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第三十一号哨戒特務艇[注釈 3](だいさんじゅういちごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の13番艇[注釈 4]太平洋戦争の終戦時に残存し、戦後は所属と艇名を変えながら一貫して掃海に従事した。

第三十一号哨戒特務艇
復員庁掃海艦 哨特第31号(右)と駆潜特第68号 (1946年7月24日、神戸港)
復員庁掃海艦 哨特第31号(右)と駆潜特第68号
(1946年7月24日、神戸港
基本情報
建造所 船体:船矢造船鉄工所[注釈 1]
兵装艤装:横須賀海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
Flag of Japan.svg 第二復員省/復員庁
Flag of Japan.svg 運輸省
Ensign of the Japanese Coast Guard.svg 海上保安庁
Flag of Coastal Safety Force of Japan 2012-03-04.jpg 保安庁警備隊
 海上自衛隊
艦種 特務艇(1944年11月)
掃海艦(1945年12月)
掃海船(1948年5月)
掃海艇(1954年7月)[注釈 2]
支援船(1961年3月)
級名 第一号型哨戒特務艇(1944年11月)
うきしま型掃海船(1951年12月)
うきしま型掃海艇(1954年7月)
建造費 1,307,000円(予算成立時の価格)
艦歴
計画 マル戦計画
竣工 1945年7月29日
除籍 1945年11月30日(日本海軍)
1948年1月1日(復員庁)
1952年8月1日(海上保安庁)
1963年3月31日(海上自衛隊)
改名 第三十一号哨戒特務艇(1944年11月)
哨特第三十一号(1945年12月)
MS-18(1948年5月)
哨特第三一号(1948年8月)
うきしま(1951年12月)
掃海雑船17号(1961年3月)
掃海船17号(1963年1月)
要目(哨戒特務艇・計画時)
基準排水量 238トン
水線長 28.50m
水線幅 6.14m
吃水 2.35m
機関 400型中速ディーゼル1基、1軸
出力 400bhp
速力 9.0ノット
燃料 重油26トン
航続距離 8ノットで4,000カイリ
乗員 34名
兵装 25mm機銃 連装1基、単装2基
爆雷12個
搭載艇 短艇1隻
レーダー 13号電探1基
ソナー 三式水中探信儀1基
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艇歴編集

マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の31番艇、仮称艦名第2151号艦として計画。1944年11月5日、第三十一号哨戒特務艇と命名されて第一号型哨戒特務艇の12番艇に定められ、本籍を横須賀鎮守府と仮定。1945年4月29日、船体概成により株式会社船矢造船鉄工所[注釈 1]から横須賀海軍工廠へ引き渡し。7月29日竣工し、本籍を呉鎮守府に定められ、大阪警備府神戸港湾警備隊に編入。

終戦時残存。戦後は阪神地区の掃海に従事。11月30日、海軍省の廃止に伴い除籍。

1945年12月1日、第二復員省の開庁に伴い、大阪地方復員局所管の掃海艦に定められ、同局掃海部大阪支部所属と定められる。また、同日から艦名を哨特第三十一号としている。

1946年6月15日、復員庁の開庁に伴い、所属を阪神掃海部に改められる。6月25日、阪神掃海部は神戸掃海部に改称。11月1日、神戸掃海部は阪神掃海部に改称。1947年8月1日、阪神掃海部が廃止され、所属を下関掃海部に改められる。

 
海上自衛隊掃海艇 うきしま MSI-680

1948年1月1日、復員庁が廃止され、運輸省に移管。5月1日、海上保安庁に編入され掃海船MS-18となる。8月20日、船名を哨特第三一号 MS-18に定められる。1951年12月1日、船名をうきしま MS-18に改正。

1952年8月1日、保安庁警備隊に移管され、第二幕僚監部航路啓開部西部航路啓開隊呉航路啓開隊第3掃海隊に編入。1953年9月16日、横須賀地方総監部呉地方基地隊第3掃海隊に編入。

1954年7月1日、保安庁警備隊は海上自衛隊に改組。掃海艇となる[注釈 2]。呉地方総監部呉地方隊呉基地警防隊第3掃海隊に編入。1956年3月30日、呉基地警防隊第4掃海隊に編入。1957年9月1日、艇番号をMSI-680に改正。1961年3月31日、支援船に編入され船名を掃海雑船17号 YAM-17に改正。1963年1月1日、船種呼称を掃海船に改正。同年3月31日、海上自衛隊から除籍された。

脚注編集

注釈
  1. ^ a b 建造所名は1944年11月5日付 達第363号の表記に従う。株式会社船矢造船所は、1942年に社号を株式会社船矢造船鉄工所に改称しており、1944年11月5日時点で船矢造船所の社号は存在しない。
  2. ^ a b 世界の艦船『海上自衛隊全艦艇史』p. 42による。世界の艦船『日本海軍護衛艦艇史』p. 113では、「昭和27年8月1日保安庁警備隊に移管、掃海艇に分類」としている。
  3. ^ 本来の艇名表記は第三十一號哨戒特務艇(1945年12月20日以降は哨特第三十一號)。
  4. ^ 本艇が特務艇類別等級別表に登載された1944年11月5日時点で、第27号哨戒特務艇が同表未登載のため、1944年11月5日時点で法令上は12番艇、第27号哨戒特務艇を含めると通算で13番艇となる。
脚注

参考文献編集

  • 海軍省
    • 昭和19年11月5日付 達第363号、内令第1234号、内令第1236号。
    • 昭和20年7月29日付 内令第679号、内令第680号。
  • 第二復員省復員庁
    • 昭和20年12月1日付 内令第5号、内令第7号。
    • 昭和21年6月15日付 復二第5号。
    • 昭和21年6月25日付 復二第36号。
    • 昭和21年11月1日付 復二第368号、復二第369号。
    • 昭和22年8月1日付 復二第543号。
    • 昭和22年12月1日付 復二第850号。
  • 運輸省海上保安庁
    • 昭和23年8月20日付 運輸省告示第230号。
    • 昭和26年12月24日付 海上保安庁告示第31号。
  • 保安庁警備隊海上自衛隊
    • 昭和27年8月1日付 保安庁訓令第3号。
    • 昭和28年9月16日付 政令第281号。
    • 昭和29年7月1日付 海上自衛隊内訓第1号。
    • 昭和31年3月30日付 海上自衛隊内訓第5号。
  • 世界の艦船 No. 507 増刊第45集 『日本海軍護衛艦艇史』、海人社、1996年。
  • 世界の艦船 No. 613 増刊第62集 『海上保安庁全船艇史』、海人社、2003年。
  • 世界の艦船 No. 630 増刊第66集 『海上自衛隊全艦艇史』、海人社、2004年。
  • 『函館市史 通説編第3巻』、函館市、1997年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 49 日本海軍艦艇シリーズ 『駆潜艇・哨戒艇』、潮書房、1981年。