レイヤ2スイッチ (:Layer2 Switch) は、LANスイッチの一種で、OSI参照モデルの第2層データリンク層での転送能力、ブリッジ機能を有する物である。マルチポートブリッジとも言う。

LAN機器の普及度合いから、通例ではイーサネット (DIX規格発祥のイーサネット、IEEE 802.3) のLAN装置を指す。

概説 編集

ASICによるハードウエア処理によるパケット転送能力を有するLANスイッチのうち、レイヤ2転送機能 (ブリッジ) に特化した物である[1]

この分野の製品カテゴリーにスイッチングハブも存在するが、スイッチングハブはインターフェースモジュールを増設出来ないボックス型の製品で、ツイストペアケーブルによるLANを複数 (通例4~50程度) を接続出来る機器であり、レイヤ2スイッチに含まれる一部分である。これに対してレイヤ2スイッチは、スイッチングハブに加えて、シャーシ型でインターフェースモジュールを増設でき、ツイストペアケーブル以外の光ケーブルも接続出来る製品も含む、包含的なものである。

上位機種ではVLAN機能を持つ機種も存在する。

脚注 編集

  1. ^ ネットワーク機器のしくみと役割(1) レイヤ2スイッチ”. マイナビニュース (2014年1月23日). 2020年6月21日閲覧。