鎧の袖
兵庫県香美町の香住海岸にある断崖
鎧の袖(よろいのそで)は兵庫県香美町の香住海岸にある柱状節理と板状節理の断崖。山陰海岸国立公園に属する。国の天然記念物。
概要
編集香住海岸の東部に位置し、高さ65メートル、長さ200メートル、傾斜角70度で海面から切り立つ大海食崖である。 約1,000万-300万年前の火山活動によって形成されたとされ、流紋岩質デイサイトと凝灰岩の柱状節理および板状節理を横切りして生じた15の平行裂罅が走る形状が武士の鎧の草摺りを彷彿させることから名付けられたとされる。1938年(昭和13年)5月30日、指定名称鎧袖(よろいのそで)として国の天然記念物に指定された。
周辺は、西の崖にクジャク洞門、前面の海上に同じ柱状節理と板状節理の鷹の巣島(インディアン島)、蜂の巣島など、無数の奇岩、洞門が連なる。
所在地
編集兵庫県美方郡香美町香住区鎧
交通アクセス
編集外部リンク
編集- 鎧袖 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 但馬情報特急 - 鎧の袖
- 山陰海岸ジオパーク 鎧の袖
座標: 北緯35度39分34.27秒 東経134度35分11.89秒 / 北緯35.6595194度 東経134.5866361度