莫離支(マンニジ、朝鮮語: 막리지)は、高句麗の最高執政官の官職[1]

概要 編集

末松保和は、高句麗の最高執政官「莫離支」を、新羅におけるを称する「麻立干」の原語とみなし、「莫離」「麻立」ともに「マカリ」と読み、『釈日本紀』にある「上臣(マカリダロ)」や「正夫人(マカリヲリクク)」の古訓を採用して、「マカリ」には上・大・正などの意味とする[1]

脚注 編集

  1. ^ a b 薗田香融『東アジアにおける仏教の伝来と受容』関西大学東西学術研究所〈関西大学東西学術研究所紀要 (22)〉、1989年3月、16頁。