5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸

5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸(5,10-メテニルテトラヒドロようさん、5,10-Methenyltetrahydrofolate、5,10-CH=THF)は、テトラヒドロ葉酸代謝中間体の一つ。メテニル基(CH2=)の受容体および供与体である。

5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸
識別情報
略称 5,10-CH=THF
CAS登録番号 7444-29-3
PubChem 644350
KEGG C00445
MeSH 5,10-methenyltetrahydrofolate
特性
化学式 C20H213N7O6
モル質量 455.42 g/mol
関連する物質
関連物質
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

生合成

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メチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(NAD+)もしくはメチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(NADP+)によって5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸から合成される[1]

また、ヒスチジンの代謝中間体として5-ホルムイミノテトラヒドロ葉酸からホルムイミノトランスフェラーゼシクロデアミナーゼによって合成される。そして、メテニルテトラヒドロ葉酸シクロヒドロラーゼによって10-ホルミルテトラヒドロ葉酸に変換される。

 
テトラヒドロ葉酸(THF)による代謝とビタミンB12によるTHFの再生産、de:Folsäure=葉酸、DHF=ジヒドロ葉酸、THF=テトラヒドロ葉酸、Vit.B12=ビタミンB12、Methyl-Vit.B12=メチルコバラミン、Methionin=メチオニン、Methionin Syntase=5-メチルテトラヒドロ葉酸-ホモシステインメチルトランスフェラーゼ、Homocystein=ホモシステイン、N5-Methyl-THF=5-メチルテトラヒドロ葉酸、N5,N10-Methylene-THF=5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸、N10-Formyl-THF=10-ホルミルテトラヒドロ葉酸、dUMP=デオキシウリジン一リン酸NADPHDNA


脚注

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  1. ^ Fowler B (February 2001). “The folate cycle and disease in humans”. Kidney Int. Suppl. 78: S221–9. PMID 11169015.