ソンバトヘイ - セントゴトハールド線

21号線 (ハンガリー)から転送)

ソンバトヘイ - セントゴトハールド線ハンガリー語: Szombathely–Szentgotthárd-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄鉄道線の名称である。路線番号は21

ソンバトヘイ - セントゴトハールド線
基本情報
 ハンガリー
所在地 ヴァシュ県
起点 ソンバトヘイ駅
終点 セントゴトハールド駅
駅数 11駅
路線番号 21
路線諸元
路線距離 53.3 km
軌間 1435 mm
線路数 単線
電化区間 全区間
電化方式 25 kV / 50 Hz(交流
架空電車線方式
最高速度 120 km/h
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
ABZg+r
S-Sz線H-Sz線Sz-Sz線
ABZg+r
ソンバトヘイ - ケーセグ線 ケーセグ方面
eABZg+r
旧ピンカ谷線
BHF
117.1 ソンバトヘイ
BST
118.7 Szombathely-Rendező
ABZgl
ソンバトヘイ - ナジカニジャ線 ナジカニジャ方面
HST
121.7 ソンバトヘイ・ソェーロェーシュ
BHF
125.7 ヤーク・バログニョム
BHF
134.2 エジハーザスラードーツ
BHF
143.1 コェルメンド
ABZgl
コェルメンド - ツァラロェヴォェー線
eABZgr
旧ギュシング線
HST
147.1 ホルヴァートナーダルヤ
BHF
152.0 チャーカーニドロスロー
HST
157.6 ラートート
BHF
161.5 アルショーロェノェク
HST
167.0 ハリス
BHF
168.9 セントゴトハールド
GRENZE
170.454 ハンガリー / オーストリア
BHF
171.9 モーガースドルフ
STR
シュタイアー東線

歴史 編集

1850年代中期にコンソーシアム企業はジェール - グラーツ間普通鉄道建設の目的で、グラーツで設立された。1872年9月1日この路線は治安上のおよび技術的な検証を経でセントコットハールト - ジャナファルヴァの国境線区間とともに開通された[1]。その国境は現在ブルゲンラント州シュタイアーマルク州の境界に当たる。

2006年12月ジェール・ショプロン・エーベンフルト鉄道はソンバトヘイ - セントゴットハールト区間の旅客列車の運営権を引き受けた。2009年10月から翌年12月までレールがソンバトヘイ駅から国境まで改修され、電圧25 kV、周波数50 Hzの電車線が完備された。許容速度は60~70 km/hから120 km/hに向上された。レールは軸荷重22.5トンに適合するよう設計されて、電気運転に相応う列車保安装置が採択された。

運行形態 編集

特急と普通について説明する[2]

特急「インターシティ(IC)」 編集

一日3往復の運行。下記2系統が運行している。

  • ドラーヴァ号: ブダペスト - ソンバトヘイ - セントゴトハールド - リュブリャナ
  • ムラ号: ブダペスト - ソンバトヘイ - セントゴトハールド - グラーツ
    両系統が一日1往復ずつ、合計2往復の運行。ソンバトヘイ以東は16号線に、セントゴトハールド以西はオーストリア国鉄530号線に直通する。
    2021年以前は「ラーバ」号の愛称で、一日1往復の運行であった。また、ソンバトヘイ - セントゴトハールド間はケルメンドのみの停車であった。
  • サヴァリア号: ブダペスト - ソンバトヘイ - セントゴトハールド
    21号線では各駅に停車する。ソンバトヘイ以東は16号線に直通する。
    2021年以前は、東行のみ「レープツェ」の愛称名であったが、2021年末に「ラーバ」に、2022年4月に上下とも「サヴァリア」で統一された。

普通 編集

  • ソンバトヘイ - セントゴトハールド
    特急と合わせて、2時間に1本の運行。平日午後は毎時2本運行される時間帯もある。半数弱がソンバトヘイ以北15号線に直通し、ショプロン - ソンバトヘイ - セントゴトハールドの系統で運行する。
    2020年以前は終日1-2時間に1本の運行であった。

駅一覧 編集

以下では、ハンガリー国鉄15号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • IC:特急
    • S:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:レープツェ号、サヴァリア号は停車、ラーバ号は通過
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ IC S 接続路線 所在地
21 ソンバトヘイ駅 - 0 15号線16号線17号線18号線20号線 ヴァシュ県 ソンバトヘイ郡
ソンバトヘイ・セーレーシュ駅 4 4  
ヤーク・バログニョム駅 5 9  
エジハーザシュラードーツ駅 8 17   ケルメンド郡
ケルメンド駅 9 26  
ホルヴァートナーダルヤ駅 4 30  
チャーカーニドロスロー駅 5 35  
ラートート駅 5 40   セントゴトハールド郡
アルショーレネク駅 5 45  
ハリシュ駅 7 52  
セントゴトハールド駅 1 53 オーストリア国鉄530号線

参考文献 編集

  • Franz Krauss: Mittheilungen über die Anlage und den Bau der ungarischen Westbahn, Raab–Graz und Stuhlweissenburg–Klein-Zell. In: Wilhelm Tinter (Red.): Zeitschrift des oesterreichischen Ingenieur- und Architekten-Vereins. Heft 6/7, XVII. Jahrgang (1875). Wien 1875, ZDB-ID 2534647-7, S. 114–126. — Volltext online (PDF; 6 MB).
  • Mihály Kubinszky (Hrsg.): Ungarische Lokomotiven und Triebwagen: Akadémiai Kiadó, Budapest 1975, ISBN 963-05-0125-2.(ハンガリー語)

脚注・出典 編集

  1. ^ Volkswirthschaftliche Zeitung. (…) Ungarische Westbahn. In: Das Vaterland, Nr. 239/1872 (XIII. Jahrgang), 1. September 1872, S. 5, Spalte 3 Mitte. (Online bei ANNO)..
  2. ^ 2015-2016. évi vasúti menetrend (ハンガリー語)