BaNKBeach and Navigation Keeper)工法とは、波浪によって生じる往復流場に非対称形状を有する構造物(BaNKブロック)を複数個設置するだけで、海底付近にの一周期平均的な一方向流を任意の方向に生成させることで、底質移動の自在な制御を可能とするものである。[1][2]

日本は周りを海に囲まれており、その地理的条件もあって、貿易の際に港湾が重要なものとなっている。

一方、航路の浚渫に代表される港湾の維持管理には多くの費用が費やされ、管理者である各自治体の大きな負担となっている。そこで、波浪エネルギーを利用して底質の輸送の自在な制御を可能とするBaNKシステムを適用することで、航路埋没を抑制し港湾の維持管理のコストを軽減することが出来る。

BaNKシステムのメカニズム 編集

脚注 編集

  1. ^ 九州産業技術センター資料「砂浜浸食を防止する「BaNK ブロック」」-PDFファイル2009年11月2日アクセス
  2. ^ 「現地試験による砂浜育成および底質改善システムの研究調査」九州産業技術センター、マッチング事例 分類平成13年度及び平成13年度補正・地域新生コンソーシアム研究開発応募した事例、No.15-PDFファイル2009年11月2日アクセス