長楽寺(ちょうらくじ)は、兵庫県豊岡市日高町にある高野山真言宗寺院。山号は水生山。本尊は薬師如来

長楽寺ちょうらくじ
所在地 兵庫県豊岡市日高町上石664
山号 水生山
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
創建年 713年和銅6年)
開基 行基
文化財 長楽寺薬師堂、茶湯釜
法人番号 4140005012394 ウィキデータを編集
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歴史 編集

行基によって創建されたと伝えられている。長楽寺は一時は12の坊舎が立ち並んでいたとされるが、天正8年(1580年)の豊臣秀吉但馬征伐で戦禍に巻き込まれ、灰塵に帰した。寛政3年(1791年)に本堂である薬師堂が落慶し、客殿が進美寺からの移築により、大正8年(1919年)に建立された[1]

天然記念物 編集

  • 散り椿
    根回り1.9メートル。樹高約7メートル。推定樹齢500年とされている。3月から4月にかけて紅にわずかな白斑の交じった花をつける。

文化財 編集

  • 薬師堂
    日高町内では貴重な江戸時代中期の建築物であり、多くの彫刻が施されている優れた建築物とされ、昭和53年(1978年)に豊岡市有形文化財に指定された。
  • 茶湯釜
    千利休専属の釜師・与次郎の作とされ、招来の過程は不明である。昭和45年(1970年)に日高町有形文化財に指定された。
 
薬師堂

脚注 編集

  1. ^ 『国府ものがたり』国府ものがたり実行委員会、2008年、121頁。 

外部リンク 編集