臼田孝

産総研にある計量標準総合センターのセンター長

臼田 孝(うすだ たかし[1] - )は、日本の機械工学者である。工学博士[1]産業技術総合研究所計量標準総合センターのセンター長。国際度量衡委員会の委員であり、キログラム定義改正に参画した。

経歴

編集

長野県上伊那郡辰野町出身。長野県諏訪清陵高等学校を経て、1987年3月、東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了[1]新日本製鐵(現・日本製鉄)勤務を経て、1990年4月、通商産業省工業技術院計量研究所(現在の産業技術総合研究所)に入所[1]。1998年から1999年までドイツ物理工学研究所英語版で招聘研究員を務め[1]、2000年から2001年までフランス国立科学研究センターで招聘研究員を務めた[1]。現在は振動計測や物理センサの校正技術等に従事している[1]

著書

編集
  • 臼田 孝『新しい1キログラムの測り方 - 科学が進めば単位が変わる』(第1刷)講談社ブルーバックスB-2056〉、2018年4月18日。ASIN 4065020565ISBN 978-4-06-502056-2NCID BB25919929OCLC 1034652987全国書誌番号:23054175ASIN B07CBWDV18Kindle版)https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000226705 
  • 臼田 孝『宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで』(第1刷)講談社ブルーバックスB-〉、2022年2月17日。ISBN 978-4065273296 

受賞歴

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d e f g 大田明博、臼田孝、中野英俊「振動加速度標準における電荷増幅器の校正法」『電気学会論文誌E』第123巻第6号、電気学会、2003年、203-208頁、doi:10.1541/ieejsmas.123.203ISSN 1347-5525OCLC 53833992 

外部リンク

編集