送する時でも、毎日放送では自社制作による阪神タイガース戦(ホーム・ビジターを問わず)を中継する(この場合はタイトルもラジオ中継と同じ『MBSベースボールパーク』に変わる[注 51])。
  • その場合、TBS系列がDeNA・中日・広島対巨人戦を放送しない(雨天中止の予備番組を含む)場合、その番組は系列内での取り決め(排他協定とは直接関係なし)により放送されず、以前は事実上「番組返上」となることがあったり、ある程度の期間が過ぎてからも「再放送扱い」で放送される可能性も低かった。現在は視聴者保護の観点から数日後(早くて翌日、主に日曜日の昼間の時間帯)に後日放送されるようになっており、選抜高校野球準決勝・決勝(2002年までは準々決勝も該当)で放送できない昼のドラマ番組も特例として放送されていた(話数調整のため。なお、昼の帯ドラマ枠は2008年度を以て廃止されている)。
  • 実際に対巨人戦の放送がないとき(他局が行われる時)に差し替え放送を実施するのは年2試合前後に限られており、殆どの放送権を持つ試合は深夜に1時間程度の録画中継を行っているため、番組返上されることは皆無である(2006年までと、2011年からの金曜日、2007年からの土曜日、火曜日は2007年4月10日9月18日2021年6月1日に実施。2007年9月18日火曜日は当初の全国放送からローカル放送となった対巨人戦となっており、前述の2回ともに被差し替え番組の後日放送は行われている。2008年シーズンは9月13・23・29日のペナントレースと10月19日のクライマックスシリーズに実施し、いずれも翌日から翌週の日曜昼間の時間帯に被差し替え番組の後日放送を実施)。その場合でも、対巨人戦は隣県の系列局またはBS-TBS、TBSチャンネル1・2で視聴可能である。また、TBS系列の水曜19時 - 21時台はローカルセールス枠が設定されており、毎日放送・TBSテレビ以外の系列局がビジターゲームの対阪神戦を放送する場合、毎日放送では『水野真紀の魔法のレストラン』(19時台)等のレギュラー番組を優先する編成方針から、一部年度において、中国放送と共同で対広島戦の放送権を購入して各々が別制作する場合を除き、基本的にはネットしない。この場合はサンテレビ独立局)・関西テレビフジテレビ系列)のどちらが対阪神戦のビジターゲームを放送する。
  • オリックス・バファローズ戦については、自社での中継は行なっていないが、ビジター側地元局の技術協力を実施している他、BS-TBSがTBSテレビ制作で年数試合を放送している。
  • 阪神対巨人戦の土曜デーゲームと日本シリーズ(阪神進出時のみ)を全国ネットで放送する際に前者は毎日放送主導制作(技術面・リアルタイム字幕放送・連動データ放送付加・番組送出も全て担当)で放送し、TBSテレビからも解説者と巨人ベンチリポート担当のアナウンサーを派遣する。後者については毎日放送主導制作(TBSテレビは制作協力団体扱い)で放送されたのは2005年以前で、2014年は毎日放送主導でTBSテレビとの共同製作著作を採ったが、オリックスが進出した2021年はTBSテレビ主導制作(技術面・リアルタイム字幕放送・連動データ放送付加・番組送出も全て担当)となり、実況・解説もTBSテレビ側で全て動員したため、毎日放送はTBSスパークルとともに制作協力扱いとなった。なお、在阪球団主管の日本シリーズをTBSテレビが実制作したのは、朝日放送が系列局だった1974年以前を含めても初めてである(関西で開催の日米野球侍ジャパンの試合は以前からTBSテレビ主導制作で放送している)。
  • 南海電気鉄道が株主の一角を占めていることから、かつては南海ホークス戦に優先的な放送権を持っていた。プロ野球中継のメインは徐々に阪神タイガース戦に移っていったが、南海との関係は1988年11月のダイエーへのホークス売却・福岡移転まで続いた。
  • NET系列時代の1974年(昭和49年)までは、金曜日の甲子園球場阪神ホームゲームについては優先放送権を持っていた。ネットチェンジにより朝日放送テレビが現在でも保有し続けている水曜日と日曜日の独占放送権を受け側のTBSテレビが野球中継の定番枠として引き継いだため、毎日放送は金曜日の枠を持ち込む形でTBS系列の野球放送実施を原則として水曜・金曜・日曜の週3回に固定した(他曜日の中継も全国中継を含めて皆無ではなかったが、散発的だった)。
  • ちなみに南海電鉄はホークス売却後の1994年当時でも毎日放送第10位の大株主に名を連ねていた(コーケン出版発行「日本民間放送年間94」より[要ページ番号]。)
  • 2009年度は、平日はローカル報道番組『VOICE』を繰り上げ放送の上、18時05分より中継開始となる場合があったが、この場合でもJNN排他協定の絡みから19時台の『総力報道!THE NEWS』第2部(18時45分 - 19時50分)は野球中継を中断した上でネットしなければならず、編成上のネックとなっていた。
  • 2000年代以降の阪神主催試合では、ビジター側地元局(主に中国放送[注 52]・CBCテレビ・北海道放送[注 53])が毎日放送の映像をメインに、一部映像を差し替えて現地乗り込みまたはオフチューブ実況のどちらかで中継する場合がある。
  • J1リーグについては、たむらけんじがMCを務める『GAMBA TV〜青と黒〜』(大阪府吹田市に本拠地を置くガンバ大阪の情報・応援番組)を、2009年のシーズン途中から(主にシーズン中で毎週または毎月1回)編成。2014年2015年には、『VVヴィッセル』(神戸市に本拠地を置くヴィッセル神戸の情報・応援番組)も、月に1回のペースで放送していた。公式戦では、ガンバ主管試合の一部を対象に、年に1 - 2回のペースで『GAMBA TVスペシャル』(録画ダイジェスト方式の中継番組)を試合開催日の深夜(翌日の未明)に編成。毎日放送のアナウンサーが実況やピッチリポートを担当するほか、たむらやガンバOBをゲストに迎えている。
  • ラグビーについては、全国高校ラグビーフットボール大会のうち、大阪第1・第2・第3代表の決定戦を録画ダイジェスト方式で関西ローカル向けに放送。放送対象地域内の花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で開催される本大会では、決勝の生中継をTBS系列全国ネット向け、準決勝の生中継を主に関西ローカル(2020年度の第100回記念大会ではTBSテレビ・RKB毎日放送との3局ネット)向けに制作している。2020年には、当時ジャパンラグビートップリーグ所属の神戸製鋼コベルコスティーラーズ主催試合の一部も、関西ローカル向けに自社制作で生中継した。

ドラマ編集

バラエティ編集

  • 月曜 - 木曜24時台・・・月曜日『痛快!明石家電視台』、火曜日『ごぶごぶ』、木曜日『かまいたちの知らんけど
    • 1990年代から同時間帯は関西ローカルバラエティ番組が編成されている。この時間に他のTBS系列局がネットする番組が放送されないことや、遅れ放送となることが多い。
    • 『明石家電視台』が30年以上に渡り月曜深夜に放送されているのに対し、それ以外の曜日の番組は2010年代以降編成が流動的となっており、クールによっては自社制作を行わず、TBSテレビ制作の深夜番組を遅れネットとして放送する場合もある(2021年10月現在は水曜深夜が該当、この枠は2020年9月まで『戦え!スポーツ内閣』が制作されていた)。なお、番組は全国のTBS系列局やCSのGAORAで放送されているほか、TVerでの配信も実施している。
  • 1990年から年末の生放送特番として『オールザッツ漫才』を開始しており、番組出演をきっかけに全国区へブレイクしたタレントも多い。番組は原則関西ローカルであるが、年によっては一部のTBS系列局で同時ネットされることもある。
  • MBSテレビが開局した1959年から吉本興業とのタイアップで吉本新喜劇の中継を開始。現在も『よしもと新喜劇』の名称で中継を続けており、日本のバラエティ番組では歴代最長寿を誇る。関西地区では長らく土曜昼時間帯に放送されており、一時はテレビ大阪を除く在阪民放各局が同ジャンルの劇場中継を放送していた。

全国ネット番組編集

  • 現在、毎日放送が制作を担当している全国ネット枠は1週間につき約6時間30分で、月曜22時枠、木曜19時枠、日曜17・22・23時枠、土曜1時25分枠・7時30分枠・8時の情報番組『サタデープラス』枠。基本的には『サタデープラス』以外は字幕放送を実施しているが、アニメ番組と一部年度のプロ野球阪神対巨人戦以外はデータ放送を実施していない。解説放送については、土曜7時30分枠の『所さんお届けモノです!』で実施している。
  • 現在テレビ大阪を除く在阪局は土曜の朝に全国ネットの生ワイド番組を編成しているが、最初に始めたのは毎日放送である。(1965年4月に関西ローカルで開始し、11月よりNET系全国ネットとなった。関西テレビは1966年10月、朝日放送テレビはNET系列となった1975年4月、読売テレビは1990年4月)
    • かつては日曜17時30分からの『ヤングおー!おー!』→日曜13時枠、火曜20時枠、木曜20時枠、金曜19時枠、土曜19時枠なども手がけていた。
現在放送中の毎日放送制作全国ネット枠
(☆印の枠では2022年4月第3週からTVerリアルタイム配信を常時実施)
曜日 時間枠
(放送時間帯)
概要
月曜日 22時枠☆
(22:00 - 22:57)
2021年4月に『教えてもらう前と後』の枠移動と同時に設定。同年10月からは『100%!アピールちゃん』を編成していて、2022年4月11日放送分の2時間スペシャルで、毎日放送制作の番組としては初めてのリアルタイム配信を実施した。
元は、火曜22時枠(1968年4月 - 1975年3月)→水曜22時枠(1975年4月 - 1984年9月)→木曜22時枠(1984年10月 - 1987年9月)→土曜23時枠(1987年10月 - 1988年3月)→水曜19時枠(1988年4月 - 1992年9月)→火曜22時枠(1992年10月 - 2005年9月)→水曜22時枠(2005年10月 - 2011年9月)→水曜21・22時枠(2011年10月 - 2012年3月)→日曜20時枠(2012年4月 - 同年9月)→火曜20時枠(2012年10月 - 2021年3月)と変遷していた。
木曜日 19時枠☆
(19:00 - 20:00)
2012年10月に『使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!』(現在の『プレバト!!』)の開始と同時に始まった枠である。
2012年4月に水曜21・22時枠のうち、1枠をTBSテレビに返上したが(自社制作の1枠は現在の月曜22時枠に相当)、同年10月に木曜19時枠を毎日放送制作に変更。
元々は木曜22時枠(-1984年9月)→木曜20時枠(1984年10月-1999年3月)→水曜19時枠(1999年4月-2006年9月)→金曜19時枠(2006年10月-2009年3月)→火曜23時台後半枠(2009年4月-2010年3月)→水曜21時枠(2010年10月-2011年9月)と変遷していた。
土曜日 1時25分枠
(1:25 - 1:55)
2019年7月に土曜6時30分枠から枠移動し『スーパーアニメイズム』を開始させたのが始まり。元は、2017年4月にTBSテレビ製作の土曜7時アニメ枠と統合して開始した1時間のアニメ枠『アニメサタデー630』のうち、前半の土曜6時30分枠(2017年4月15日 - 2019年6月)と変遷していた。
7時30分枠
(7:30 - 7:58)
2006年4月に、CBC(当時の社名は中部日本放送)の全国ネット番組枠と日曜7時の毎日放送全国枠との交換によって新設。
新設当初は『知っとこ!』(2006年3月まで8時から開始していた毎日放送本社発の生放送番組)をこの時間から放送していたが、2011年10月から2021年3月までは8:00まで『サワコの朝』(TBSテレビとの共同制作による事前収録番組)の放送枠に充てていた。
2021年度には、『サタデープラス』をこの時間帯から9:25まで生放送。2022年の4月改編で、『サタデープラス』の放送枠を分割させるとともに、前半の時間帯(7:30 - 7:58)に『所さんお届けモノです!』(2017年度から日曜17時枠で放送されていた事前収録番組)の放送枠を移動させた(『サタデープラス』は7:58からの放送に変更)。
元は、日曜10時半枠(1975年4月 - 1987年9月)→10時枠(1987年10月 - 1989年9月)→11時枠(1989年10月 - 2000年3月)→7時半枠(2000年4月 - 2004年3月)→7時枠(2004年4月 - 2006年4月2日)と変遷していた。
8 - 9時枠
(7:58 - 9:25)
詳細は毎日放送制作土曜朝のワイドショーを参照。毎日放送がNET(現在のテレビ朝日)系列に加盟していた時期から、現在(2022年4月改編時点)の『サタデープラス』に至るまで、毎日放送本社スタジオ発の生放送による全国ネット番組が代々編成されている。かつては、『八木治郎ショー』『知っとこ!』や『いい朝8時』シリーズを10年以上にわたって放送していた。
NETがネットワークを整備する前の1965年11月に、『MBSウィークエンドショー』(同年4月から関西ローカルで8:30 - 9:30に生放送)を、(NETを含む)4局ネット番組の『ウィークエンドショー』に転換。『八木治郎ショー』までの番組は、NET系列の発足やTBS系列へのネットチェンジなどをはさみながら、この時間帯に編成されていた。
八木治郎ショー・いい朝8時』から2006年4月8日までの『知っとこ!』および、2011年9月30日の『知っとこ!』から2021年3月の『サタデープラス』までは、放送枠を8:00 - 9:25に設定。『サタデープラス』は2021年度に放送枠を7:30 - 9:25へ拡大していたが、『所さんお届けモノです!』の枠移動に伴って、2022年4月から放送時間を7:58 - 9:25に変更している。
日曜日 17時枠
(17:00 - 17:30)
2008年4月に土曜18時枠から移動。
元は、日曜19時枠(1962年1月 - 1992年3月)→木曜19時半枠(1992年4月 - 9月)→土曜18時枠(1992年10月 - 2008年3月)と変遷していた枠で、長年クイズ番組が放送されていたが、1993年7月から2017年4月2日まではアニメ・特撮の枠となり(アニメ枠としては土曜6時30分枠に移動、詳細は後述)、
2017年4月9日から『所さんお届けモノです!』を放送していたが、前述した2022年4月改編での枠移動を機にアニメ枠へ戻している。
22時枠☆
(22:00 - 22:54)
毎日放送がネットチェンジの半年後(1975年10月)から、『20世紀の映像』を皮切りに全国ネット向けの番組を制作。1992年3月までは22時30分からの30分枠であったが、同年の4月改編で22時台前半のCBC全国ネット番組枠と金曜19時の毎日放送枠を交換したことに伴って、1時間枠に拡大した。
2015年4月からは『初耳学』シリーズを単独で制作しているが、2010年10月から2012年9月までは『EXILE魂』(TBSテレビとの共同制作番組)を編成していた。
23時枠☆
(23:00 - 23:30)
1988年4月に『テレビ見たとこ勝負!』を放送していた金曜19時枠を移動させる形で始まった枠で、
現在放送している『情熱大陸』は長寿番組となっている。
なお、2012年度上半期は日曜20時台の枠が毎日放送制作となったため、2012年4月8日に1回だけ19 - 23時半までの4時間半(特番枠2本とレギュラー番組1本、但し6分間が中心のミニ番組は原則対象外)がTBSテレビとの共同制作番組を含めて毎日放送制作番組となった。
  • 近年の在阪局制作の全国ネット番組は毎日放送他各局とも土曜朝の生ワイド番組(テレビ大阪を除く)以外はほとんどが東京支社の企画、東京の制作会社の共同制作によって東京都内のスタジオで収録されている物が多いが、ひるドラシリーズの作品は大阪と東京で交互に制作されていた(CBCテレビのひるドラは1999年以降、全作品名古屋で制作されていた)。
  • 2009年春改編では、新設された帯バラエティゾーン『吉崎金門海峡』の火曜枠を担当。午後の帯ドラマ枠も『ひるおび!』の開始に伴い終了することになり、後継として金曜14時台に『バンバンバン』を開始した。なお、2010年3月に『吉崎金門海峡』と『バンバンバン』の両番組は終了。同時に、両番組の枠がTBSテレビに返上されることになり、毎日放送制作の全国ネット枠が2枠減る事になった。奇しくも、これにより2009年春改編から1年半毎日放送が制作するゴールデンタイムでの全国ネットのレギュラー番組がなくなっていた(この時期を含めて関西テレビでも同様の事例が2007年2月から2015年3月までの8年2か月続いていたことがある)。
  • 2010年秋改編では、水曜21時枠が毎日放送制作となり、22時枠と合わせ毎日放送枠が連続するようになったこともあり、毎日放送制作の2時間特番が同枠で放送されることも多くなっていた。
  • 2011年秋改編では、22時枠の『ジャパーン47ch』を『ジャパーン47chスーパー』に改題・枠拡大により、21・22時で1番組の毎日放送枠となった。後番組の『水曜エンタ!』でも同様だったが、TBSテレビ制作の『水曜プレミアシネマ』の開始に伴い、2012年3月をもってこの編成は解消された。
  • 2012年春改編で、毎日放送が制作する平日全国ネットでのレギュラー番組が在阪民放テレビ5局では唯一なくなり、特にプライムタイムでは日曜20時・22時の2本だけとなったが、うち22時枠はTBSとの共同制作であったため、毎日放送単独制作は20時台の1本だけであった。
  • 2012年秋改編では、日曜20時の毎日放送枠が火曜20時に変更。また、木曜19時枠でも毎日放送制作となり、半年ぶりに毎日放送制作のプライムタイムが3枠に戻している。
  • 2017年春改編では、アニメ枠の移動に伴い土曜6時半枠も毎日放送の担当枠へ転換。日曜17時枠では、毎日放送の制作ながら、アニメに代わってバラエティ番組(『所さんお届けモノです!』)を放送していた。
  • ゴールデンタイム(19時 - 22時)では、NET系列からTBS系列へのネットチェンジ以降、月曜日に全国ネット番組をレギュラーで制作・放送した実績がない。ただし、2021年春改編では、月曜日に放送されている『CDTVライブ!ライブ!』(TBSテレビ制作)のレギュラー放送枠を22時台から21時台へ繰り上げたことに伴って、月曜日の22時枠を毎日放送制作の全国ネット番組枠へ転換。この転換によって、ネットチェンジ以降では初めて、月曜日のプライムタイム(19時 - 23時)に自社制作の全国ネットのレギュラー番組が放送されるようになった。もっとも、この改編で火曜日の20時枠がTBSへ移行したため、20時台には他曜日を含めて毎日放送制作の全国ネット番組がレギュラーで放送されていない。
  • 2022春改編では、『所さんお届けモノです!』の放送枠を、日曜日の17時台前半から土曜日の7時台後半へ移動。移動に際しては、は2021年度における『サタデープラス』の放送枠から序盤の30分間を『所さんお届けモノです!』に充てたものの、土曜日の7時台後半 - 9時台前半には毎日放送の単独制作による全国ネット番組が引き続き放送されている。その一方で、日曜日の17時台前半枠では、毎日放送が担当したまま4年振りにアニメの放送を開始した。
  • 2022年春改編の時点では、近畿広域圏の準基幹局で唯一、19時台に全国ネットのレギュラー番組を制作している一方で、21時台では制作していない。

特番について編集

  • MBSテレビでの全国ネットによる特番はスポーツものでは毎年1月は「全国高校ラグビー大会」(1977年-2001年までは年末から放送したが、2002年以降は2回に集約)、4月は「つるやオープンゴルフトーナメント」(1994年から 決勝ラウンド2日間)、11月は「TOTOジャパンクラシック」(1973年から 決勝ラウンド2日間)、「ダンロップフェニックストーナメント」(1974年から 決勝ラウンド2日間)[注 54]、12月は「フェニックスチャレンジ」[注 55]を放送している。
  • 年末年始には年内最終週に1時間の特番(過去にノースリーブス内村光良などが出演した。稀に「情熱大陸」の特別版にあたる年もある)、年始の1月2日の午後に90分の特番(一時期は2時間の特番を放送した年あり)、1月3日の朝に1時間の特番(年によっては「知っとこ!」の特番を放送した年もある)を放送している。
  • 他に、単発特番は60分や90分特番は毎年2月・5月[注 56]・7月[注 57]・8月・9月の年5回の土曜昼間に、2時間特番は日曜・月曜21-23時と木曜19-21時に放送している。場合によっては水曜・木曜19-22時で放送する時もある。過去に2月には「ハワイアンレディースオープン」(決勝ラウンド2日間)、4月に「ソウル国際女子駅伝」(現在は7月・8月・9月の特番に分割して集約)、5月のゴールデンウィークに「黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」(2001年まで 準決勝・決勝のみ)、12月には「毎日甲子園ボウル」(1985年 - 2007年)を全国ネットで放送した。

アニメ編集

  • 1966年のNET(現:テレビ朝日)系列時代に在阪局初参入作である『おそ松くん』を製作して以来、テレビアニメに力を入れており、2002年の『機動戦士ガンダムSEED』以降、ガンダムシリーズの制作・放映権をテレビ朝日系列から引き継いだ(一部作品を除く)。
  • 主な代表作に1982年に放送された大ヒット作『超時空要塞マクロス』をはじめとする『超時空シリーズ』、『銀河漂流バイファム』や、大阪の下町を舞台とした人情漫画が原作の『じゃりン子チエ』などがある。
  • 1993年より開始の土曜18時00分 - 18時30分枠のアニメ・特撮番組は、『3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?』から始まり、『ウルトラシリーズ』4作品、『ゾイド』シリーズなどがある。2000年代からは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『鋼の錬金術師』などの人気作品が放送され、また、これらの番組の主題歌からヒット曲が量産されたこともあり、業界などでは「土6(どろく)」と呼ばれ注目を集めた。しかし次第に裏のNHK教育アニメ枠に押され始めた事もあり、2008年4月からは日曜17時00分 - 17時30分枠へ移動[注 58](通称「日5(にちご)」)となった。
    • 2016年12月20日TBSテレビと毎日放送は日5アニメ枠を廃止、土曜日の早朝に1時間のアニメ枠『アニメサタデー630』を編成することを明らかにした。これは土曜6時30分枠を毎日放送製作アニメ枠にした上で、従前の土曜7時からのTBSテレビ製作アニメ枠を一体化するものである[59]。なお従前の日5枠は2017年4月9日から自社制作の全国ネットバラエティ番組『所さんお届けモノです!』を放送している。
  • 2019年3月8日、毎日放送は金曜日の深夜に『スーパーアニメイズム』を編成することを明らかにした。これはアニサタ630枠のうち毎日放送制作枠を土曜1時25分 - 1時55分枠へ移動するものである(『アニメイズム』枠も継続)。なお、従前の土曜6時30分枠はTBSテレビ制作の情報番組『まるっと!サタデー』(5:30 - 7:00)を放送する。
  • 製作した作品のコピーライト表記には「MBS」もしくは「毎日放送」とほぼ表記されている(他局との共同製作作品を除く)。当初は放送局が未定の作品であっても、毎日放送・TBS系列での放送が発表されると表記に追加される。
  • ものしり館」など、放送番組センターの配給番組になった作品もある。
  • 1989年に放送した短編アニメ『小松左京アニメ劇場』が毎日放送としては初めて手掛けた深夜アニメである(同時期に読売テレビが『11PM』番組内で『セイシュンの食卓』を製作していた)。
    • 2020年4月現在は、水曜未明(火曜深夜)・金曜未明(木曜深夜)・土曜未明(金曜深夜)・日曜未明(土曜深夜)に深夜アニメ枠を設けている(独立局系アニメ(通称UHFアニメ)も多数ネット。毎日放送で放送される深夜アニメの半数にのぼる)。また、他局放送作品を含む再放送枠も過去に存在した(『ヒーローは眠らない』という枠名が設定されていた時期もあった)。
    • 現在では、木曜深夜枠以外のいずれの枠にも独自のレーベルが設けられている。
    • 他番組との兼ね合いなどにより枠が不足し、TBSテレビやCBCテレビのアニメの一部を毎日放送が放送しない事態となり、独立局(サンテレビ・KBS京都)での放送や関西圏での放送自体が無い作品もある[注 59][注 60]
    • 2020年1月クールから、『アニメイズム』枠の放送時間変更以来となる木曜深夜枠が復活した。この枠では、TBS制作の『アニメリコ』枠の作品(字幕放送あり)やUHFアニメが放送される。
  • 近年では漫画・ライトノベル原作の作品を多用する傾向にあるキー局のTBSテレビと比較するとアニメオリジナル作品の比率が高い。アニメ担当プロデューサーである丸山博雄は、オリジナル作品へのこだわりを打ち出した発言も行なっている[60]
  • 全日・深夜問わず、アニメの表現規制に対してTBSテレビとは対照的に緩い傾向が観られ、過激な表現が描かれる事が少なくない。以前は、放送時間帯を問わずにほぼ無修正で描写される事が大半であったが、近年はアニメ全体の表現規制の厳格化に歩調を合わせている傾向もあり、2011年の『BLOOD-C』を境に、作品によってはテレビ放送時に一部の残虐描写を修正して放送する事もある。また、『Aチャンネル』や『機動戦士ガンダムAGE』、『ハイキュー!!』のようにそのような表現が比較的少ない作品も放送している。
  • また、アニメ番組のインターネット配信に関しても早くから積極的であり、『TIGER & BUNNY』においてはテレビアニメ史上初の『テレビ放送とのUstream同時配信』を実施した。
  • アニメ コンテンツ エキスポ(2013年)やAnimeJapan(2014年以降)、京都国際マンガ・アニメフェアに毎日放送(アニメ)ブースを出展している。
  • 深夜アニメの字幕放送にも積極的で、2014年1月期の『ニセコイ』(第1期のみ)以降、無料放送では毎日放送のみ字幕放送を実施することもある。2017年4月期からは1クールにつき1~2作品は独自に字幕放送付きで放送している[注 61][注 62]
  • 2014年にTBSテレビが開設したアニメ専門のECサイトアニまるっ!」では毎日放送製作作品および毎日放送で放送した一部のUHFアニメも、関東地区では独立局(主にTOKYO MX)で放送されたアニメを含めて取り扱っており、トップページにも「TBSやMBSの公式アニメグッズが満載!」と明記されている。
  • 近年では時間帯問わずに自社製作分では提供バックを放送しない代わりに、本編パート中に下部もしくは右下に提供クレジットを数秒表示するケースが多い。また、同様に改編期が迫ると次回作の宣伝のために、次回予告を一部もしくは全てカットするケースも目立つ。
  • 2016年4月よりKBS京都から移籍する形で、アニメソング専門音楽番組リスアニ!TV』を水曜未明(火曜深夜)にて1年間放送した。

特撮編集

ネット配信編集

  • 見逃し配信や放送済の自社制作番組の配信サービスについてはMBS動画イズムを参照。
  • 「ドラマイズム」など自社制作のテレビドラマについては、U-NEXTTELASAなど他社動画配信サービスにも番組配給している。フジテレビオンデマンドには長らく配給されなかったが、2020年9月に映画連動で『映像研には手を出すな!』がTBS系列ネットの番組として初めて配給された[62]

備考編集

  • TBS系列局が、番組の制作クレジットに放送局の略称を使うことが多い中、2011年7月24日まではほとんど略称のMBSを使用しなかった("製作著作・MBS"とはせず、"製作著作・毎日放送"とするケースがほとんど)。
    • ただし、過去にTBSとの共同制作番組(アニメ『おおきく振りかぶって』・1995年のプロ野球オリックス戦緊急全国中継・『高校ラグビーハイライト』等)では「MBS」表記が使用され、現在も同局との共同制作番組『EXILE魂』でも同様の表記がみられる。また、MBS単独製作でも『明石家多国籍軍』は「MBS」を使用していた[注 68]
    • 通称を「MBSテレビ」に変更後は、順次「MBS」へ切り替えられた。また、2011年9月からはロゴを使用する際にライトグリーン色の「MBS」ロゴが使われている。
  • 新聞・ポスターではテレビ画面の形にチャンネル番号の4とその下にMBSという文字を入れたロゴが使用される。チャンネル番号の4マーク及び、毎日放送の和文ロゴタイプは、現本社移転時に修正が施された。
    • 1970年代後半から2005年頃までは『JNNニュース』開始時にMBSのロゴ(文字のみ)を表示していた。また1990年代から2005年3月までのは平日夕方の全国ニュース開始時に表示する「2ヶ国語放送」テロップと同じ場所にロゴを表示していた。
    • 2009年4月及び5月には、ローカル枠(再放送番組など)の一部で、番組開始時に画面右上に、当時のキャッチコピーである「おもろい4へ」というロゴを数秒間表示していた。
  • MBS制作のJNN系全国ネット番組のクレジットタイトルには、"製作著作・MBS"の横にTBSグループとTBSネットワーク/JNNのシンボルマークである「ジ〜ン」が表示されている。ただし、ネット局にTBSが含まれていても番組販売形式の遅れネットとなる場合はジーンが外されることもある[注 69]など、使われないケースも見られる。一方、ローカル番組では2005年3月から2007年1月まで「MBS55周年」のロゴを付けていた。また、京都府の伝統や美術に関するの番組(『美の京都遺産』など)は「MBS京都プロジェクト」のロゴを付けている。また、ブロックネット番組には、いずれのクレジットでもなく、単に“製作著作・毎日放送”とだけ書かれていた番組もある。2010年8月からは2011年9月に開局60周年を迎えることにより、一年間限定で「毎日放送 60」のロゴ表記が使われている。
  • テレビ番組の放送日時変更について、告知を行わずに変更する局が多い中(特に深夜番組)、MBSでは全日、深夜にかかわらず本編中または次回予告時にテロップによる告知を行っている(突発的な変更の場合を除く)。
  • 地上デジタル放送の局名表記は、新聞のテレビ欄とは異なり「MBS毎日放送」である。

社員編集

アナウンサー編集

解説委員編集

以前から報道局に設けられていたが、2016年度からスポーツ局(いずれもラジオ放送事業分社化前の部局)にも新設。いずれの委員も、自社で制作する報道・情報番組で、定期的にニュース解説を担当する。前述したように、ラジオ放送事業の分社化(2021年4月1日)以降は、報道局と東京支社報道部が「報道情報局」、スポーツ局が「制作スポーツ局」に再編。

  • 辻憲太郎(報道局ニュースセンターの所属で、解説委員としては経済分野を担当。1997年に入社してから、スポーツ局やラジオ報道部の記者を経て、2015年3月までJNN上海支局に支局長として赴任。『ちちんぷいぷい』では、2017年10月から月 - 水曜日のニュース解説、2018年2月の平昌オリンピック期間中に現地での周辺取材を担当した。2019年4月から2021年3月まで、『ミント!』の月 - 木曜日にレギュラー出演)
  • 橋本佐与子(報道局ニュースセンターの所属で、『VOICE』の初代女性キャスター。キャスター降板後も、長年にわたって臓器移植などの医療問題などを取材)
  • 三澤肇(報道局ニュースセンター → 東京支社報道部 → 報道情報局東京支社報道部の所属で、『VOICE』の初代男性キャスター。JNNベルリン支局からの帰任を機に、同番組でニュース解説やメインキャスター代理を担当。2017年7月に東京支社へ異動してからは、国政・裁判・災害関連の取材へ従事している。同年の10月以降は、『VOICE』や金曜日の『ちちんぷいぷい』『ミント!』『よんチャンTV』にレギュラーで出演)
  • 宮前徳弘☆(スポーツ局の所属で、1985年に入社後してから、同局の記者・ディレクター・プロデューサーを歴任。『情熱大陸』の制作にも携わった。解説委員就任後の2016年8月から、スポーツ局エクゼクティブとの兼務扱いで『ちちんぷいぷい』『あどりぶラヂオ』『戦え!スポーツ内閣』へ出演していたが、2021年に定年を迎えてからの処遇は不明)[63]

主な記者編集

アナウンサー出身の主な記者は、当該項で詳述。テレビ・ラジオの兼営時代には、当時のラジオ局に存在していた「ラジオ報道部」所属の記者を、国会担当として東京支社に常時駐在させていた。

現在編集

2021年6月24日現在、およそ40名の記者を擁している。

  • 米沢飛鳥(2000年に入社後、人事局労政部→報道局ニュースセンター記者・大阪府警クラブサブキャップを経て、2012年7月に報道局番組センターへ異動。『映像』シリーズでディレクターを担当した後に記者へ復帰)[64]
  • 米田佳史(こめだ よしふみ:テレビのドキュメンタリー番組『映像』シリーズのディレクターなどを経て、2015年4月から2018年3月まで辻憲太郎の後任でJNN上海支局へ赴任)
  • 森岡紀人(2018年4月から2021年8月まで、米田の後任でJNN上海支局へ赴任。2011年の東日本大震災発災直後から被災地域の取材へ携わってきたことを背景に、2013年には、当時の同僚記者2人・カメラマン3人と共同で『生き抜く 南三陸町 人々の一年』というドキュメンタリー映画を制作した。この作品は、ニューヨーク・フェスティバルのドキュメンタリー映画部門で銀賞を受賞)
  • 寺島宗樹(2021年9月から、森岡の後任でJNN上海支局へ赴任)
  • 山口綾野(森岡と同じ経緯で、『生き抜く 南三陸町 人々の一年』の制作に参画)
  • 丸尾陽樹(北海道大学大学院卒業後の2011年に入社する一方で、「岡山CA」所属の男子カーリングの選手として、2013 - 2015年のカーリング日本選手権大会に出場。最高成績は4位だった。カーリング競技の第一線を退いてからは、報道局映像センターのカメラマンを経て、2020年7月からカメラマンとの兼任扱いでJNNパリ支局へ赴任中)
  • 亘佐和子(わたり さわこ:ラジオ放送事業の分社直前時点でラジオ報道部に所属。ドキュメンタリー番組のディレクターを務めるかたわら、記者やデスクとして報道系の番組へ随時出演)
  • 成相宏明(なりあい ひろあき:テレビ制作部でバラエティ番組のディレクターなどを担当した後に、『ちちんぷいぷい』『VOICE』『ミント!』へ記者として出演。2019・2020年度には、東京支社の報道部へ赴任していた)
  • 井上大輔(京都支局でデスクを担当)
  • 帯刀総司(大阪府警察記者クラブでキャップを担当)
  • 辻本敬詩(阪神・淡路大震災発災直後の1995年3月に神戸市長田区で出生。2017年の入社後に、地元の神戸支局への配属を経て本社へ異動)
  • 阿部雄気(2015年入社。大阪府警担当)
  • 冨永晋平(2015年入社)
  • 石倉真衣(2016年入社。東京支社ラジオ部での営業職を経て、大阪府政を担当)
  • 飯坂侑士(2016年入社。編成局員や報道局のカメラマンを歴任後に記者へ転身。2021年4月から、カメラマンとの兼任扱いでJNN上海支局へ赴任中)
  • 河東宏樹(2017年入社。大阪府警察本部記者クラブ・捜査1課担当)
  • 柳瀬良太(東海テレビで愛知県警や愛知県政・名古屋市政などの記者を経て、2018年に中途採用。大阪府警のサブキャップを経て、現在は大阪府政・市政のキャップ)
  • 法花直毅(ほっけ なおき:NHK京都放送局・放送センターなどの記者を経て、2019年に中途採用)
  • 富永高史(2021年3月からJNNパリ支局長)[65]
  • 原田康平
  • 原田康史
  • 鹿毛裕輝
  • 渡紗也子
  • 梅田新平
  • 入口茉莉
  • 山田ひかる
  • 木村富友佳(2021年には『映像』シリーズのディレクターも担当)
  • 宇治宮汐梨(2018年入社。大阪府政担当を経て、2020年2月から京都支局へ配属)
  • ビジャン亜里沙(神戸支局)
  • 大里奈々
  • 國土愛殊
  • 秦瑞穂
  • 藤澤七海(神戸支局)
  • 森亮介(大阪府警や大阪地検特捜部などの担当を歴任)
  • 有馬加奈子
  • 萩原大祐(京都支局)
  • 長澤清導
  • 尾藤貴裕
  • 大熊楓
  • 横田舞
  • 中村真千子(経済担当キャップ)
  • 金咲和歌子(神戸支局)
  • 片岡野乃子
  • 堀江了
  • 佐藤晃優(『サタデープラス』などのディレクターを経て配属)

過去編集

  • 石田英司☆(1984年の入社後に、営業部員、報道局社会部の記者・デスク、制作局エグゼクティブなどを歴任。『ちちんぷいぷい』では、1999年10月の番組開始当初から2017年9月まで、「ニュースのおっちゃん」と称してニュース解説を担当していた。2018年1月以降は、『上泉雄一のええなぁ!』の水曜日→木曜日→水・金曜日にレギュラーで出演中。2019年7月の定年後も、ラジオ局ラジオ制作センター所属→クリエイトサポート局および経営戦略局所属(MBSラジオコンテンツデザイン局プロデュースセンターへの出向扱い)の「シニアスタッフ」として、ラジオ番組への出演を続けている)
  • 西村秀樹(1975年に入社後、報道局社会部の記者として豊田商事会長刺殺事件に遭遇。犯人への取材を試みる一方で、所轄警察署への通報によって、犯人の逮捕につなげた。その後は、『映像』シリーズやニュース番組で、人権と平和に関するドキュメンタリーを多数制作。退社後は、近畿大学人権研究所の客員教授や、近畿マスコミ倫理懇談会の顧問などを務める)
  • 黒木奈々(2006年に一般職で入社後に、記者として報道部に配属。しかし、アナウンサーになることを学生時代から強く希望していたため、2007年2月に退社した。退社後は、CMA所属のフリーアナウンサーとして、『TBSニュースバード』のキャスターなどを歴任。セント・フォースへの移籍や闘病生活などを経て、NHK BS1国際報道』シリーズの月曜キャスターを担当していたが、2015年9月19日に32歳で逝去)[66]
  • 榛葉健(1987年に入社。報道局社会部の記者や、報道・ドキュメンタリー系テレビ番組のプロデューサーとして、多数のスクープ・受賞歴を持つ。2011年3月11日に東日本大震災が発災してからは、テレビ営業局営業開発部次長として勤務するかたわら、個人の立場で東日本大震災の被災地を定期的に取材・撮影したドキュメンタリー映画「うたごころ」シリーズを発表。2021年4月の分社後は、制作スポーツ局でプロデューサー、MBSラジオで『関宏美のラジオベジタ』のパーソナリティを務めている)
  • 山田厚史(1971年に入社したが、同年に朝日新聞社へ移籍。政治・経済記者、外国通信員、編集委員を経て、現在はジャーナリスト・「AERA」シニアライターとして活動)
  • 里見繁(1973年の入社後に、報道部の記者を経て、ディレクターやプロデューサーとして『映像』シリーズに従事。取材や制作に携わったドキュメンタリー作品が高く評価されたことによって、ジャーナリズム関連で多数の表彰を受けた。2010年から関西大学の社会学部教授へ転身)
  • 神﨑智大(かんざき ともひろ:ラジオ報道部の国会担当記者などを経て、2014年4月から2019年3月まで『VOICE』のフィールドキャスターを務めた後にNHKへ移籍。2021年6月の時点では、東京放送センターの社会番組部で記者とディレクターを兼務している)
  • 上野由洋(入社の直後から報道局へ配属されると、記者として警察・政治・経済分野を担当したほか、アジア各地や東日本大震災の被災地域を取材。『生き抜く 南三陸町 人々の一年』の制作にも携わった。映画評論家水野晴郎と親交があったことから、水野の没後に毎日放送を退社。水野が生前営んでいたものの、水野の逝去によって休眠状態になっていた映画制作会社の業務を引き継ぐ格好で、「株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント」を設立した)[67][68]
  • 奥田信幸(報道局ニュースセンターの記者として大阪府政・大阪市政などを担当した後に、同センターのデスク・解説委員・報道部長・番組編集部長を経て、2020年6月から報道局長へ着任→ラジオ放送事業分社化後の2021年4月1日以降は新設の「報道情報局長」)
  • 秋山穂乃果(2016年の入社後に、報道局のニュースセンターで報道カメラマンを務めた。陸上の長距離競技選手として活躍していた神戸大学の学生時代に警察官を志しながら家族の反対で断念していたことを背景に、2019年3月で退社すると、長野県警察で巡査長や山岳遭難救助隊員を務めている。毎日放送への在籍中に始めたトレイルランニングで、2019年・2021年の世界選手権へ日本代表として出場)[69]

その他の著名社員編集

  • 尾嵜豪☆(2018年7月から一時、制作業務部のマネジャーを務めながら、報道局で自然科学分野の解説委員を担当。水産学を専攻していた京都大学からの卒業後に入社すると、テレビ営業局・テレビ制作部を経て、2016年の気象情報部設立を機に初代の部長を務めた。『ちちんぷいぷい』のディレクター時代から、「お魚博士」と称して、放送50回に1回のペースで水産・魚類関係のリポートや解説を随時担当[70]。2011年には、全国ネットの特別番組『クニマスは生きていた!~“奇跡の魚”はいかにして「発見」されたのか?~』のプロデュースで、日本民間放送連盟賞・テレビ教養番組部門の優秀賞を受賞した[71]。2021年1月の時点で事業部長に異動している[72]が、「お魚博士」としての番組出演も継続。『ちちんぷいぷい』には、通算で100回登場した)
  • 芝川龍平(サンスターファイニーズアメリカンフットボール元選手。スポーツ局勤務)
  • 川中恵一(同志社大学への在学中に、競泳日本代表選手としてバルセロナオリンピック200mバタフライで5位に入賞。大学卒業後の1994年に入社すると、ラジオ局ラジオ制作部のプロデューサーとして『上泉雄一のええなぁ!』、テレビ制作部のプロデューサーとして『ちちんぷいぷい』などを担当した。2018年6月にテレビ営業局タイム営業部のマネジャーへ異動)
  • 宮瀬永二郎(日本国内の大会で優勝するなど、学生時代にフィギュアスケート・男子シングルの選手として活躍したが、立命館大学からの卒業を機に1999年入社。2016年には、テレビ営業局スポット営業部の副部長を務めながら、『情熱大陸』900回記念特別番組で羽生結弦への密着取材や演出を担当した[73][74]。妻は現職アナウンサーの松川浩子)

正社員ではないが、2009年から和歌山県新宮市の市長を務める田岡実千年は、市長就任前の1987 - 2008年に、同市内で家業(カメラ販売店の経営)へ就くかたわら、報道局から新宮駐在員(和歌山県南部および近隣地域の映像取材を担当する駐在カメラマン)の職を委嘱されていた。

不祥事・事件・トラブル編集

  • 江崎グリコ江崎勝久社長が誘拐された1984年(昭和59年)3月18日深夜、この事件に関する報道協定が成立する前に、MBSテレビで江崎社長の誘拐を伝えるニュースの第一報が報じられた。[要出典]
  • 2005年(平成17年)4月に放送された『VOICE』で、兵庫県宝塚市在住のたこ焼き屋台経営の女性が、暴力団関係者らと共に同市内の喫茶店に対して嫌がらせを繰り返し、喫茶店を廃業に追い込んだとの報道を行った。これに対し、女性が名誉を傷つけられたとして神戸地裁訴訟を起こし、同地裁は2007年2007年(平成19年)10月31日に原告の名誉を毀損したとして、40万円の支払いを毎日放送に命じた。大阪高裁での二審では隠し撮りという取材手法が問題とされたが、名誉棄損は認めず一審判決を変更して10万円に減額し、最終的に2009年(平成21年)2月13日最高裁は両者の上告を退け、二審の大阪高裁判決が確定した[75]
  • 2005年(平成17年)9月の同局の報道番組での、兵庫県南淡町談合疑惑に絡んだ報道で、同町が約2億8,000万円を支出した造成工事について、森紘一・元同町長のファミリー企業が予定価格通りに落札したなどとした報道を行った。これについて、森元町長が毎日放送と住民監査請求を行った市民団体を相手にそれぞれ1,000万円の支払いを求め、神戸地裁に訴訟を起こした。同地裁は2008年(平成20年)9月26日名誉棄損を認め、毎日放送に100万円の賠償を命じた。
  • 2006年(平成18年)11月4日に放送した「2006ミズノクラシック」中継では、宮里藍の成績を首位に立っていないにもかかわらず「首位に立った」と表示したため、12月8日総務省近畿総合通信局から厳重注意を受けた[76]
  • 2008年(平成20年)5月23日に放送されたMBSテレビ制作の全国ネットバラエティ番組『ランキンの楽園』で健康チェック「ティッシュ箱飛ばし」を紹介した際、この番組を視聴していた千葉県在住の60代女性が実践した際に怪我を負ったことが同年5月27日に明らかになった。同年5月30日には、同番組のエンディングでお詫びと視聴者に注意喚起を促すテロップをアナウンス付きで放送した。
  • 2008年に収録された同局の特別番組内で行われた「番組対抗駅伝」企画で、吉本総合芸能学院大阪校に当時在籍していた男性が同年7月25日に行われた同企画の野外リハーサルで走らされた際、熱中症を発症して高次脳機能障害が残った。当時、気温は35度以上あり、運動を原則中止すべき気象条件だったにもかかわらずリハーサルを実施したことで熱中症になったことが原因で障害が残ったとして、男性は毎日放送と吉本総合芸能学院を運営する『よしもとクリエイティブ・エージェンシー』を相手取り、2011年4月に訴訟を起こした。男性側は「速やかな病院搬送など適切な対応を怠った」などと主張している。毎日放送は2009年7月に、この男性に対して約177万円を支払っているという[77]2015年4月17日に同地裁は「熱中症の後遺症ではない」などとして、原告の訴えを退けた[78]
  • 2010年(平成22年)12月5日に、大阪府堺市内のグラウンドで『くらべるくらべらー』の収録が行われ、「Jリーグの選手と子ども100人が(サッカーの)試合をしたらどんなスコアになるのか」との企画で、セレッソ大阪の選手らや同球団傘下のサッカースクールに通う児童らが参加して行った。ところが、この収録中にセレッソ側のゴール前へ児童らが殺到し、うち小学校3年生の男子児童1人が転倒したうえ、この児童は他の児童に左腕を踏まれて左骨折で全治3か月の重傷を負った[79]
  • 2011年(平成23年)1月12日放送の『イチハチ』で、富裕な芸能人を紹介する特集『お坊ちゃまお嬢様芸能人No.1 決定戦』に出演していた日本人の女性タレントを、本人の事前申告を基に「アメリカニューヨークビル内の部屋に居住する資産家」と紹介したが、放送後には視聴者からの指摘をきっかけに、このビル内の物件を女性タレントが所有した事実がなかった疑いが浮上した。毎日放送では同年2月4日に事実確認が不十分だったことに対する謝罪と、放送後の現地調査を基に「事実と異なる内容を放送したと客観的に疑わざるを得ない」とする見解を記した文章を同番組の公式サイトなどで発表した[80]
  • 2011年(平成23年)6月26日に、複数の報道番組で平野区韓国人母娘殺害事件の被害者とは別人の写真を被害者として報じた。誤報事件を受け、毎日放送はチェック体制を強化すると発表した。
  • 2013年(平成25年)12月7日放送の『せやねん!』では、コーナー「今週の気になるお金」で「特殊詐欺・ダイヤモンド詐欺」を取り上げた。しかし、同コーナーで紹介した具体的な手口・実例・被害金額が、前々日(12月5日)に読売テレビの『かんさい情報ネット ten.』で放送されたばかりの独自取材特集「モクゲキ〜ダイヤモンド劇場型詐欺」の内容に酷似していることが、同局からの指摘で判明した。毎日放送で社内調査を進めたところ、『せやねん!』のスタッフが、読売テレビの公式サイトで配信されていた当該特集の動画の内容を同局に無断でナレーションの原稿などへ引用したことが判明した。このため、毎日放送では2013年12月26日付で「読売テレビや取材に協力された方に多大な迷惑をおかけしたことをお詫びします。放送人としてモラルを徹底させるとともに、チェック体制を見直したい」という謝罪コメントを広報部から発表する[81]とともに、『せやねん!』の公式サイトに謝罪文を掲載した[82]
  • 2014年(平成26年)8月2日にTBSテレビ系列全局で放送された『音楽の日』で、大阪府立清水谷高等学校合唱部に出演を依頼したが、放送前日に出演依頼を取り下げたことを公表した。その理由として、東京のスタジオと中継を結ぶ『情熱大陸SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA』(万博記念公園もみじ川芝生広場にて開催)において、冠スポンサーがアサヒビールであること、ならびに会場内でアサヒビール社製品を販売していた事から、毎日放送側が未成年の出演を社会通念上避けるべきと判断したが、そのような状況を社内で充分に認識していなかったため。毎日放送は同日付で高校に謝罪し、当日の放送ではブルーバックで「このあと放送される『音楽の日』に大阪府立清水谷高校の皆さんが出演される予定でしたが、毎日放送の不手際のため、出演していただくことができなくなりました。関係者の皆さんに深くおわび申し上げます。」と謝罪のテロップを放送した。mazda(マツダ)も同じく会場内での実車展示をしていた[83]
  • 2017年7月16日に神戸市北区で、高齢男女など5人が殺傷される事件が発生したが、この事件に関連して、17日に放送された『JNNニュース』と『ちちんぷいぷい』に於いて、被疑者の顔写真として紹介した写真が、別人のものであったことが判明し、同局は同日夕方以降のニュース番組内で繰り返し謝罪した[84]
  • 2017年12月26日にラジオで放送された『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』で沖縄県における米軍基地反対運動を取り上げた際に、パーソナリティの近藤光史が、「中国韓国の勢力が内部から日本を分断しようとしている」との私見や「これらの勢力が基地反対運動でも活動しており、純粋に反対運動をしている人は少ない」という趣旨のコメントを発した。 この発言について、社長の三村景一は、2018年1月18日の定例記者会見の席上で「近藤の発言は不適切だった」と謝罪した。近藤に対して、沖縄の現状を改めて取材・報告させる方針を示した[85]ため、翌2月には近藤の冠番組(「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」「日曜コンちゃん おはようさん」)で上記の方針に沿ったリポートが放送された。

バラエティ番組の制作における「政治的公平性」が公に問われた事例編集

  • 2022年1月1日に関西ローカルで放送された新春特別番組『東野&吉田のほっとけない人』(東野幸治ブラックマヨネーズ吉田敬が司会を務めたトーク番組)では、大阪維新の会日本維新の会と関係の深い松井一郎大阪市長で日本維新の会の代表)、吉村洋文大阪府知事で日本維新の会の副代表、肩書はいずれも放送の時点)、橋下徹弁護士、元・大阪府知事および大阪市長、大阪維新の会初代代表、日本維新の会の前身である国政政党・おおさか維新の会初代代表)を揃ってゲストに迎えたことに対して、政治的公平性の観点から毎日放送の内外で批判が相次いだ[86][87]
    • 『東野&吉田のほっとけない人』は、2021年1月3日から不定期で関西ローカル向けに放送。2021年内の放送回数は7回で、橋下は第1回・第2回(3月3日)・第3回(3月10日)・第6回(11月17日)、松井は第1回、吉村は第3回にもゲストで出演していた。第3回までは毎日放送のテレビ制作局(当時)がゲストのキャスティングや制作を担当していたが、毎日放送のテレビ単営局化を経て、第4回(9月1日)放送分から担当を制作スポーツ局へ移管。「政治的公平性の面で問題」とされた回は、通算で8回目(2022年の初回)放送であった。
      • 制作スポーツ局では、前身のテレビ制作局時代から「関西地方の視聴者の関心の高いゲストを招いて、(東野や吉田との)トークを通じて素顔を引き出す」という意図の下に『ほっとけない人』を制作。第1回では松井・第3回では吉村が出演したパートの視聴率がとりわけ高かったため、総合演出の担当者曰く「世間の人々が松井と吉村に高い興味を示していることを(視聴率を通じて)実感したので、2021年を総括するに当たって、(同年の時点では政界を引退している)橋下を加えた3人に出てもらえたら面白い」との認識で、第8回の放送に向けてキャスティングを企画した。番組の編成を司る総合編成局は「吉村が『現職の大阪府知事』、松井が『現職の大阪市長』という肩書で出演するのであれば高い視聴率を見込める」としてこの企画を容認したが、吉村と松井への出演交渉については報道情報局に委託。制作局長を兼務している制作スポーツ局長の岸本孝博は、以上の事情を背景に、「報道(情報局)が(出演交渉に)関与しているなら、(放送で取り上げる)内容が(報道情報局に)理解されているはず」「『制作スポーツ局と総合編成局の間で(第8回の制作をめぐる)状況が共有されている』ということは、会社(毎日放送全体)としてのオーソライズが為されているはず」と認識していたという[88]
    • 毎日放送社長の虫明洋一は、第8回の放送をめぐって局の内外から政治的公平性に関する疑義が相次いだことを受けて、専務をリーダーに据えた検証チームを2022年1月17日付で発足。放送に関連した全部局の関係者からのヒアリングを通じて検証を進めたところ、以下の問題点が浮上したことから、同年3月1日に開催の第666回番組審議会で報告した[88]。テレビ大阪代表取締役社長の田中信行は、2022年1月27日の新春記者会見で、「(当時毎日放送で始まったばかりの)社内調査の結果を(自社の番組制作で)参考にしたい」との意向を示したうえで、「『行政の長』として吉村や松井を(自社の番組に)招くことがあり得るにしても、大阪府内では(会見の時点で)維新(系の勢力)が非常に強いので、感覚が麻痺しないように(番組の制作や報道活動で自戒)しなければならない」との見解を述べている[89]
      • 毎日放送では、松井が大阪市長・吉村が大阪府知事へ就任してから(第7回以前の『ほっとけない人』を含めた)自社制作番組へ迎える際に「大阪市長」「大阪府知事」という肩書しか用いていなかった。報道情報局でも、そのことを前提に2人へ出演を打診。担当した局員は『ほっとけない人』で予定されていた内容に疑問を持っていたものの、報道情報局自体が同番組の制作に直接関与していないため、当事者意識を持てないまま放送を容認してしまった。報道情報局長の奥田信幸によれば、「制作(スポーツ局)と(総合)編成(局)が(高い)視聴率を狙いに行った番組である以上、報道情報局としては問題と思うものの、収録済みの映像を放送しないことが難しいとも感じていた」 という[88]
      • 総合編成局では、管理職やチーフ級の局員が政治的な公平性を十分に認識していながら、制作スポーツ局が管轄している制作現場への注意喚起(途中経過の報告の要請など)を怠っていた。総合編成局で『ほっとけない人』を担当している局員も、第8回の収録に立ち会っていながら、収録された映像の編集作業までには関与していない[88]。その結果、実際に放送された映像では、松井を「日本維新の会の代表」、吉村を「日本維新の会の副代表」と紹介。結果としてナレーションや橋下の発言に政治的公平性への配慮がうかがえたものの、放送法で規定されている「番組編集の自由」を裏打ちするだけの多角的な精査や組織的な検討が、制作スポーツ局にも総合編成局にも圧倒的に不足していた[88]
      • 毎日放送の総合編成局・報道情報局・制作スポーツ局には「アドバイリー制度」が設けられていて、「番組アドバイザー」に任命された局員が番組内容のチェックに当たっている。しかし、実際には表現や放送用語のチェックにとどまっていて、番組全体の問題点を網羅する機能を果たしていなかった[88]
      • 日本民間放送連盟(民放連)が定める放送基準に「政治に関しては公正な立場を守り、一党一派に偏らないように注意する」、毎日放送の放送基準で「政治に関する問題(を放送で扱う場合に)は公正な立場を守る」との一文があるにもかかわらず、このような基準に示された政治的公平性への認識が制作や編成の現場にまで正しく浸透していなかった[88]
    • 毎日放送では、以上の検証結果を受けて、「『番組を担当する部局や担当者が責任を持ちつつ、民放連や自社の放送基準を順守することが番組制作の基本である』ということを、全社で改めて共有する」「いわゆる『組織の壁』による当事者意識の欠落などが生じないように、それぞれの部局の組織が内部で円滑なコミュニケーションを取れるように運営されていることを改めて確認する」「全ての社員に対して、部局ごとの役割の周知を改めて徹底させる」という姿勢を表明。全社員を対象に「政治的中立」を含む多角的なテーマの社内研修を実施するとともに、制作のプロセスにおける適切な助言や番組内容のチェックを徹底させるべく、「アドバイザリー制度を速やかに全社横断的な専門組織へ再編する」といった改善策を打ち出した[88]
      • 第666回番組審議会で上記の報告を受けた番組審議委員からは、「バラエティ番組が視聴者に及ぼす影響が他のジャンルの番組より大きいにもかかわらず、『バラエティ番組だから(出演者がどのような立場で何を語っても)許される』という甘えのようなものがなかったか」「(日本維新の会の動向に対して)批判めいたナレーションを収録後の映像へ入れてはいたが、そのことを免罪符にしてスタジオ収録でのトークを出演者に委ねる手法は、(『政治的公平性に配慮した』という)アリバイを作っているかのようで姑息に感じる」「社内の他の部門に対して意見を言えないような空気感(社内環境)の下で、一つのもの(番組)を(『組織の壁』を超えてでも社員)みんなで作り上げることへの責任感が少し欠如しているのではないか」といった指摘が相次いで寄せられた[90]
      • 朝日新聞東京本社論説委員の田玉恵美は、以上の検証結果に独自取材の成果を交えた論説記事を執筆。2022年3月16日付朝刊の『多事奏論』(専門分野の異なる複数のベテラン記者が記事の執筆を交互に担当する連載企画)に、「番組審議会 放送の自律へ、議論もっと可視化を」というタイトルで掲載された。田玉は、毎日放送に対して「(局の内外から政治的公平性を疑われるような番組を放送した)責任は厳しく問われるべきだろう」との見解を示す一方で、「『番組審議会』という外部の(有識者が参加する機関の)目を交えながら(放送内容を)検証するだけにとどまらず、視聴者に向けて検証過程の積極的な可視化に踏み切ったことは(日本の放送業界で)あまり前例がなく、(放送局における)番組審議会の役割を考えるうえで一石を投じているようにも思う」と評価している[91]
        • この記事では、第666回番組審議会報告書の概要に記されていない審議会の内情を、毎日放送関係者からのコメントを基に紹介。「『出演料を受け取らない』という条件で(現職の)政治家がバラエティ番組に出演することへの意図に思いが至らないのか」という指摘や、日本の都道府県の中でも(放送の時点で)新型コロナウイルス感染症に伴う死者数の水準がとりわけ高い大阪府での感染拡大対策よりも第49回衆議院議員総選挙(2021年10月31日投・開票)における日本維新の会の躍進を放送で強調したことへの疑問が審議委員の一部から呈されていた一方で、毎日放送からの出席者が審議委員に対して「収録では(新型)コロナ(ウイルス感染症)の話も出たが、盛り上がらなかったため放送しなかった」と説明していたことを明らかにしている[91]
    • 毎日放送では、上記の改善策に沿って、放送法に関する社内研修を2022年4月15日に実施[92]。同年6月1日には、「オートノミーセンター」を総合編成局内へ新設するとともに、同局次長の清水伸浩が初代のセンター長に就任した。「オートノミー」とは「自主」「自律」を意味する英語(autonomy)で、ラジオ放送事業の分社化(2021年4月1日)から総合編成、報道情報、制作スポーツの各局に設けていた番組アドバイザリーを集約させたうえで、他部との兼任者を含む10数名のメンバーが番組制作プロセスでの助言や制作内容のチェックに携わるという[93]
    • 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会では、放送倫理上の問題の有無を判断する「審議」に入らないことを決めた[94]うえで、小町谷育子委員長による談話を2022年6月2日に公表。「テレビ放送の政治的公平性で問われるのは、『量』ではなく『質』である」「毎日放送や番組審議会による自律的な自浄作用が理想的な形で働いた」という理由で、「紙一重」の判断ながら審議を見送ったことを明かした。そのうえで、「『審議に入らない』という結論だけが独り歩きすることによって、『ほっとけない人』に垣間見えた問題点が放送界に共有されないことを危惧する」として、2022年の7月25日までに第26回参議院議員通常選挙の投・開票が予定されていることを念頭に以下の問題点を指摘した[95]
      • バラエティ番組で政治問題を取り上げる場合には、話題性の高い政治家に対する視聴率重視のキャスティングが適切であるかどうかを、今一度見直す必要がある。また、「情報の提供」と「娯楽の提供」という要素が混在しているニュース番組や情報番組で、視聴率を偏重すれば『ほっとけない人』と同じようなことが起きかねない。
      • 視聴率にとらわれながら制作される番組では、コメンテーターなどの出演者の意見が過激になったり、面白さを求めるあまり情報が偏ったりする結果として、誤った印象を視聴者に与えかねない。政治に関する番組で上記の事態へ至った場合の悪影響(が甚大であること)は触れるまでもないが、『ほっとけない人』はその最たる例になっているのではないか。
      • 『ほっとけない人』の放送では、大阪府・大阪市による新型コロナウイルス対策を評価するうえで「行政側にとって都合の悪い」とされる事実も、行政を担っている政党(大阪維新の会)の政策についての異論や反論も一切出されていなかった。その結果として、同党の政策が一方的かつ肯定的に放送で流されたきらいがある。この放送を見る限り、「質」の面での政治的公平性を確保すべく、毎日放送が自主性を発揮しながら創意工夫を凝らした形跡をうかがうことは難しい。上記の事態は『ほっとけない人』以外の番組でも起こりうるので、毎日放送に限らず、他局の番組制作者にも「政治的公平性を質の面で担保するためには、異なる視点の提示が欠かせない」ということを忘れないで欲しい。
      • 政治を扱う番組で大切なのは、放送局が放送に至るまで、視聴者の立場で政治的公平性を真剣に議論することである。その鋭意な努力を欠いたまま制作された番組では偏った情報が流れかねないので、視聴者はこのような情報を受け取った結果として、最も大きな不利益を被ることになる。
    • 第26回参議院議員通常選挙は2022年7月10日に執行されたが、松井が日本維新の会の代表を任期満了(同年10月)までに辞任することを執行日の開票前に表明したため、開票の直後から放送された『よんチャンTV×選挙の日2022 政治の壁をしゃべりたおせ!参院選開票フェススペシャル』(JNN開票特別番組『選挙の日2022』の大半を自社制作で関西ローカル向けに差し替えた番組)では松井の辞任記者会見中継を挿入。虫明は7月20日の社長記者会見で「BPOが集中的な審議を紙一重で見送ったとはいえ、(上記の談話が出されるような)結果を重く受け止めている」との見解を示した[96]ものの、『よんチャンTV』では同月11日(月曜日)以降の生放送にも橋下と吉村を個別に出演させている。

グループ会社編集

MBSメディアホールディングス子会社編集

持分法適用関連会社編集

  • スポーツニッポン開発(スポーツニッポンカントリー倶楽部)
  • 千代田ビデオ

その他非連結子会社・関連会社編集

友好会社・系列放送局編集

関係の深い系列外放送局編集

その他編集

  • 1963年(昭和38年)11月23日(日本時間)、アメリカ合衆国ダラスケネディ大統領暗殺事件が発生した直後には、当時ニューヨークへ駐在していた毎日放送局員(元・アナウンサー)の前田治郎が、当時の業務提携先であったABC(アメリカ)本社の社長室から日本国内へ向けて日米間初のテレビ宇宙中継で事件の第一報を伝えた。アメリカでは通信衛星を利用した日本初のテレビ放送通信伝送(宇宙中継)実験が当日に2回予定されていて、2回目の実験の際に、当時の大統領ジョン・F・ケネディによるスピーチの収録音源を放送することが決まっていた。ケネディが遊説先・ダラスでのパレード中に暗殺されたことを1回目の実験後にニューヨークで偶然知った前田は、ABCの本社へ急遽直行すると、2回目の実験に合わせて日本への国際電話によるリポートを実施。日本では、毎日放送を含む民放各局にとどまらず、NHKでも前田によるリポートの音声が流れた(当該項に詳述)。
  • 在阪の民放局では初めて、気象情報部(通称「お天気部」)を報道局内の部署として設置。在阪の放送事業者では初めて気象庁から気象予報業務の実施許可を受けた(前述)ことから、2016年度の下半期からは、同部で独自に調査した天気予報をテレビ・ラジオの生放送番組やスポーツ中継で随時伝えている(2021年4月1日付で「報道情報局」に移管)。また、日本の民放ラジオ・テレビ兼営局では珍しく、ラジオでの報道系番組制作・ニュース取材を担う報道部(通称「ラジオ報道部」)をラジオ局内に設置していた(2021年4月1日付で「株式会社MBSラジオ」に移管)。
  • 夜間から早朝にかけて緊急事態が発生することに備えて、宿直勤務制度を実施。テレビ・ラジオニュース担当のアナウンサー(最低1名)と、制作・技術・報道部門のスタッフ数名が、毎日交代で本社内へ泊まり込んでいる。
  • AERA』で社名入りの特集が組まれるほど、女性社員に対する福利厚生制度が充実[97]。近年では、既婚の女性アナウンサーの大半が、産前産後・育児休暇を経て職場復帰を果たしている[注 70]。上記の休暇から復帰したばかりの女性社員には、一定の期間まで(早朝・深夜の時間帯を除く)短期間勤務に専念させることを社内で規定している[98]。また、妻帯者である男性社員を対象に、原則として3ヶ月間の育児休業制度も設けている[注 71]
  • 男性社員には、60歳の定年を迎えても、嘱託社員扱いの「シニアスタッフ」として最長で5年間の勤務を認めている。アナウンサーとして定年を迎えた男性社員(角淳一野村啓司松井昭憲など)は肩書なし(「専属パーソナリティ」という扱い)で番組への出演を続けていたが、2016年9月定年の美藤啓文以降は放送上「アナウンサー」の肩書を保っている(美藤のみラジオ制作センターへ異動、柏木宏之以降のアナウンサーはアナウンサー室に残留)。その一方で、テレビ・ラジオ放送事業の兼営時代にアナウンサーとして定年を迎えた吉田智子水野晶子は、60歳の誕生月末日付で退職している。
    • ラジオ放送事業の分社化に際しては、ラジオ制作センターの業務が2021年4月1日付で「株式会社MBSラジオ」に移管されたため、同センターに所属していた「シニアスタッフ」の一部(石田など)が毎日放送に籍を置いたままクリエイトサポート局や経営戦略局(前述)へ異動。株式会社MBSラジオコンテンツデザイン局のプロデュースセンターへの出向扱いで、ラジオ番組への出演や業務を続けている。
  • ラジオの天気予報を、『お天気のお知らせ』という呼称で統一。かつては、テレビの天気予報のタイトルにも用いていた。
  • 週末や祝日に日本中央競馬会(JRA)が実施する重賞競走をラジオで定期的に中継するほか、以下の重賞競走に対して「毎日放送賞」を寄贈している。
  • 阪急電鉄大阪梅田駅2階JR線連絡通路、阪神電鉄大阪梅田駅地下1階東側出入り口、JR西日本大阪駅御堂筋口に広告スペースを常設している。
    • 阪急大阪梅田駅通路にはドラマの広告、阪神大阪梅田駅には野球中継の広告を掲示。かつては、茶屋町の本社社屋に近い阪急中津駅の西側フェンスに、大量の広告看板を設置(現在は撤去)。JR大阪駅には、駅構内の改良工事で巻き取り式の広告スペースが設けられた当初から、自社制作のバラエティ番組やドラマ、らいよんチャンの広告を出していた(2008年10月で終了)。
    • また、2020年3月までは長らく、戎橋の南西側に建つ道頓堀観光ビルの東側壁面にも番組単位での大型看板を設置。『イチハチ』、『EXILE魂』、『ちちんぷいぷい』(2014年度)、『サタデープラス』(2015・16年度)、『所さんお届けモノです!』(2017年度上半期)、『教えてもらう前と後』(2017年度下半期 - 2018年度下半期)、『ミント!』(2019年度)の順にPR看板を出していた(『ちちんぷいぷい』『サタデープラス』『ミント!』以外は東京支社制作の全国ネット番組)。この場所は「大阪を代表するスポット」として日本の国内外で頻繁に紹介されているため、上記の看板が他局のテレビ番組のロケ映像へ写り込むことも多かった(2020年度上半期からはファンケルの看板を設置)。
  • 2004年(平成16年)から2008年(平成20年)までの夏季には、オーサカキング大阪城公園を中心に実施されたイベント)を主催。開催期間中には、特別番組や『ちちんぷいぷい』内で連動企画を放送していた。
  • 情報番組などに芸能リポーターらが登場することはほとんどないが、ディレクターが記者などとして、出演することなどがある。
    • リポーターなどは出演しないが、独自の目線で独占インタビューなどを頻繁に『ちちんぷいぷい』内などで放送しており、タレント俳優などのこれまでとは違う一面を引き出しているためリポーターを出演させなくてもやっていけるということを証明している。その一方で、一部のテレビ・ラジオ番組には、KOZOクリエイターズ所属のリポーター(井上公造駒井千佳子→中西正男)や『スポーツニッポン』大阪本社の芸能担当記者を定期的に出演させている。
  • 2005年(平成17年)シーズン、阪神タイガースは前半戦首位を独走したものの、後半戦に入ると中日ドラゴンズの猛追を受け、ついに0.5ゲーム差まで迫られてしまった。このままでは逆転されてしまうということで、「阪神優勝してよん ドリームズカムつる〜」というイベントを実施した。これはタイガースの優勝をファンと、『ちちんぷいぷい』の角淳一、『せやねん!』のトミーズ、『っちゅ〜ねん!』(当時)の上泉雄一で後押ししようというキャンペーンで、毎日放送社屋内と阪神百貨店内に特別ブースが設けられた。その後阪神が優勝したので優勝特別番組で100万羽の折り鶴が舞った。「この企画が無かったら本当に逆転されていた」とトミーズ雅は語っている。その後、この折り鶴は甲子園球場近くの廣田神社で燃やされた。
    • 2007年(平成19年)シーズンも、9月18日から阪神の日本一を祈願して、阪神がナゴヤドームで行われたクライマックスシリーズ第1ステージで敗退した翌日の10月15日まで「ドリームズカムつる〜2007」を『ちちんぷいぷい』と『せやねん!』の共同キャンペーンとして開催した。2007年(平成19年)シーズンでは、阪神タイガースの黄色に加え、金本知憲(外野手、背番号6)の活躍を祈って金色赤星憲広(外野手、背番号53)の活躍を祈って藤川球児(投手、背番号22)の活躍を祈って藤色桜井広大(外野手、背番号51)の活躍を祈って桜色の折り紙で鶴を折ることが出来た。それと同時に、毎日放送玄関前では『ちちんぷいぷい』のコーナー「今日のポン」が「目指せ!阪神ニッポンイチ」と題して行われた(ポンの時間: 平日は午後2時、午後2時50分ごろ、午後4時ごろ、午後5時ごろの4回、土・日・祝日は午後3時の1回)。終了後、その折り鶴は前と同じく廣田神社で奉納された。
    • 2008年(平成20年)シーズンには、8月26日から「MBSめざせ阪神優勝キャンペーン 笑虎 (タイガースマイル)2008」が行われた。内容は阪神タイガースがセントラル・リーグ優勝を決めた夜に毎日放送で放送される「優勝特番」で選手が最高の笑顔を見せるような"一品"をプレゼントするというもの。"一品"の情報を提供し、特番で紹介された場合、その視聴者には"一品"とともに、笑顔の選手の生写真をプレゼント。しかし阪神がセ・リーグ優勝を逃したため、この企画は幻となった。
    • 2012年(平成25年)以降のシーズン中には、毎日放送グループ(MBSテレビ・MBSラジオ・GAORA)のコラボレーションによる阪神応援キャンペーン「with Tigers」を展開している。
  • 毎日放送の公式サイトがリニューアルした際にトップページに、「今週のMBSには、こんな人が出ます!」と題して1週間の内にローカル・全国ネット問わず、毎日放送で放送されるテレビ番組に出演するタレント・俳優・スポーツ解説者・アナウンサーがレギュラー・ゲスト問わず表記されている。毎日放送以外にもキー局TBSテレビ・ラジオや他の系列局の番組に出演する者も含まれる。再放送の関係で故人も名を連ねることもある。人名の横には回数も併記されている。ほぼ全員載せているのは珍しい。ただし、自社制作・他系列問わずアニメ番組(土6枠やアニメシャワー枠など)に出演している声優の名前は表記されない。
  • トップページにある当日の番組表で、MBSテレビで放送されるすべての番組を対象として「おもしろかった番組投票」を実施している。結果は翌日に発表される。
  • 公式サイトにあるアナウンサーのウェブページから、全員の顔が載ったものや、特定の人のみが載った壁紙が無料配信されている。
  • 設立当初から放送局の方針上、テレビでは長らく創価学会聖教新聞テレビCMを流していなかった。ただし、ラジオでは1990年代初期まで流し、一時中断後2009年(平成21年)から提供番組内のみ再開しているほか、創価大学や、国政選挙期間中に限り公明党も流している。テレビでは2010年(平成22年)9月から「キー局の名のもとに」との立場から、TBSテレビ発の『アッコにおまかせ』のスポンサーネットで聖教新聞のCMが放送され、MBSテレビもそのまま受けている(2011年9月末まで)。また、TBSテレビやCBCテレビ制作の全国ネット番組で聖教新聞がスポンサーの場合もそのまま放送される。また、2012年4月から自社制作番組の番組スポンサー参加及びスポットCMへの出稿を段階的に受けて入れている。
  • テレビ番組に使用されるフォントは、『痛快!明石家電視台』や『ジャイケルマクソン』などを中心に 視覚デザイン研究所 のロゴGやロゴ丸をかつては多く使用していたが、2018年時点では同社フォントの使用を止めており、フォントワークスのフォントを中心に使用している。これは在阪他局も同様である。
  • 阪神・淡路大震災の取材を担った放送局として、ラジオのレギュラー番組(『ネットワーク1・17』『地震防災メモ』)や自社制作のラジオCMを通じて、普段から地震・防災関連の情報を積極的に提供している。また、本社内では毎晩、大地震発生直後の報道を想定したリポートなどの訓練を実施[99]。さらに、大地震や大津波の発生に備えて、報道局の主導による本格的な災害放送訓練を毎年実施している。
    • 阪神・淡路大震災が発災した1月17日には、前夜から「阪神・淡路大震災 1・17のつどい」(震災犠牲者追悼行事)が開かれる東遊園地(神戸市中央区)からの生中継リポートを、テレビ・ラジオとも発災時刻の15:46前後に関西ローカル向けに放送している。
    • 東日本大震災の発災直後には、ラジオを中心に、独自の方針による報道特別番組や被災地の復興支援番組『ネットワーク3・11』を長時間にわたって放送した。また、「MBS災害復興基金」という名義で、自社専用の義援金口座を設置。2011年3月30日までは、本社やサービスエリア内の繁華街(大阪・梅田、神戸、京都)において、複数のアナウンサー・ラジオパーソナリティや同局と縁の深い芸能人・スポーツ関係者が交代で街頭に立って義援金への協力を呼び掛けていた。2012年以降も、『ちちんぷいぷい』『ネットワーク1・17』などのレギュラー番組や、『映像』シリーズ(テレビのドキュメンタリー番組枠)で東日本大震災被災地への追跡取材企画を定期的に放送している。
    • 2011年9月にも、平成23年台風12号で和歌山県・奈良県の南部に甚大な被害が出たことを受けて、「MBS災害復興基金」の下に同様の活動を展開している。同年6月には、ラジオの聴取率調査週間に合わせて設定される「MBSラジオ スペシャルウィーク」において、被災地の復興支援キャンペーンを実施した。また、2016年4月に発生した熊本地震の直後にも、アナウンサーが番組やイベントなどで「MBS災害復興基金」への協力を呼び掛けた。
  • 在阪局で最も早く国際連合の「SDGsメディア・コンパクト」に参加していることから、ラジオで『ばんぱく宣言 われら21世紀少年団』内にSDGs関連のコーナーを設けているほか、テレビで2020年4月から『ゴエが行く!らいよんチャンSDGsニュース』を毎週月曜日にレギュラーで放送。SDGsが17項目の目標を掲げていることにちなんで、同年10月第4週(19日)から2021年3月1日までは、「SDGsのススメ」(17人の現役アナウンサーが取材と報告を分担するコーナー)を毎週月曜日に『ちちんぷいぷい』へ組み込んでいた[39]。毎日放送と株式会社MBSラジオは、このような活動を背景に、2021年10月に「TEAM EXPO 2025」の「共創パートナー」として登録された[41]
  • 開局以来、局の方針としてテレビでは創価学会聖教新聞を含む)のCMは一切受け入れてこなかったが、『アッコにおまかせ!』の2010年(平成22年)9月5日放送分で、TBSがPT参加企業の1つとして聖教新聞名義での出稿を受け入れたため、以降はTBSネットワーク全国スポンサードネット番組、かつ制作局と同時ネットの場合に「キー局の名の下に」受け入れるようになった。2012年(平成24年)4月改編でスタートした『衝撃速報!アカルイ☆ミライ』では、MBS製作の全国ネット番組と、創価学会本体名義での出稿についても解禁された。関西ローカルで流れるスポットCMについては、2012年9月に聖教新聞のCMを受け入れた。なお、ラジオでは2009年(平成21年)4月改編で時間帯を限定して受け入れを再開した他、学会直系の学校法人が管理運営する創価大学は出稿者として認めている。また国政選挙運動期間中の公明党のCMは法解釈上政見放送選挙公報と同様の扱いを受け、局側の都合だけでは事実上拒否できないこともあって一般企業と同じ有償扱いで受け入れている(この姿勢は、関西テレビテレビ熊本でもほぼ同様だが、これらの2局はMBSよりも厳しく、フジテレビをはじめとするフジテレビ系列(FNNFNS)各局制作のスポンサードネット番組にタイム契約での出稿があったとしても容赦なくACジャパン等他のCMに差し替える。このためフジテレビ系列各局もスポンサードネット番組への創価学会関連組織のCM出稿受け入れに消極的になっている)。
  • 日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している2020年には、3月中旬から番組の制作・放送体制を徐々に変更。レギュラー番組の制作スタッフに2班体制を導入したり、在阪民放テレビ局では最も早く4月7日(月曜日)から5月31日(日曜日)まで全番組の収録を見合わせたりするなど、感染拡大の一因とされる飛沫感染の回避に努めている[100]。取締役として制作局・東京制作局・アナウンサー室を統括していた岡田公伸が、感染に伴う心筋症によって4月9日(木曜日)に60歳で急逝して[101]からは、感染拡大への防止策を強化。本社制作の生放送番組へレギュラーで出演している首都圏在住者については、自宅などの滞在先や、東京支社スタジオからの生中継による「リモート出演」で対応していた。岡田がテレビ制作局のプロデューサー時代に立ち上げた『ちちんぷいぷい』でも、スタジオ出演者の座席の間隔を「社会的距離」とされるおよそ2mにまで拡大したほか、新型コロナウイルス感染関連のニュース・企画を中心に据えた構成に変更。2020年の4月改編から関西ローカル番組へ戻ったことも背景に、同月20日(月曜日)から5月29日(金曜日)までは、スタジオ(ライブセンター)を共用する『ミント!』の放送枠と暫定的に合体したうえで、『おうちにいようよ(→あしたのために) ちちんぷいぷい&ミント!』を放送した。もっとも、感染拡大の影響で毎日放送グループの収益が急速に悪化したことに伴う収益構造見直しの一環として、『ちちんぷいぷい』『ミント!』とも2021年3月で終了。3月29日からは、両番組の後継番組として平日の夕方に『よんチャンTV』、関連番組として土曜日の午後に『土曜のよんチャンTV』を関西ローカルで放送している。『よんチャンTV』では、6月に複数のスタジオ出演者から新型コロナウイルスへの感染が確認されるなど、短期間で放送体制の見直しを余儀なくされている。

関連人物編集

  • 榎本恒幸
  • 丸谷嘉彦(元東京支社所属プロデューサー、2007年に定年退職)
  • 石田英司(元社会部デスク。1999年10月から2017年9月まで『ちちんぷいぷい』でニュース解説を担当)
  • 竹田青滋(コンテンツビジネス局長、元編成局長、元アニメ部門プロデューサー、元報道部所属)
  • 諸冨洋史
  • 丸山博雄(東京支社所属、アニメ・深夜ドラマ部門のチーフプロデューサー)
  • 福岡元啓(東京支社所属、『情熱大陸』などドキュメンタリー番組のチーフプロデューサー)
  • 大谷邦郎

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 2004年11月30日まで、近畿広域圏ではANN系列局の朝日放送EPGのホスト局だったが、システム更新時にGガイドの配信を行っている本局に一本化され、現在は本局のみで近畿広域圏内のEPGの番組データの配信を行っている。
  2. ^ このようなかつてJNN系列局が同系列局が存在しない地域へのアナログGガイドの番組データの配信対応をしていた局はこちらの項を参照。
  3. ^ 逆に現在ANNに属するABCテレビはJNNに属していた。
  4. ^ MBSベースボールパーク』(ラジオ番組)、『ちちんぷいぷい』など
  5. ^ 但し暫くは、ラジオ番組の一部を梅田の阪急グランドビル内にあったサテライトスタジオ「ラジオポートMBS」で制作して、『すてきな出逢い いい朝8時』などのテレビ番組制作は千里丘に残った。
  6. ^ ただし 毎日放送の公式フェイスブック では「「M館」→「MAIN」の「M」、「B館」→「BASE」(=基地)の「B」、「S館」(千里丘)→「STORAGE」(=倉庫)」とコメントしている(2013年9月4日)
  7. ^ MBSテレビでは、TBSテレビからの同時ネットで『ひるおび!』を放送していた。
  8. ^ 放送技術67巻8月号 新マスター稼働後はワンセグ2サービスやHD+SDマルチ編成が可能になる。
  9. ^ 在京キー局の本社周辺に在阪準キー局が東京支社を構えているのは、毎日放送と日本テレビ系列読売テレビの2局のみである。読売テレビの東京支社は以前汐留シティセンターに構えていたが2009年(平成21年)11月に汐留の日本テレビ本社などが入居する「日本テレビタワー」に移転し、在阪準キー局の東京支社で唯一読売テレビが、在京キー局の本社ビルに入居する形となった。
  10. ^ MBSテレビのネットチェンジ以前は朝日放送(現・朝日放送グループホールディングス)、以後はTBSテレビが「JNNパリ支局」を開設していた。
  11. ^ 澤田隆治「上方芸能笑いの放送史」、『NHK人間大学』1994年10月 - 12月期、日本放送出版協会、1994年、90頁。
  12. ^ 当時は地方の多くは民放局が1局のみ(札幌・名古屋は2局、福岡は3局)であり、ほとんどは民放第1局目の放送局とクロスネットとする局が多かった(名古屋、福岡など例外はある)。このようなクロスネット加盟は、1990年代以後にANNの純粋フルネットが地方で増加するまでの間、地方局を中心に多くあった。
  13. ^ JNNに加盟するテレビ単営局が「〇〇放送」という商号を使用した先例には、2001年(平成13年)10月1日 - 2009年(平成21年)3月31日の「東京放送」(TBS)や、2013年(平成25年)4月1日 - 2014年(平成26年)3月31日の「中部日本放送」(CBC)がある。いずれも元々はテレビ・ラジオ兼営局で、ラジオ放送事業の分離からテレビ放送事業の分離までの期間に上記の商号を使用。テレビ放送事業の分離(東京放送は2009年(平成21年)4月1日、中部日本放送は2014年(平成26年)4月1日)以降は、この事業を承継した分割準備会社が別の商号(東京放送→TBSテレビ、中部日本放送→CBCテレビ)を使用する一方で、「東京放送」「中部日本放送」という商号を認定放送持株会社が引き継いでいる。ただし「東京放送」を冠した持株会社では「株式会社TBSホールディングス」への改称(2020年(令和2年)10月1日)を機に商号としての使用を終了した。
  14. ^ 中部日本放送は、1956年(昭和31年)12月1日からテレビの本放送を始めていたが、(ラジオ単営局としての)開局60周年を迎えた2011年(平成23年)9月1日にテレビ・ラジオ放送事業の分社化を実施。ラジオ放送事業とラジオ放送免許を株式会社テクノビジョン(1992年(平成4年)1月16日設立の子会社)に承継させたうえで、同社の社名を「CBCラジオ」に変更した(当該項で詳述)。
  15. ^ 当時のNET系列の地方局で唯一のフルネットであった。
  16. ^ しかし、この時点ではスポンサードネットとしてCX・KRTの一部番組をネット受けしていた。また制作番組の一部は、CXにもネットされ、ニュース番組も『毎日新聞ニュース』はKRTからネット受けしていた。ただし、それ以外のテレビニュースについては、自主制作となっていた。
  17. ^ 同年4月1日よりNETのニュース番組をネット受けして共同制作する事になるが、その番組は朝日テレビニュース社制作による『NETニュース』であり、「朝日新聞 制作」のクレジットが付き、朝日新聞社旗がはためくオープニングタイトルであった。しかし、毎日放送はそのタイトルを差し替えて『MBSニュース』として放送していた。「朝日」放送があるにも拘わらず「朝日」新聞制作のニュースが、近畿地区では「毎日」新聞系の局に流れ、また近畿地区のニュースは「毎日」放送が取材した物が「朝日」新聞ニュースとして全国に放送された。これがいわゆる「腸捻転ネット」である(本来朝日との資本関係にある朝日放送はラジオ東京系列の排他協定の都合上『NETニュース』の全面ネットを行わなかったが、NETから裏送りされた3社ニュースでの「朝日新聞ニュース」は放送されていた)。
  18. ^ それ以前の1967年から、『科学テレビ協力委員会』による東京12チャンネル再建支援の一環を兼ね、編成上の都合でNETにネットできなかった一部のMBS制作番組が東京12チャンネルへのネットとなっていた。
  19. ^ これ以後、MBSの編成から外れたNETとTXの番組は、独立県域局として開局したサンテレビジョン近畿放送(以上1969年開局)・テレビ和歌山1974年開局)を中心に譲渡された。特にサンテレビと近畿放送はNET系列向けの番組を制作したことがある。
  20. ^ MBSはANNのAを「オールニッポン(All-nippon)のA」ではなく「アサヒ(Asahi)のA」と誤解したため、発足後もタイトル差し替えを継続していた。3か月後の4月1日より差し替えなしで放送するが、ANN発足から4年間「協力・朝日新聞」とクレジットされている事に難色を示していた。
  21. ^ それまでの社章は、同心円を3つ重ねて縦に電波を、横に“MBS(NJB)”をレイアウトしたものが使われていた。
  22. ^ 後に、震災当時のラジオ放送を活字にまとめた『阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか 「被災していない人への情報はいらない!」と言い続けた報道者たち』(ISBN 4-8104-2225-9)という本が出版されている。
  23. ^ 受信報告書はテレビ・ラジオとも視聴者センターで受け付け
  24. ^ 本社社屋(M館)の壁面にある旧ロゴはその後もしばらく残っていたが、2013年(平成25年)9月の新館(B館)の完成と同時に取り外された。新館には、毎日放送の現行ロゴが取り付けられている。会見等で使われるマイクも変更されている。旧ロゴについては、放送中のテレビ映像の上部で気象警報・地震速報を表示する際の字幕にも組み込まれていた。ロゴの変更後は、新ロゴを字幕へ組み込まない代わりに、タイトル(「MBS気象警報」「MBS地震速報」)と本文の字体を丸ゴシック体で統一している。
  25. ^ ラジオの周波数1179kHzから。
  26. ^ MBSテレビでは、通常編成の『せやねん!』第2部を、当番組の放送枠に充てた。ちなみに、南日本放送(MBCテレビ)では、2016年(平成28年)10月3日(月曜日)から『ちちんぷいぷい』前半(13:55 - 15:50)の同時ネットを実施している。
  27. ^ 1968年7月1日に「東京十二チャンネルプロダクション」として設立。
  28. ^ NETテレビは毎日放送が系列を脱退し、かつ腸捻転解消が実現しなかった場合にはサンテレビジョンと近畿放送(現:京都放送)の系列局化も考えるようになり、京都と神戸に支局を開設し、このころ東京12-MBSの同時ネット番組の編成の関係で放送ができなかったNETの番組は、実際にSUNとKBS、さらに1974年4月に開局したテレビ和歌山にネットを譲って放送した番組もあり、またプロ野球中継など一部ではSUN・KBSからNET向けに放送した番組も行われるなど、相互供給へ向けた動きも活発になっていた。
  29. ^ その後、東京12チャンネルは政財界からの強い要望を受ける形で日本経済新聞社からの経営支援を受ける事になった。
  30. ^ なお、毎日放送はテレビ大阪開局も支援した。
  31. ^ 2010年にテレビ東京が放送持株会社体制に移行したため、現在はテレビ東京ホールディングスの大株主である。
  32. ^ テレビ東京に社名変更した1981年から3年間、「緑さわやか」をキャッチフレーズにして新しく制定したロゴも緑色であった。MBSも2011年から緑色の新しいロゴを採用している。
  33. ^ 系列局取材のニュースが全国級になった場合、JNNの基金から補助金が支払われる代わりに、系列局単独ではなく「JNNの取材」と表記される。
  34. ^ 2016年7月に放送。この時のゲストは前述の朝日放送に在籍していた赤江珠緒であった。
  35. ^ 『EXILE魂』『サワコの朝』とも、制作をTBSテレビ、番組送出とスポンサーセールスを毎日放送で分担しながら、番組の著作権を両社で共有していた。『サワコの朝』が2021年3月限りで終了してからは、全国ネットの放送体制を維持しつつ、同番組の放送枠を後枠番組の『サタデープラス』(毎日放送の単独制作による生放送の情報番組)に組み込んでいる。
  36. ^ 2013年と2014年は中京ローカルで放送していたが、2015年4月からはTBSテレビでもネットを開始し、半年後の10月改編での番組リニューアルを機に制作協力に参加している。
  37. ^ 『ちちんぷいぷい』も他の系列局で全編(または一部)ネットを実施していたが、『ゴゴスマ』へ乗り換える局が相次いだ結果、2020年4月から2021年3月の終了までは関西ローカル番組で放送していた。
  38. ^ ただし、「ローカルセールス枠」であること自体に変わりはないため、毎年1月5日に開催される『全国高校ラグビー大会 準決勝戦』や毎年3月下旬あるいは4月上旬に開催される『選抜高校野球大会 決勝戦』の中継や自社制作特番を放送する日は臨時非ネットとする場合がある。
  39. ^ 再放送は本来の系列局である関西テレビで放送された。
  40. ^ マルチ編成時に042chのサイマル放送として使用される。
  41. ^ NTV:4-YTV:10,NET:10-MBS:4
  42. ^ ブラウン管のなかに4をデザインしたもの。また、日本テレビも「4マーク」を採用していたこともあるが、デザインが異なる。
  43. ^ RSK山陽放送の再放送となる一部ケーブルテレビを除く。
  44. ^ 広域4局の再放送に加え、テレビ大阪サンテレビテレビ和歌山の再放送をしている局もある。
  45. ^ 広域4局の再放送を行っている。
  46. ^ 朝日放送も再放送している。関西テレビと読売テレビは地元系列局(福井放送、福井テレビ)があるため再放送していないが、独立局はKBS京都びわ湖放送の片方か両方を再放送している。
  47. ^ 2008年12月1日より、デジタル波再放送を朝日放送と同時に行う。
  48. ^ 「くもくもとりさん」は2006年4月から、「げじー」は2015年7月から登場。
  49. ^ 新型コロナウイルス感染拡大による体制変更。
  50. ^ 通常、外部スタジオは諸事情から本社の主調整室と直接接続することはなく、生放送で必須となるCMの任意送出や時間管理などを担う副調整室(所謂「受けサブ」)を本社側に用意する必要がある。
    しかしこの場合は2つの副調整室を開くため、人員も割き費用もかかる。それを軽減させる目的から本社のラジオ主調整室と接続させることで本社側に受けサブを用意せず、直接東京支社から生放送や録って出し収録が可能となる。
  51. ^ なお、2021年シーズン途中からの番組表では『MBSプロ野球』と表記されている。
  52. ^ 中国放送が放送するマツダスタジアムでの広島戦では、水曜ナイター・週末・祝日デーゲームで散発的に自社乗り込みによる別制作を実施する。逆に甲子園球場での試合を中国放送が放送する際(主に週末・祝日デーゲーム)は原則として広島からのオフチューブ実況とする例が多いが、在籍選手の2000本安打または200勝が懸った試合、リーグ優勝決定試合など重要な試合では現地乗り込みに変更する例がある。
  53. ^ 2012年5月17日の交流戦が該当。この試合は現地からではなく、札幌からのオフチューブによる中継となった。
  54. ^ こちらは、青森テレビ・テレビ山梨・テレビ山口・テレビ高知では放送なし。
  55. ^ こちらは、毎日放送のほか、TBSテレビ・CBCテレビ・北海道放送・RKB毎日放送・宮崎放送が同時ネット。他の局はテープネット。
  56. ^ 2020年の分は編成の都合上12月27日に振替。
  57. ^ 2020年の分は都合上2021年の1月9日に振替。
  58. ^ 2008年4月よりTBSテレビが『JNN報道特集』を日曜17時30分 - 18時24分枠から土曜17時30分 - 18時50分枠へ移動・放送時間拡大の上、『報道特集NEXT(現・報道特集)』としてリニューアルする事も伴った。
  59. ^ 2004年10月にTBSテレビの深夜アニメ枠が開設されて以降、毎日放送は2本全部もしくは1本のみをネットしているが、2014年7月クールと2015年10月クール、2016年10月クール、2017年1月クールは2本ともサンテレビでネットされる事態となった。また、2017年7月期以降は近畿広域圏での放送が無いクールもある。
  60. ^ 2006年4月-9月に放送されたCBC製作のアニメ『ウィッチブレイド』は関東圏ではTBSテレビにネットされたが、関西圏の地上波では毎日放送にも独立局にもネットされず未放送に終わった一例である。
  61. ^ 独自での字幕放送を行わない時期あり。
  62. ^ 同時期放送であっても、有料の衛星放送であるTBSチャンネルWOWOWでは字幕放送を行わず、毎日放送のみ字幕放送実施となることもある。クール後に放送の場合ではアニマックスでは字幕放送を実施することが多い(字幕の素材は別)。キッズステーションでの対応は作品により異なる。
  63. ^ 仮面ライダーアマゾン』まではNETテレビ(現:テレビ朝日)系列で、『仮面ライダーストロンガー』以降『仮面ライダーBLACK RX』まではTBS系列で放送。
  64. ^ 仮面ライダークウガ』以降はテレビ朝日制作、近畿広域圏では朝日放送テレビで放送。
  65. ^ ウルトラマンティガ』から『ウルトラマンコスモス』まで毎日放送が制作。『ウルトラマンネクサス』から『ウルトラマンメビウス』まではCBCテレビが制作。「ウルトラマンボーイのウルころ」と「ウルトラマン列伝」以降はテレビ東京制作、在阪準キー局ではテレビ大阪で放送。
  66. ^ 『ウルトラマンシリーズ』も1980年代までは昭和期の作品(腸捻転時代に朝日放送テレビにネットされた『ウルトラマンレオ』までを含む)の再放送を行っていた。
  67. ^ ABCは腸捻転時代に制作した『好き! すき!! 魔女先生』、腸捻転解消後に制作した『それゆけ!レッドビッキーズ』(第53話 - 第77話まで)。関西テレビは『仮面の忍者 赤影』。読売テレビは『超人バロム・1』、『スターウルフ』(第14話より『宇宙の勇者 スターウルフ』に改題)と、他の在阪局は朝日放送テレビ、読売テレビは2作品。関西テレビは1作品しか制作していない。
  68. ^ 『明石家多国籍軍』の場合、スタッフクレジットを英語で表記していたため。
  69. ^ 『ロケみつ』がその代表的な例である。
  70. ^ 2022年6月時点の現役アナウンサーでは、関岡香高井美紀古川圭子武川智美松井愛西村麻子松川浩子上田悦子松本麻衣子辻沙穂里が該当。
  71. ^ 2021年6月3日から10月3日までは、西靖が現役アナウンサーとしては初めて、妻の第三子懐妊(後に出産)を理由にこの制度を利用。

出典編集

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参考文献編集

  • 辻一郎『私だけの放送史』清流出版2008。

外部リンク編集

過去