P-15 "トローパ"ロシア語: "Тропа"英語: "trail")もしくは 1RL13NATOコードネーム "Flat Face A")はソ連で開発された極超短波レーダーである。

P-15
開発・運用史
開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
就役年 1955年
送信機
周波数 UHF
送信尖頭電力 270kW
アンテナ
直径・寸法 11m
方位角 360度
仰俯角 2 - 14度
探知性能
探知距離 150km
探知高度 3km
精度 半径0.3km
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開発

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1952年に開発されたP-15レーダーは1955年までに運用試験を終え、ソヴィエト防空軍で運用が開始された[1]S-125地対空ミサイルシステムとセットで運用され、低高度航空機探知の任を負った。

1959年には電子機器が近代化されたP-15Mレーダーの運用が開始され、1962年には受信装置や送信機の改良がされたP-15Nレーダーの運用が開始された[1]。さらに1970年にはP-15MNが開発された。これはパルス・ドップラー・フィルターを搭載しており[1]、P-15MNはこのシステムが搭載されたソ連初のレーダーシステムである[2]。そして、P-15レーダーの最終改良型が1974年に開発され、これはP-19レーダーと呼ばれている。

運用国

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関連項目

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外部リンク

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出典

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  1. ^ a b c РЛС П-15 "ТРОПА"” (ロシア語). pvo.guns.ru (2000年8月7日). 2009年1月6日閲覧。
  2. ^ V.S. Chernyak, I. Ya. Immoreev and B.M. Vovshin (2003). “Radar in the Soviet Union and Russia: A Brief Historical Outline”. IEEE Aerospace and Electronic Systems Magazine 18 (December): 8–12. doi:10.1109/MAES.2003.1259019. 
  3. ^ “Bundeswehr behindert Entschädigung von Radarsoldaten” (ドイツ語). Mitteldeutscher Rundfunk. (2014年3月18日). オリジナルの2014年3月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140321223010/www.mdr.de/fakt/radar100.html 2023年8月13日閲覧。