輔成会
輔成会(ほせいかい)は、司法保護事業(更生保護)の統率機関で、1939年(昭和14年)に財団法人日本少年保護協会及び財団法人昭徳会と合併して、財団法人司法保護協会となった[1]。更生保護法人日本更生保護協会の前身に当たる[1]。
概要
編集明治天皇の大喪のときの恩赦令で、100余の釈放者保護団体が設立され、大正2年、監獄協会は中央保護会を設け、釈放者保護団体の連絡指導機関とした。[要出典]
1914年(大正3年)、三井八郎次郎の寄付金を得て財団法人輔成会が結成され[1]、中央保護会の事務は輔成会に移された。はじめは釈放者保護事業の助成のみに力を注いだが、1924年(大正13年)以降、少年保護や微罪不起訴処分者の保護、仮釈放者保護など、すべての司法保護事業の達成を期した。当時、800有余の団体が加盟していた。[要出典]
主な事業は、加盟団体の監督統率、経済的助成、司法保護事業職員養成所の設置、機関誌『輔成会会報』(のちの『保護時報』)の発行、保護デーの施行などであった。