西フリースラント諸島
西フリースラント諸島(にしフリースラントしょとう、オランダ語: Waddeneilanden ワッデンアイランデン、英: West Frisian Islands)は、オランダの北海沿岸に鎖のように連なる島々の総称。その東は、ドイツ領の東フリースラント諸島である。なお、オランダではフリースラント諸島全体をワッデン諸島と呼んでおり、本記事のような西側のみの呼び方は存在しないが、地理学上東側の東フリースラント諸島と対比する形で西フリースラント諸島と呼ばれる。
西から順にノールデルハークス島(en:Noorderhaaks)、テセル島、フリーラント島、リヘル島(en:Richel)、フリーント島(en:Griend)、テルスヘリング島、アーメラント島、リフ島(Rif)、エンヘルスマンプラート島(en:Engelsmanplaat)、スヒールモンニコーフ島(en:Schiermonnikoog)、シモンスザント島(en:Simonszand)、ロットゥメルプラート島(en:Rottumerplaat)、ロットゥメローフ島(en:Rottumeroog)、ゾイデルドインチェス島(en:Zuiderduintjes)がある。ノールデルハークス島とテセル島は北ホラント州に、面積の小さいシモンスザント島、ロットゥメルプラート島、ロットゥメローフ島、ゾイデルドインチェス島はフローニンゲン州に、その他の島嶼はフリースラント州に属している。
オランダでフリースラント諸島は、週末の観光地として非常に人気がある。本土から定期フェリーで手軽に渡ることができ、特別なツアーも企画されている。島で最も好まれる余暇の過ごし方は、交通手段でもあるサイクリングである。フリーラント島とスヒールモンニコーグ島では、定住者にのみ自動車の所有が許されている。