金 明吉(キム・ミョンギル、朝鮮語: 김명길1959年3月14日 - )は、北朝鮮外務省外交官

米朝協議担当者としての活動 編集

2019年ベトナム大使から巡回大使に就任。同年9月20日朝鮮中央通信を通じて発表した談話にて、次期米朝実務者協議に自身が首席代表として参加することを表明した[1]

同年10月3日スウェーデンを訪問。10月5日ストックホルム近郊にてにスティーブン・ビーガン特別代表と8時間30分に及ぶ実務者協議を行った。協議終了後、北朝鮮側は決裂したと発表している[2]。一方、ビーガンは、同年11月に行われたアメリカ上院の公聴会で、これまで会談してきた北朝鮮の交渉相手には十分な権限が備わっていなかったとして、金明吉の役割に限界があったことを示唆している[3]

脚注 編集

  1. ^ 北朝鮮代表に金明吉氏、米朝協議調整加速か”. NNA (2019年9月23日). 2019年10月5日閲覧。
  2. ^ 米との実務協議「決裂」と北朝鮮”. 共同通信 (2019年10月6日). 2019年10月5日閲覧。
  3. ^ ビーガン代表「私の交渉相手はチェ副相」…実権持つ重量級実務協議を提案”. ハンギョレ (2019年11月21日). 2019年11月22日閲覧。