美唄母子強盗殺傷事件(びばい ぼしごうとうさっしょうじけん)とは、1956年昭和31年)11月20日北海道美唄市で発生した強盗殺人事件。当時18歳の少年による少年犯罪である。

美唄母子強盗殺傷事件
場所 日本の旗 日本北海道美唄市
日付 1956年11月20日
武器
死亡者 1名
負傷者 1名
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概要 編集

1956年11月20日、北海道美唄市で当時18歳の炭坑雑役夫の少年が菓子店に押し入り、談笑中だった経営者の未亡人と経営者の娘を背後から斧で襲い、店内の金庫から現金を盗んで逃走した。娘は死亡し、未亡人は脳挫傷の重傷を負った。

その後犯人は逮捕され、強盗殺人罪と強盗殺人未遂罪で起訴された。

1957年4月26日札幌地裁被告人に対して死刑判決を言い渡した。被告人は事件時は18歳と8日であり、現少年法規定で死刑判決が言い渡せる18歳以上としては、歴代最年少である。

弁護側が控訴し、1958年1月28日札幌高裁は死刑判決を破棄し、無期懲役判決を言い渡して確定した。