13DDXは、海上自衛隊が計画している護衛艦の艦級。従来の護衛艦に比べネットワークの大幅な強化を行い、分散型海上作戦(DMO)を可能とする持続性、優れた情報戦、無人システム、対水中・対空能力、兵站の維持を重視し、ドローン極超音速滑空体などが登場するとされる、新しい戦争の形に対応する[1][2]

13DDX
基本情報
艦種 汎用護衛艦(DD)
運用者 海上自衛隊
就役期間 2030年代初頭
前級 あさひ型
次級 最新
要目
機関方式 電気推進
兵装 など
レーダー 新型対空レーダー
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概要

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ロシア中華人民共和国北朝鮮の開発・保有する極超音速滑空体などのミサイルへの対処、中国が唱える接近阻止・領域拒否の範囲内への侵入・作戦行動をとることのできる多層防空能力と持続力を備えた護衛艦となる[1][2]

設計

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あさひ型護衛艦もがみ型護衛艦まや型護衛艦新型FFMなどの先行する護衛艦の設計を反映し、新型艦対空ミサイルをはじめとした複数の対空火器を装備する「防空護衛艦(Air Defense Destroyer)」とされている。また、将来のネットワークなどの発展に伴い必要とされる改修が可能な十分な発展性を持ち、相当のステルス性を備えたステルス艦となる[1]。また、新しく電気推進機関、新型レーダーやセンサーなども装備する[3]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c Willett, Dr Lee (2024年6月26日). “Japan Sets Course for New 13DDX Air Defence Destroyer” (英語). Naval News. 2024年7月16日閲覧。
  2. ^ a b Japan Charts a Bold Course with the New 13DDX Air Defence Destroyer” (英語). The Defense News. 2024年7月16日閲覧。
  3. ^ 13DDX 駆逐艦により、日本海軍は海軍護衛の分野で有利なスタートを切りたいと考えています”. meta-defense.fr (2024年6月28日). 2024年7月16日閲覧。