詩学社(しがくしゃ)は、戦後に設立された現代詩を専門とする出版社東京都文京区に所在した有限会社である。

沿革 編集

探偵小説雑誌「宝石」が成功した作家詩人城左門が中心となり、1947年に設立。同年8月、現代詩専門誌「詩学」を発刊。同誌は「現代詩手帖」(世代社、思潮社)とともに戦後の詩壇を牽引する。多くの詩集、詩論を刊行し、詩学詩人賞等を主催。木原孝一嵯峨信之、岡田幸文、篠原憲二、寺西幹仁が「詩学」編集長をつとめる。1953年より「詩学年鑑」を発行。しかし厳しい経営状況が続き、2007年9月、「詩学」休刊。同年10月に倒産、廃業した。