ペイヤン・三菱 Pa.400Payen-Mitsubishi Pa.400)は、フランスのペイヤン社と日本の三菱重工業が共同で計画した戦闘爆撃機

概要 編集

1938年昭和13年)、ニコラス・ロラン・ペイヤン英語版率いるペイヤン社と三菱は、技術提携によって小型の戦闘爆撃機を共同開発することを検討した。Pa.400はこの際に計画されたもので、800 kmの航続距離を持つ雷撃が可能な機体という日本側からの要求に従い設計された。設計のみに終わっており、実機の製作などは行われていない。

機体の設計は、直線翼の主翼デルタ翼の巨大な水平尾翼を組み合わせた翼平面形二重反転プロペラの採用など、ペイヤンの設計の特徴がよく現れたものになっている。

諸元(計画値) 編集

  • 全長:10.0 m
  • 全幅:6.6 m
  • 全高:2.7 m
  • 翼面積:25.0 m2
  • 空虚重量:2,170 kg
  • 最大離陸重量:5,860 kg
  • 最大速度:580 km/h
  • 武装:800kg魚雷ほか

出典 編集

関連項目 編集