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衞藤 隆(えとう たかし、1950年 - )は、日本の医学者小児科医東京大学名誉教授[1]大阪教育大学客員教授。専門分野は母子保健学、健康教育学、学校保健学、小児科学。医学博士(東京大学、1987年)。第3期から第7期の中央教育審議会委員。第20期日本学術会議連携会員、第21期連携会員、第23期連携会員。環境省国立研究開発法人審議会委員。一般社団法人日本学校保健学会理事長、日本セーフティプロモーション学会理事長、一般社団法人日本健康教育学会監事、公益財団法人日本学校保健会評議員を務める。元日本健康教育学会理事長・理事、元日本小児保健協会会長・理事。過去には東京大学、和洋女子大学、徳島大学東邦大学愛知教育大学お茶の水女子大学山梨大学京都大学帝京大学日本大学埼玉大学、実践女子大学の非常勤講師を務め、また放送大学および杏林大学客員教授、国立台北教育大学兼任教授を務めた。現在の主な研究は、小児の事故防止対策とセーフティプロモーション、学校における健康診断など。医師としての基盤を持ちながら、教育や学校保健、乳幼児保健の領域での活動を政府や民間の委員会等に属しながら行っている。

略歴編集

東京都練馬区小竹町に生まれ、1歳より東京都杉並区神明町(現・南荻窪二丁目)にて育つ。杉並区立荻窪小学校、東京学芸大学附属小金井中学校、同附属高等学校を経て、1968年に東京大学教養学部理科2類入学。入学後まもなく東大闘争を体験する。

1972年医学部保健学科卒業後、同医学部医学科に学士入学し1976年卒業[2]。医師国家試験合格。小児科医となり、東京大学医学部附属病院静岡県厚生農業協同組合連合会遠州総合病院郵政省東京逓信病院小児科を歴任する[2]

1981年、東京大学医学部附属病院助手[2]。小児科肝臓グループに属し、B型肝炎ウイルス母子感染防止等の研究と診療を行う。1986年,国立公衆衛生院母性小児衛生学部(後に、母子保健学部と改称)に乳幼児衛生室長として転任し[2]、母子保健に関する研究生活を送る。1987年、「垂直感染によりB型肝炎ウイルスキャリアーとなった小児の自然経過について」で東京大学から医学博士を取得[3]。その後、学校衛生室長に配置換、母子保健学部に改称の際、青少年保健室長に就任。途中、1990年4月から1年間、家族と共にアメリカ合衆国に渡り、フィラデルフィアのフォックス・チェイスがんセンター(Fox Chase Cancer Center)集団科学部にて客員研究員として肝がんに関する研究を行う。1995年より東京大学教授(教育学部身体教育学コース・健康教育学分野)[2]。2006年4月より2008年3月まで東京大学教育学部附属中等教育学校長を兼務した[2]。2009年4月より1年間、東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターのセンター長を兼務した[2]。2010年3月、任期満了により東京大学を退職。同年4月より社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部長。同年6月、東京大学名誉教授。同年10月、日本子ども家庭総合研究所副所長。2012年4月、同所長、大阪教育大学客員教授(非常勤)。2015年3月、恩賜財団母子愛育会退職。現在、都内の診療所にて非常勤医師を勤める。

著書編集

共著編集

  • 衞藤隆、田中哲郎ほか 編著『最新Q&A教師のための救急百科 第2版』大修館書店、東京、2018、ISBN 978-4-469-26837-9
  • 衞藤隆、近藤洋子、杉田克生、村田光範編『新しい時代の子どもの保健』第1版、日本小児医事出版社、東京、2014、ISBN 978-4889242362
  • 鈴木隆雄、衞藤隆編『からだの年齢事典』初版、朝倉書店、東京、2008、ISBN 978-4-254-30093-2
  • 衞藤 隆、岡田加奈子編『学校保健マニュアル』第9版、南山堂、東京、2017、ISBN 978-4-525-18469-8

出典・脚注編集

  1. ^ 中央教育審議会 委員名簿 第7期中央教育審議会委員”. 文部科学省生涯学習政策局政策課 (2013年2月15日). 2013年5月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 教員・スタッフ紹介 衞藤 隆教授(健康教育学)”. 東京大学大学院教育学研究科身体教育学コース. 2013年5月2日閲覧。
  3. ^ 垂直感染によりB型肝炎ウイルスキャリアーとなった小児の自然経過について 衛藤隆”. 国立国会図書館. 2013年5月3日閲覧。

衞藤隆教授の「東京大学卒業」を祝う会編「東京大学教育学部での15年 : 衞藤隆教授退職記念」 衞藤隆教授の「東京大学卒業」を祝う会,2010.3,NCID: BB03111803