金岡村 (岡山県)

日本の岡山県上道郡にあった村

金岡村(かなおか[1][2]そん)は、岡山県上道郡にあった。現在の岡山市東区の一部にあたる。

かなおかそん
金岡村
廃止日 1937年1月1日
廃止理由 編入合併
金岡村西大寺町
現在の自治体 岡山市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
上道郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 1,415
国勢調査、1935年)
隣接自治体 西大寺町、芳野村金田村九蟠村邑久郡太伯村豊村
金岡村役場
所在地 岡山県上道郡金岡村
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地理 編集

吉井川下流の右岸に位置していた[2]

歴史 編集

  • 1889年(明治22年)6月1日、町村制の施行により、上道郡金岡村が単独で村制施行し、金岡村が発足[1][2]。大字は編成せず[2]
  • 1892年(明治25年)水害により大きな被害を受けた[2]
  • 1893年(明治26年)水害により大きな被害を受けた[2]
  • 1896年(明治29年)瀬戸益友銀行金岡出張所開設[2]
  • 1934年(昭和9年)室戸台風により大きな被害を受けた[2]
  • 1937年(昭和12年)1月1日、西大寺町に編入され廃止[1][2]

地名の由来 編集

以下の諸説あり[2]

  1. 古代吉備の豪族、笠の金岡にちなむ。
  2. 平安初期の絵師巨勢金岡の出生地または居住地。
  3. 砂鉄採集に関係する。

産業 編集

  • 農業、漁業[2]

交通 編集

県道 編集

  • 西大寺九蟠線[2]

乗合自動車 編集

  • 1925年(大正14年)岡本乗合自動車、永安橋 - 九蟠港間のバス運行開始[2]
  • 1935年(昭和10年)九蟠自動車が経営を引継ぎ、九蟠港 - 西大寺町駅間で1日5往復運行開始[2]

教育 編集

  • 1924年(大正13年)金陵小学校校舎新築[2]。同年、高等科を併置し金陵尋常高等小学校に改称[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c 『市町村名変遷辞典』195頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『角川日本地名大辞典 33 岡山県』303-305頁。

参考文献 編集

関連項目 編集