Help:管理者マニュアル/巻き戻し
どの利用者もページを差し戻すことができますが、管理者・巻き戻し者は「巻き戻し」(rollback)機能を用いてこれを簡単に行うことができます。ただしこの機能は、最後の2回以上の編集が同一の利用者によるもので、うち1つ前の編集に差し戻したいだけである場合には、使うことができません。
この機能は、編集内容をいちいちチェックする必要がないような既知の荒らしに対応する場合に役立つ一方、単純なNPOV問題に対しては、差し戻しの理由が提示できないため問題になる場合があります。
操作方法
編集ある利用者の編集を無効にして元に戻したい場合には、ページの履歴や、利用者の投稿記録や、差分ページの"差し戻し"のリンクをクリックしてください。
利用者の投稿記録ページでは、管理者・巻き戻し者には、"最新" マーク(この編集がその記事への最後の更新であることを示しています)のある行に "差し戻し" リンクが追加されています。当該利用者の編集を無効にして元に戻したい場合には、そのリンクをクリックすると、その利用者が関わっていない版のうち最後のものに差し戻されます。
この差し戻しは、「細部の編集」としてm扱いとなります。要約欄には自動的に 「$2 (会話) による版を $1 による版へ巻き戻し」 ($2は最後に編集を行った者(="差し戻し"リンクが表示されていた投稿記録の利用者)、会話=リンクが表示されていた利用者の会話ページ、$1は$2が編集を行う前の版における投稿者)と入力されます。
もし、「利用者の投稿記録」ページを読み込んでから "差し戻し" リンクをクリックするまでの間に誰かがそのページを編集したり差し戻ししたら、「巻き戻しに失敗しました」というメッセージが詳しい説明とともに表示されます。その問題の利用者が、そのページを作成し、かつ唯一の編集者であった場合も、"差し戻し"リンクは現れますが、それをクリックしても 「編集を差し戻せません。 最後の投稿者が、このページの唯一の作者です。」というメッセージが表示されるだけです。
ボットの巻き戻し
編集最近の更新が埋め尽くされてしまうほどに破壊行為が大規模な場合には、「ボットの巻き戻し」 が適切な対処方法の一つとなるでしょう。これを行うには、まず当該利用者の投稿記録ページを開き、ウェブブラウザのURL欄にてURL末尾に&bot=1と付けて改めて表示してください。たとえば、 https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Special:Contributions&target=Vandal&bot=1 といった具合です。そうしてからそのページ(再表示した利用者の投稿記録ページ)で巻き戻し機能を使用して差し戻しをすると、その利用者による破壊行為も、あなたによる差し戻しも、ボットによる編集(b)としてマークされ、両方の編集が最近の更新から隠されます(最近の更新の閲覧者は「ボットの編集を表示」とすることで表示できます)。
- &=botを入れると&Bot=1までを利用者名として認識される場合
- https://ja.wikipedia.org/wiki/Special:Contributions/ウィキ助 などのように、URLに?が含まれていない場合、&bot=1を付けるとウィキ助&bot=1までを利用者として認識します。その場合は&を?に変えて?Bot=1とすることで回避できます。
巻き戻しリンクの非表示
編集巻き戻し機能は便利ですが、誤ってクリックすると意図しない巻き戻しが行われる欠点があります。巻き戻しのリンクを非表示にするには、あなたのユーザースタイルシート(詳しくはヘルプ:外装の詳細設定)に
.mw-rollback-link {display: none;}
と記入します。ウォッチリストページの巻き戻しリンクのみを非表示にするには
.page-特別_ウォッチリスト .mw-rollback-link {display: none;}
と記入します。
対象
編集このマニュアルは、管理者のみではなく、巻き戻し者のマニュアルを兼ねています。
関連ページ
編集- Smart rollback - ページに表示されるリンクの一括巻き戻し(管理者であれば、ボットとしての操作も可)。要約欄を変更した巻き戻し操作。
- Selective Rollback - Smart rollbackにいくつかの機能を追加したスクリプトで、(通常クリック後別ページへ遷移する)巻き戻しリンクを全て別ページへ遷移しないリンクに置換した上で、巻き戻しの編集要約の指定、投稿記録の一部の一括巻き戻し、全投稿の一括巻き戻しなどが可能(管理者であれば、ボットとしての操作も可)。