libavcodecは、動画・音声データのエンコード・デコードのためのオープンソースなコーデックライブラリである[1]。2011年3月の Libav と FFmpeg の分裂に伴い、両方のプロジェクトから同一名称で互換性のない形でリリースされている。

libavcodec
開発元 FFmpegチーム
最新版
57.48.101 (FFmpeg 3.1.2内) / 2016年8月9日 (7年前) (2016-08-09)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C99
対応OS クロスプラットフォーム
種別 マルチメディアライブラリ
ライセンス LGPL 2.1以降
公式サイト ffmpeg.org
テンプレートを表示
libavcodec
開発元 Libav
最新版
56.1.0 (libav 11.7内) / 2016年5月29日 (8年前) (2016-05-29)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C99
対応OS クロスプラットフォーム
種別 マルチメディアライブラリ
ライセンス LGPL 2.1以降
公式サイト libav.org
テンプレートを表示

libavcodecはマルチメディアを扱う多くのオープンソースなアプリケーションやフレームワークにとって欠かせないものである。一般的に良く使われるMPlayerxine及びVLCメディアプレーヤが全サポートプラットフォーム上でたくさんの音声・動画形式を再生可能にするためにメインの内蔵デコードエンジンとしてlibavcodecを使っている。また、ffdshow tryoutsのデコーダにもプライマリなデコードライブラリとして使われている。GStreamer FFmpeg plugin[2]が一般的に良く使われる特許を持つフォーマット(例えば MPEG-2 (DVD video)、MPEG-4 ASPH.264プロプライエタリなフォーマットであるWindows Media VideoVP6RealVideoなど)を再生するために、UbuntuのようなLinuxディストリビューションで使うことができる[3]。またlibavcodecはエンコード・デコードの為にAvidemuxMEncoderKdenliveのようなビデオエディタやトランスコーディングアプリケーションにも使われている。

実装しているビデオコーデック

編集

libavcodecは以下のフォーマットの動画のデコーダとエンコーダを含む[4]:

実装しているオーディオコーデック

編集

libavcodecは以下のフォーマットの音声のデコーダとエンコーダを含む[5]:

libavcodecに依存するライブラリ

編集
  • libavformat (FFmpegの一部)
  • libgegl (GEGLの一部。任意)
    • libgimp (GIMPの一部)
  • libmpcodecs (MPlayerの一部)
  • libvlc (VLCの一部)

libavcodecを使用しているアプリケーション

編集

動画プレーヤ

編集

音声プレーヤ

編集
  • Audacious (audacious-pluginsにwmaのコードだけを含む)
  • Rockbox (FLACのコードだけを含む)
  • XMMS2

マルチメディアプレーヤ

編集

動画編集

編集

音声編集

編集

動画変換

編集

音声変換

編集

グラフィックライブラリ

編集

3Dグラフィック編集

編集

マルチメディアストリーミングサーバー

編集

マルチメディアフレームワーク

編集

メタデータ管理

編集

API ラッパー

編集

その他

編集

外部リンク

編集

出典

編集