高知県立埋蔵文化財センター

高知県南国市に所在する、県の外郭団体が運営する埋蔵文化財センター。

高知県立埋蔵文化財センター(こうちけんりつまいぞうぶんかざいセンター)は、高知県南国市篠原にある埋蔵文化財センター考古学博物館の機能を備え、県内遺跡から出土した遺物の展示を行っている。高知県立埋蔵文化財センターの設置及び管理に関する条例(平成17年高知県条例第55号)の規定により公益財団法人高知県文化財団が指定管理者となっている。

高知県立埋蔵文化財センター
Kochi Prefecture Archaeological Center
施設入口
地図
施設情報
正式名称 高知県立埋蔵文化財センター
愛称 高知埋文
専門分野 高知県の埋蔵文化財
事業主体 高知県
管理運営 公益財団法人高知県文化財団
開館 1991年(平成3年)4月1日
所在地 783-0006
高知県南国市篠原1437番地1
位置 北緯33度34分18.1秒 東経133度38分08.5秒 / 北緯33.571694度 東経133.635694度 / 33.571694; 133.635694座標: 北緯33度34分18.1秒 東経133度38分08.5秒 / 北緯33.571694度 東経133.635694度 / 33.571694; 133.635694
外部リンク 公式サイト
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

概要 編集

1990年(平成2年)3月に、県の文化事業を所管する団体として「財団法人高知県文化財団」が設立された。組織内に埋蔵文化財センターの準備室が置かれ、翌年の1991年(平成3年)4月1日に設立された。2012年(平成24年)4月1日には公益財団法人に移行した[1]

事業・活動 編集

国や高知県が事業主となる開発事業において、工場範囲内に所在する周知の埋蔵文化財包蔵地遺跡)の発掘調査を実施し、遺跡を記録保存することを主要事業としている。発掘調査現場終了後には出土遺物と遺構の記録類の整理作業を行い、発掘調査報告書を発行する[2]

また埋蔵文化財保護に関する普及・啓発活動も行っており、調査で出土した遺物を保管・収蔵し研究するほか、本部1階の展示室で出土遺物・遺構をテーマとした定期的な企画展を開催する[3]

2006年(平成18年)度からは複数の県立施設の指定管理者を受託し、施設運営や広報・普及事業をも行っている[1]

キャラクター 編集

  • 文蔵くん・まいちゃん:土佐市の居徳遺跡群[4]から出土した縄文時代晩期の土偶をモデルとするキャラクター。出土品としては1体の土偶であるが、キャラクター化にあたり1体では可哀想だとして男女ペアとなった[5]

脚注 編集

  1. ^ a b 高知県立埋蔵文化財センター. “高知県立埋蔵文化財センターについて”. 公益財団法人高知県文化財団. 2023年3月9日閲覧。
  2. ^ 高知県埋文センター & (発行年不明).
  3. ^ 高知県立埋蔵文化財センター. “展示”. 公益財団法人高知県文化財団. 2023年3月9日閲覧。
  4. ^ 土佐市. “居徳遺跡群”. 高知県土佐市. 2023年3月9日閲覧。
  5. ^ 株式会社丹青社. “文蔵くん・まいちゃん”. アイエム・インターネットミュージアム. 2023年3月9日閲覧。

参考文献 編集

外部リンク 編集