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貞祥寺(ていしょうじ)は、長野県佐久市前山の曹洞宗寺院である。山号は洞源山である。

目次

概要編集

室町時代1521年に、前山城伴野貞祥が父・光利、祖父・光信の供養のために、叔父である僧・節香徳忠を招いて建立した[1]。七堂伽藍を有する禅寺で、「信州百寺」の一つである。江戸時代には徳川家光から朱印15石を安堵された。境内には、三重塔島崎藤村旧居、臼田亜浪歌碑などがある[2]。三重塔と惣門・山門は、長野県宝に指定されている[3][4]

説話編集

  • 尾垂山
    昔、真楽寺御代田町)の泉から龍が出て諏訪湖に向かった。この龍は、伝承の甲賀三郎が地底の国から地上へ戻った際に変化したものとされる。龍が蓼科山を越える時に、尾は貞祥寺の松の枝に垂れていたので、貞祥寺の山号を俗に「尾垂山」と言う[5]
  • メッコ和尚
    開山和尚は自害した母の墓の中で産声を上げた。土を掘りだした時、鍬が眼にあたり、片目を失明したため「メッコ和尚」と言われた。
  • 鬼石
    貞祥寺の和尚がお経を上げていると悪い鬼が手を出した。和尚は数珠でその腕を叩き落とした。鬼は「もう悪事はしません」と言ったので、和尚は腕を返してやった。鬼はその腕をはめ込み、大きな石を持ち上げてみせた。その石を「鬼石」と呼ぶ[6]

最寄り駅編集

脚注編集

  1. ^ 『信濃史料』十巻 信濃史料編纂會、1957年、476-479頁https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/ImageView/2000710100/2000710100100010/1005/?pagecode=77 
  2. ^ 『ミニブックガイド佐久』佐久印刷、1984年4月1日、28頁。
  3. ^ 貞祥寺三重塔”. 公益財団法人 八十二文化財団. 2016年12月25日閲覧。
  4. ^ 貞祥寺惣門及び山門”. 公益財団法人 八十二文化財団. 2016年12月25日閲覧。
  5. ^ 信濃の鉄ものがたり「甲賀三郎伝承3つ」”. 週刊上田. 2016年12月25日閲覧。
  6. ^ 『佐久口碑伝説集 南佐久篇 限定復刻版』佐久教育会歴史委員会、佐久市教育会、1978年11月15日、123頁。

参考文献編集

外部リンク編集