Rue89(リュ89)は2007年フランス大統領選の決選投票の5月6日にサイトが開設されたフランスのインターネット新聞。左派系紙リベラシオンの元記者によって設立された。 「Votre revolution de l'info(あなたの情報革命)」を標榜し、サイト名はロンドンのかつての新聞社街Fleet Streetにならったものか、フランス革命勃発の年(1789年)に「Rue(通り)」をつけた「89番通り」(実際の事務所所在地は「80番通り」)。

当時のサルコジ候補(現大統領)のセシリア夫人が(仏大統領選・決選投票を棄権したことを真っ先に報じたことで、一躍有名になった。

記事は、所属ジャーナリスト記事に加え、一般の読者(大学教授等、有識者の実名による投稿も見られる)からの投稿記事で構成されている。

また、ジャーナリストは実名で記事を出しており、記事に対しての様々な意見は、全て書いた本人が引き受ける仕組みとなっている。それゆえ、各記事コメント欄に寄せられた意見に、ジャーナリストが答えるという、双方向での議論も盛んになっている。[1]

欧州ではメディアとして認知され、世界新聞協会World Association of Newspapers(WAN))の会議にも参加している。

他言語版 編集

Street89(英語版) 編集

Calle89(スペイン語版) 編集

Rue89Japon (日本語版) 編集

2008年9月、仏Rue89の公式パートナーとして、日本語版「Rue89Japon」が発足。仏Rue89の翻訳記事や独自の記事の配信を開始。[2]

脚注 編集

  1. ^ MSN産経ニュース、「一流記者の『インターネット新聞』登場」(2007.11.1)
  2. ^ クーリエ・ジャポン、「フランス発のネット新聞 Rue89」(2008.09.12)

外部リンク 編集

公式サイト

他言語版Rue89