高階絵里加

日本の美術史研究者

高階 絵里加(たかしな えりか、1964年 - )は、日本美術史学者。京都大学人文科学研究所教授[1]

父は同じく美術史家高階秀爾。祖父は哲学者高階順治

略歴

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東京生まれ。

1984年、筑波大学附属高等学校卒業。 1988年、東京大学文学部美術史学科卒業。 1999年、同大学院博士課程修了。「芳翠・清輝・天心における西洋 : 受容と交流の諸問題」にて博士(文学)取得。

2000年、京都大学人文科学研究所助教授。2007年、同准教授。

人物

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  • 西洋美術等の翻訳を行うが、博士論文は山本芳翠黒田清輝岡倉天心を扱った近代日本美術に関するもの。
  • 結婚していた時の松本姓での仕事もある。

著書

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  • 『異界の海:芳翠・清輝・天心における西洋』(三好企画) 2000、改訂版 2006.1

翻訳

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  • モネ睡蓮』(チャールズ・スタッキー、高階秀爾, 松本絵里加と共訳、中央公論社) 1988
  • 『19世紀の美術』(ドナルド・レノルズ、高階秀爾, 松本絵里加共訳、岩波書店、ケンブリッジ西洋美術の流れ6) 1989
  • 『モネ』(ジャン=ポール・クレスペル、岩波書店、岩波世界の巨匠) 1992
  • ピカソ:天才とその世紀』(マリ=ロール・ベルナダック, ポール・デュ・ブーシェ、創元社) 1993
  • マネ』(サラ・カー=ゴム、岩波書店、岩波世界の巨匠) 1994
  • 北斎百人一首』(ピーター・モース、岩波書店) 1996
  • 『なぞとき美術館』(ルーシー・ミクルスウェイト構成、ルーシー・ミクルスウェイト、フレーベル館) 2000
  • シャガール』(モニカ・ボーム=デュシェン、岩波書店、岩波世界の巨匠) 2001
  • 『モネ』(カーラ・ラックマン、岩波書店、岩波世界の巨匠) 2003

脚注

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  1. ^ [1]

関連項目

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外部リンク

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