2024年のスーパーカップ (日本サッカー)

2024年のスーパーカップは、2024年2月17日に国立競技場(東京都新宿区)で開催された31回目のスーパーカップ[1]

FUJIFILM SUPER CUP 2024
開催日 2024年2月17日
会場 国立競技場(新宿区)
主審 池内明彦
観客数 52,142人
天気 曇時々晴、13℃、33%

概要 編集

富士フイルムビジネスイノベーションの特別協賛により、FUJIFILM SUPER CUP 2024(富士フイルム スーパーカップ2024)の名称で開催される[1]

主催
日本サッカー協会 / 日本プロサッカーリーグ
主管
日本プロサッカーリーグ / 東京都サッカー協会
特別協賛
富士フイルムビジネスイノベーション
レギュレーション[2]
  • 90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合はPK方式によって決定する。
  • 選手交代人数は5名以内。ただし交代回数はハーフタイムを除いて3回まで。

プロモーション 編集

この年はJリーグ30周年企画「Jリーグ×ブルーロック『Project J.League』」の一環で、サッカー漫画『ブルーロック』とのコラボレーション企画が実施された[3]。イラストは千田純生が手掛けた[4]

また、今大会のアンバサダーに、本大会参加クラブの双方に在籍歴のある大久保嘉人が就くことになった[5]

参加クラブ 編集

試合結果 編集

プレシーズンマッチのインテル・マイアミ戦を経て臨むJ1王者・神戸が前年からの主力メンバーで先発を揃え、新加入メンバー5名がベンチに入る一方で、AFCチャンピオンズリーグ (ACL) ラウンド16のアウェイ山東泰山戦から中3日で臨む天皇杯王者・川崎はその後もACL・開幕戦と連戦が続くことを考慮して山東戦から先発を全員入れ替え、先発メンバーのうち大卒ルーキーのMF山内日向汰を含めた5名が新加入という顔ぶれとなり、主力のチョン・ソンリョンマルシーニョエリソンらがベンチ外となった[6][7]

前半は静かな立ち上がりとなるが、12分に右サイドからMF瀬古樹のクロスに、ニアサイドでDFファンウェルメスケルケン際が浮き球のヘディングシュートを放つが、神戸GK前川黛也がゴール直前ではじき出して事なきを得る[7]。逆に神戸も22分に裏抜けのパスに反応したMFジェアン・パトリッキが左サイドからクロスを上げ、フリーで走り込んだFW大迫勇也が流し込もうとするが、川崎GK上福元直人が足1本でこれを阻むなど、両チーム無得点で前半を終える[7]

後半早々に試合が動く。48分(後半3分)、右サイドでフリーキックを得た川崎はMF瀬古がゴール前に蹴り込むが、神戸GK前川がはじき返す。このこぼれ球を神戸MF山口蛍がクリアしようとしたが、これが山口の目の前にいた川崎DFファンウェルメスケルケンの足に跳ね返ると、ボールは神戸DF山川哲史の足に触れて軌道が変わってそのままゴールに吸い込まれ、思わぬ形で川崎が先制点を挙げる(記録上はファンウェルメスケルケンのゴール)[7][8]。その後は川崎が攻勢に出て、65分(後半20分)にはゴール正面のMF瀬古のフリーキックがクロスバーに弾かれる場面もあった[8]が、追加点はならず。そのまま試合が終了し、川崎が3年ぶり3回目のスーパーカップ制覇となった[7]

ヴィッセル神戸
GK 01   前川黛也
DF 24   酒井高徳
DF 04   山川哲史
DF 03   マテウス・トゥーレル
DF 19   初瀬亮   83分
MF 06   扇原貴宏   67分   70分
MF 96   山口蛍
MF 18   井出遥也   21分
MF 26   ジェアン・パトリッキ   70分
FW 22   佐々木大樹
FW 10   大迫勇也
控え選手
GK 21   新井章太
DF 23   広瀬陸斗   70分
DF 55   岩波拓也
DF 81   菊池流帆
MF 02   飯野七聖   83分
MF 07   井手口陽介   70分
FW 09   宮代大聖   21分
監督
  吉田孝行
川崎フロンターレ
GK 99   上福元直人
DF 31   ファンウェルメスケルケン際   80分
DF 02   高井幸大
DF 35   丸山祐市
DF 15   田邉秀斗   15分   46分
MF 06   ゼ・ヒカルド英語版
MF 16   瀬古樹   85分
MF 26   山内日向汰   80分
FW 20   山田新
FW 28   パトリッキ・ヴェロン英語版   85分
FW 18   バフェティンビ・ゴミス   25分
控え選手
GK 21   安藤駿介
DF 13   三浦颯太   46分
MF 08   橘田健人   90+3分   80分
MF 25   松井蓮之
MF 30   瀬川祐輔   80分
MF 77   山本悠樹   85分
FW 23   マルシーニョ   65分
監督
  鬼木達
FUJIFILM SUPER CUP
2024 優勝
川崎フロンターレ
3年ぶり3回目

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b FUJIFILM SUPER CUP 2024 スーパーカップパートナー・対戦カード・開催日・キックオフ時刻・テレビ放送決定』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2023年12月9日https://aboutj.jleague.jp/corporate/release/26517/2023年12月10日閲覧 
  2. ^ FUJIFILM SUPER CUP 2024 試合方式について”. J.LEAGUE.jp (2023年12月19日). 2024年2月10日閲覧。
  3. ^ Jリーグ×ブルーロック『Project J.League』コラボイベントを実施”. J.LEAGUE.jp (2024年1月24日). 2024年2月10日閲覧。
  4. ^ 2024シーズンもTVアニメ『ブルーロック』とのコラボレーション Jリーグ×ブルーロック『Project J.League』の開催が決定!』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2024年1月18日https://aboutj.jleague.jp/corporate/release/26607/2024年2月19日閲覧 
  5. ^ FUJIFILM SUPER CUP 2024 大会アンバサダーに大久保嘉人さんが就任』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2024年1月25日https://aboutj.jleague.jp/corporate/release/26616/2024年2月9日閲覧 
  6. ^ 「FUJIFILM SUPER CUP 2024」スタメン発表! 川崎FはACLからスタメン11人全員入れ替え”. サッカーキング (2024年1月17日). 2024年2月18日閲覧。
  7. ^ a b c d e 天皇杯王者・川崎Fが富士フイルムスーパー杯制覇で今季初タイトル! 新加入ファン・ウェルメスケルケン・際の一発でJ1王者・神戸を撃破”. ゲキサカ (2024年2月17日). 2024年2月18日閲覧。
  8. ^ a b 川崎Fがスーパー杯制覇! 先発総入れ替えで神戸撃破…ファンウェルメスケルケン際が決勝弾”. サッカーキング (2024年1月17日). 2024年2月18日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集