警察電話(けいさつでんわ)とは、警察専用線業務専用通信回線及びこれに接続された電話である。警察内部では警電(けいでん)と略称される。その運用については、警察電話要則平成14年12月11日警察庁訓令第13号)に規定されている。

警察庁から末端の交番駐在所に至るまで全ての警察機関、他には警察専用の自動車電話携帯電話たる移動警察電話までがこの回線に接続されており、固有の番号をダイヤルするだけで直接通話が出来る。警察機関だけなく、警察と密接に関係している関連機関にも設置されている(警視庁職員信用組合や、警察共済組合が運営する保養施設、NEXCOの道路管制センターなど)。また、各行政機関等へ出向している警察職員の席には、専用の警察電話回線が引かれていることが多い。基幹回線には警察無線のデータ通信端末も接続されており、こちらはWIDE(Wireless Integrated Digital Equipment―統合デジタル無線機器)システムと呼ばれる。

警察電話の[電話番号](警電番号)は「都道府県番号(3桁)-所属番号(3桁)-個別番号(3桁)」の9桁で構成されている。同一都道府県内・同一所属内の警察電話にかける際は、それぞれ都道府県番号・所属番号までが入力を省略できる。例えば警察署から交番にかけるときは交番の警電番号3桁を、都道府県内の別の警察署にかけるときは所属番号と個別番号の6桁をそれぞれダイヤルすることでかけることができる。

110番も本来この一つで、これは通信指令室の受付番号である。他には照会センター(各種手配情報を蓄積している)の番号である“123番”などがある。照会センターの警電番号は全国共通であり、警察電話から123番にかければその都道府県警察の照会センターにつながる。ちなみに、警視庁系列である東京警察病院には、警察電話からなら局番なしの68700でつながる。

交番の中で警察官が使う電話の他、カウンターに設置されている「緊急通報用電話」(警ら等で警察官不在の場合、緊急で交番を訪ねた人が使う)がこの回線の端末の一つであり、受話器を取ると、上位警察署の受付台ではどこの交番からの発信か、直ちに確認出来る様になっている(呼び出し専用電話なので、交番によっては電話機ではなくインターホンの親機を用いているところもある)。

公衆交換電話網とも相互接続されており、警察電話の電話機で一定の操作をすることにより、固定電話へ直接発信することができる。

脚注編集

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