SoftBank 705NKソフトバンク705NK)はノキアが開発しソフトバンクモバイルが販売する、W-CDMA通信方式の携帯端末、スマートフォン。SoftBank初のGSMクワッドバンド対応端末である。ノキアのNokia Nseriesシリーズ、Nokia N73がベースとなっている。テーマは、「想像力に翼を」。

ソフトバンクモバイル 705NK
SoftBank 705NK (Nokia N73) ライトサンド
キャリア ソフトバンクモバイル
製造 ノキア
発売日 2007年1月13日
概要
OS Symbian OS 9.1 + S60 3rd Edition
CPU Dual CPU ARM9 203MHz
音声通信方式 GSM
850/900/1800/1900MHz
W-CDMA
2100MHz
形状 ストレート端末
サイズ 110 × 49 × 19 mm
質量 約117 g
連続通話時間 W-CDMA網:約226分、GSM網:約246分
連続待受時間 W-CDMA網:約370時間、GSM網:約350時間
充電時間 約90分
内部メモリ 64MB RAM
外部メモリ miniSD
日本語入力 +ATOK
FeliCa 未搭載
赤外線通信機能 搭載
Bluetooth 搭載 (2.0+EDR)
放送受信機能 FMラジオ対応
備考 Nokia N73とほぼ同等
メインディスプレイ
方式 TFT
解像度 QVGA
サイズ 2.4 inch
表示色数 262,144 colours
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 320万画素CMOS
機能 赤目補正/AF
サブカメラ
画素数・方式 30万画素CMOS
機能 TV call
カラーバリエーション
ディーププラム
ライトサンド
メタリックレッド
コーラルピンク
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

対応サービス 編集

主な対応サービス
サークルトーク ホットステータス Yahoo!mocoa S!ループ
S!タウン ライブモニター S!CAST S!FeliCa
S!ケータイ動画 PCサイトブラウザ注※ 電子コミック S!アプリ
着うたフル着うた アレンジメール S!アドレスブック 3Gお天気アイコン
レコメール TVコール 国際ローミング S!GPSナビ

※本端末のPCサイトビューワーはソフトバンク仕様ではないため、パケット定額制適用外となる。

特徴 編集

Carl Zeiss(カール・ツァイス)レンズ採用の3.2メガピクセルAFカメラを搭載している。端末形状もカメラ用途での使用を想定したものとなっており、またソフトウェア面においても詳細な撮影設定が可能である。Exifデータによればメインカメラの焦点距離は5.6mm。35mmカメラ換算で35mm前後のレンズとほぼ同じ画角である。

この端末はスマートフォンとしての機能も兼ね備えている。Symbian OS/S60プラットフォームを採用している為、ネイティブアプリケーションのインストールが可能で自由度が高い(ただし705NKは安全性が確認された電子署名の入ったものに限られるが、ソフトを使うことにより電子署名なしのいわゆる勝手アプリの起動が出来る状況である)。

Officeドキュメントの閲覧ソフトや容易にPCと同期出来るPIMアプリケーションなども入っている。

パソコン向けサイトの閲覧ができる Nokia Web Browserも搭載されるが、一部のソフトバンク携帯電話に搭載されている「PCサイトブラウザ」とは異なり、各種パケット定額サービスは対象外。定額で利用できるモバイルブラウザ(Wap Browser)も搭載。

国際ローミング機能では、事業者を自動選択するため、現地に持っていくだけで通常通り使用することが可能。事業者も電波の良好なものを選択するため、必然的に他のドコモやソフトバンクなどの国際ローミング機能付きの携帯端末よりも電波感度が良い。

また、その他のマルチメディア面、オーディオ再生デバイスとしても充実している。MP3/AAC/eAAC+/WMAと幅広いコーデックに対応している。海外では、Nokia N73の派生機、N73 Music Editionも発売された。

ソフトバンクとしては初のGSMクワッドバンド対応端末であり、SoftBank Xシリーズとメーカーブランドとして発表されたソフトバンク専用モデル(iPhone 3GNokia N82など)を除けば、2009年4月時点では唯一の対応端末であった。すなわち、Yahoo!ケータイに対応した、GSMクワッドバンド端末としては、長らく唯一のモデルとなっていたが、2009年夏モデルより、GSMクワッドバンド対応かつUMTS850MHz対応機種が6機種リリースされたため、その座を明け渡すことになった。

Skype Liteに対応している(ただし、現時点で日本語版がないため英語版となる)が、3Gネットワーク経由(使い方により、通話料となる場合とパケット料となるケースとがある)となるため通信料に注意が必要(パケットは、アクセスインターネット経由となるため、定額対象外である)。

関連項目 編集

外部リンク 編集