鏡ヶ宿古墳(かがみがしゅくこふん)は、広島県三次市上布野町にある古墳。形状は円墳と推定される。三次市指定史跡に指定されている。

鏡ヶ宿古墳

石室開口部
別名 鏡宿第2号古墳[1]
所在地 広島県三次市上布野町字鏡ヶ宿
位置 北緯34度52分57.48秒 東経132度47分10.33秒 / 北緯34.8826333度 東経132.7862028度 / 34.8826333; 132.7862028座標: 北緯34度52分57.48秒 東経132度47分10.33秒 / 北緯34.8826333度 東経132.7862028度 / 34.8826333; 132.7862028
形状 (推定)円墳
規模 直径12m
高さ3-4m
埋葬施設 無袖式横穴式石室
出土品 須恵器
築造時期 7世紀前半-中葉
史跡 三次市指定史跡「鏡ヶ宿古墳」
地図
鏡ヶ宿古墳の位置(広島県内)
鏡ヶ宿古墳
鏡ヶ宿古墳
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概要 編集

広島県北部の三次盆地北縁、出雲地方へと抜ける旧出雲街道付近に築造された古墳である。現在では墳丘が流失し、石室も半壊・露出した状態で遺存する。2001年平成13年)に現状確認の地形測量調査が実施されている[2]

墳形は明らかでないが、円形と推定され、直径12メートル・高さ3-4メートルを測る[2]。埋葬施設は無袖式の横穴式石室で、南方に開口する[2]。石室は長さ6.2メートル・幅1.5メートル・高さ1.7メートルを測る[2]。石材には大型の平石が用いられ、床面は開口部付近・中央付近の2ヶ所で仕切石で区画される[2]。出土品としては須恵器が知られる[2]。築造時期は古墳時代終末期7世紀前半-中葉頃と推定される[2]

古墳域は1961年昭和36年)に三次市指定史跡に指定されている[3]。なお、付近では4-5基の古墳があったといわれるが、現在は東約100メートルに1基のみが遺存する[2]

文化財 編集

三次市指定文化財 編集

  • 史跡
    • 鏡ヶ宿古墳 - 1961年(昭和36年)12月10日指定[3]

脚注 編集

  1. ^ 国指定史跡・県指定史跡・埋蔵文化財包蔵地一覧表 (PDF) (三次市ホームページ)。
  2. ^ a b c d e f g h 史跡説明板。
  3. ^ a b 文化財一覧 (PDF) (三次市ホームページ)。

参考文献 編集

  • 史跡説明板(三次市教育委員会、2016年設置)

関連項目 編集