経済学における限界概念(げんかいがいねん、: marginal concept)とは、サービスなどの変数を微少量だけ増やしたときの、(その変数に依存する)別の変数の追加1単位あたりの増加分もしくは増加率を表す[1]。数学の微分と同じ概念であり、図の上では曲線の傾きで表される[2]

限界概念を考える際には、財が必要なだけ充分小さい単位に分割できるものと仮定されている。

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関連項目 編集

  • 弾力性 - ある変数の変化率に対する別のある変数の変化率の比

脚注 編集

  1. ^ Joseph E. Stiglitz; Carl E. Walsh 著、藪下史郎、秋山太郎、蟻川靖浩、大阿久博、木立力、宮田亮、清野一治 訳『スティグリッツ ミクロ経済学』(4版)東洋経済新報社、2013年、43-46頁。ISBN 978-4-492-31435-7 
  2. ^ 神部伸輔; 寶多康弘; 濱田弘潤『ミクロ経済学をつかむ』有斐閣、2006年、26頁。ISBN 4-641-17700-7