藤原友実
平安時代の廷臣、学者
藤原 友実(ふじわら の ともざね、1062年 - 1098年)は、平安時代の廷臣、学者。藤原南家貞嗣流。右衛門権佐・藤原季綱の長男。蔵人、式部丞、勘解由使次官。諱は保実とも称した。娘に源仲政室がいる[1]。
人物
編集藤原師通と関係が深く[2] 、一例として、師通の日記『後二条師通記』には師通が風病にかかったときの様子が書かれており、風病の治療法を探していた師通は、友実を呼んで『世説第三』を調べさせた所、湯治が良いとあったという[3]。著作に『野沢佳趣』。
系譜
編集脚注
編集参考文献
編集- 『国文学年次論文集』(2008年、朋文出版)
- 『大曽根章介日本漢文学論集』(1998年、汲古書院、大曽根章介)
- 『院の近臣の研究』(2001年、続群書類従完成会)