紫錦梅(しきんばい)は、茨城県水戸市郷土料理[1]梅びしお(うめびしお)とも呼ばれる[1]

水戸藩徳川家9代藩主・徳川斉昭が考案したとされる[1][2]

徳川斉昭が作らせた偕楽園は約100品種3000本の梅が植えられ、梅の名所として知られる[1]。偕楽園で採れた梅の実は、傷がないきれいなものは梅干しにしたり、梅酒として利用されるが、傷があったり、見た目が悪い梅の実を利用した食品である[1][2]

梅の実を木槌などでたたき割って種を除き、果肉のみを紫蘇と共に漬けたものが紫錦梅である[1][3]

梅の実の収穫時期は6月中旬から下旬であるが、紫錦梅は保存食でもあるため年間を通して食べられる[1]

各家庭でも作られるが、偕楽園でも園内で採れた梅を使った紫錦梅が販売されており、土産としても人気が高い[1]

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h 紫錦梅 茨城県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2024年3月7日閲覧。
  2. ^ a b 梅干し「紫錦梅 しきんばい 」(茨城・水戸市)”. よみうりタウンニュース (2023年8月3日). 2024年3月7日閲覧。
  3. ^ 紫錦梅(梅びしお)” (PDF). 越生町. 2024年3月7日閲覧。