鍛冶屋ヴィーラント (ヒトラー)
『鍛冶屋ヴィーラント』[1]（かじやヴィーラント、独：Wieland der Schmied）は、アドルフ・ヒトラーが1905年頃、 20代前半に作曲を試みた少年向けオペラである[2]。
| 「鍛冶屋ヴィーラント」 | ||||||||
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| 楽曲 | ||||||||
| ジャンル | オペラ | |||||||
| 時間 | 1分05秒 | |||||||
| 作曲者 | アドルフ・ヒトラー | |||||||
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1907年から1908年にかけてヒトラーはウィーン美術アカデミーを二度受験したが不合格となった。この間、彼はリヒャルト・ワーグナーにますます惹かれるようになり、ナチズムの拡大に伴ってその関係は深まるばかりであった[3]。
このオペラはワーグナーによる同名の未完成の台本に基づいている。
この作品の楽譜は、ヒトラーの幼馴染で指揮者のアウグスト・クビツェクが作成したピアノ・スケッチが1点だけ現存している[4]。 クビツェックは1953年に発表した回想録 Adolf Hitler, mein Jugendfreund (アドルフ・ヒトラー 我が若き日の友)において、ヒトラーの「芸術の美しさ、高貴さ、偉大さに対する情熱」に驚嘆したと述べている[5]。
この作品の手稿譜は、2021年にオーストリアのNordico美術館で開催された展覧会"Young Hitler: the Formative Years of a Dictator"（若き日のヒトラー：独裁者の形成期）[6]において展示された。
参考文献 編集
- ^ “Hitler's justly forgotten opera attempt goes on display in Austria”. The Local (2020年3月1日). 2022年11月23日閲覧。
- ^ “Adolf Hitler schreibt um 1905 eine germanische Oper Wieland der Schmied” (ドイツ語). Deutsche Digitale Bibliothek. 2022年11月23日閲覧。
- ^ Porat, Dina (2006-12-01). “The Richard Wagner and Adolf Hitler Connection: Ideology or Fascination?”. Holocaust Studies 12 (3): 89–106. doi:10.1080/17504902.2006.11087183. ISSN 1750-4902.
- ^ Jankowiak, Celine (2020年2月29日). “Hitler's attempt at an opera goes on display for the first time in Austria”. The Times of Israel. 2022年11月23日閲覧。
- ^ Claus Hant. “Young Hitler, excerpts Appendix, 'Hitler's Opera'”. younghitler.com. 2022年11月23日閲覧。 From Young Hitler (2010)
- ^ “Der junge Hitler”. Nordico Stadtmuseum Linz. 2022年11月23日閲覧。