馬 園春(馬 元春、マ・ウォンチュン、朝鮮語: 마원춘1956年6月30日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国建築家軍人政治家国務委員会設計局長、朝鮮労働党中央委員会委員候補。朝鮮労働党財政経理副部長などを歴任。朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は中将。

馬園春
마원춘
生年月日 (1956-06-30) 1956年6月30日(68歳)
出生地 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
出身校 平壌建設建材大学
所属政党 朝鮮労働党の旗朝鮮労働党

当選回数 2回
在任期間 2014年3月 -
元首 金正恩2011年 - )

朝鮮労働党の旗 朝鮮労働党中央委員会財政経理部副部長
在任期間 2012年5月 - 不明

朝鮮民主主義人民共和国の旗 国防委員会設計局長
在任期間 2014年5月 - 2016年6月29日
国防第一委員長 金正恩2012年 - 2016年

朝鮮民主主義人民共和国の旗 国務委員会設計局長
在任期間 2016年6月29日 - 現職
国務委員長 金正恩2016年 - )

在任期間 2017年10月 -
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馬園春
各種表記
チョソングル 마원춘
発音 マ・ウォンチュン
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経歴

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1956年に生まれた。出生地は不明。平壌建設建材大学(現平壌建築総合大学朝鮮語版)卒業後[1]、建築家として白頭山建築研究会設計員として活躍する[1][2]。その後朝鮮労働党財政経理部設計室に所属し[1]金正日金正恩親子の別荘や、綾羅人民遊園地朝鮮語版などの重要建築を手掛ける[1]

2012年に党財政経理副部長に就任した[2]2014年3月最高人民会議第13期代議員に選出され、5月国防委員会設計局長に就任した。2013年12月に行われた張成沢党行政部長(国防副委員長)の粛清に関与したとされる。金正恩執権以降頭角を現し、朴泰成黄炳瑞金炳鎬各党副部長らと「三池淵五人組」と呼ばれ、金正恩第一書記に同行する回数が多くなる[3]。しかし、2014年11月に金正恩が建設中の平壌国際空港第2ターミナルを現地指導した際に、新ターミナルの出来具合が悪かったことから粛清され、両江道豊西郡にある山奥の農場に追放された[4]。一時死亡説も流れたが[5]2015年10月に金正恩の現地指導に同行し、中央に復帰した[6]2016年3月に大佐に降格されたが[7]2017年4月に中将に昇進し、10月7日に開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第2回総会で、朝鮮労働党中央委員会委員候補に補選された[8]

脚注

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  1. ^ a b c d 北朝鮮建築の第一人者、追放を解かれた喜びのあまり急死か? デイリーNK 2015年9月4日
  2. ^ a b 金正恩の40日潜行後、李炳哲・馬元春らが失踪(1) 中央日報 2014年10月23日
  3. ^ 暗躍する「三池淵組」 金正恩の新しい側近達(2) デイリーNK 2014年5月8日
  4. ^ 粛清説の馬園春氏に新情報 「山奥へ追放された」 デイリーNK 2015年5月22日
  5. ^ 北朝鮮建築の第一人者、追放を解かれた喜びのあまり急死か? デイリーNK 2015年9月4日
  6. ^ 死亡説もあった金正恩氏の側近が復帰…建築家の馬園春氏 デイリーNK 2015年10月9日
  7. ^ 北朝鮮の「建築ブレーン」馬園春少将が大佐に降格 中央日報 2016年3月19日
  8. ^ 朝鮮労働党中央委員会の総会…金与正氏が党中央委員に デイリーNK 2017年10月8日

参考サイト

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북한정보포털