Mercurial(マーキュリアル)は、クロスプラットフォームの分散型バージョン管理システムPythonで実装されている(ただし、バイナリdiffに関してはC言語で実装されている)。Mercurialはコマンドラインプログラムである。全てのコマンドは hgで始まる。これは: mercury水銀を意味し、その元素記号Hgであることに由来する。

Mercurial
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開発元 Matt Mackall
初版 2005年4月19日(14年前) (2005-04-19
最新版 5.2.1 / 2019年12月5日
(32日前) (2019-12-05[1]
リポジトリ www.mercurial-scm.org/repo/hg-stable
プログラミング言語 Python, C
対応OS クロスプラットフォーム
種別 バージョン管理ソフトウェア
ライセンス GPL v2
公式サイト www.mercurial-scm.org ウィキデータを編集
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設計目標編集

設計目標は、

である。またMercurialは完全なWebインターフェースを含んでいる。 原著作者はMatt Mackallで、現在も主要開発者である。

主な機能編集

0.9.5版から、他のバージョン管理システムで管理されたソースコードを、取り込む機能がサポートされている。[2]

歴史編集

2005年4月上旬、Linuxカーネルの開発に利用されていたBitKeeperのフリー版の配布停止が発表された(詳細についてはBitKeeper#価格変更参照)。Linuxカーネル開発者の一人でもあったMatt MackallはBitKeeperに代わる分散型バージョン管理システムの開発に乗り出し、4月19日に0.1をリリースした。[3] 既にLinuxカーネルの原著作者であるLinus Torvaldsも同様の目的でGitの開発を開始していたが、MackallはLinux kernel Mailing List上でMercurialの優位性(データを差分の形式で保持することにより、リポジトリのサイズを節約している、等)を訴え、Torvaldsと論争を繰り広げたこともあった。その後、Linuxカーネル開発においてはGitが採用されることとなったが、現在ではGitもMercurialも互いの機能を取り入れつつ開発が進んでおり、それぞれ様々なプロジェクトで利用されている。

脚注編集

外部リンク編集