MC-P100は、セイコーインスツルメンツ(現セイコーインスツル(SII))製のDDIポケット(現ウィルコム)向けPCカード形データ通信端末である。 本項では後日販売された、MC-P110/TDについても説明する。

ウィルコム MC-P100(MC-P110/TD)
キャリア ウィルコム
製造 セイコーインスツル
発売日 1998年3月20日(MC-P100)
8月7日(MC-P110/TD)
概要
音声通信方式 イヤホン・専用ソフトで対応
データ通信方式 PIAFS(32K)
形状 PCカード型 Type II
サイズ 110 × 54 × 10 mm
質量 45 g
連続通話時間 接続機器に依存
連続待受時間 接続機器に依存
外部メモリ なし
赤外線通信機能 なし
Bluetooth なし
放送受信機能 なし
メインディスプレイ
なし
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
なし
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
青(MC-P100)
ピンク(MC-P110/TD)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要 編集

PIAFS1.0に対応した、データ端末である[1][2]

端末形状はPCカード型 Type IIを採用し、本体の色調は青系の色を採用している。前年に発売された三菱電機製「TL-DC100」より、突起部を小型化した。

対応する通信形式は、データ通信のPIAFS 32Kの他、パソコンに専用ソフトをインストールした上で、イヤホンを本体にある端子に差し込んだ上で音声通話をする事も出来た[1][2]

MC-P110/TDは、ベースとなったMC-P100を「Two LINK DATA」に対応させたモデル。本体の色調はピンク系の色になっている。サービスを利用する事で発信番号が3箇所に限定する代わりに、月額料金を980円(税込みで1,029円、当時は税抜き表記だった)と割安なサービスが使える様にしていた[2]

付属品は、取扱説明書の他に、Windows 95用及びMacintosh用のセットアップディスクなど、またMC-P100には、さらにイヤホンマイクが付属していた[1][2]

本機種が販売された以降に開始された、PIAFS 2.1以降のサービスには対応していない。

仕様(テンプレート外) 編集

両機種とも共通である。

など

歴史 編集

  • MC-P110/TD
    • 1998年6月18日 JATEによる技術基準適合認定の設計認証(設計認証番号S98-7304-0)
    • 1998年6月19日 MKKによる技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号CJZ09531)
    • 1998年8月7日  発売
    • 2012年4月30日 制御チャンネル移行に伴い、当該機種に対するサービス終了[3]

出典 編集

  1. ^ a b c MC-P100
  2. ^ a b c d MC-P110/TD
  3. ^ a b 制御チャネル移行にともなうお知らせ

外部リンク 編集