USA-2292011年に打ち上げられたアメリカ合衆国シギント偵察衛星のペアである。打上げ前まではNRO launch 34 (NROL-34またはL-34) と呼ばれていた。運用はアメリカ国家偵察局 (National Reconnaissance Office: NRO) が行っている。

USA-229 (NROL-34)
所属 アメリカ国家偵察局 (NRO)
衛星バス Intruder (NOSS-3)
任務 シギント (電子諜報)
打上げ日時 2011年4月15日04:24 (UTC) (2011-04-15T04:24Z)
輸送ロケット アトラス V 411 AV-027
打上げ場所 ヴァンデンバーグ空軍基地 SLC-3
COSPAR ID 2011-014A
SATCAT 37386
軌道要素
参照座標 地球周回軌道
軌道 地球低軌道(LEO)
軌道傾斜角 63.45°[1]
遠点高度 1,204 km
近点高度 1,017 km
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この衛星のペアは、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社のアトラス V 411 ロケットによってヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)のSLC-3打上げ複合施設から打上げられた。発射時刻は 2011年4月15日 04:24 UTC であり[2]、ロケットは衛星のペアを成功裏に地球低軌道(LEO)に投入した。04:29 UTC までにはロケットのステータス情報の公式な更新は停止されている[3]

公式には、この衛星の詳細と任務は機密であるが、アマチュア観測者たちは、アトラスVロケットが2基の衛星を展開したことを識別している。このうちの1基は公式にはデブリであると衛星カタログには掲載されている。この2基の衛星は、第3世代または第4世代のアメリカ海軍広域海上監視システム (NOSS) 衛星であると識別されている[4]。アマチュア観測者たちは、2基の衛星が近地点高度 1025km、遠地点高度 1207km、軌道傾斜角64.4°の周回軌道に乗っていることを突き止めている[2]。現行の世代のNOSS衛星では、打上げと運用は常に2基のペアで行われており[5]、これらは船舶の送信電波からその位置を特定し、追跡するために使用される[6]

脚注編集

  1. ^ Molczan, Ted (2011年4月21日). “NROL-34: NOSS 3-5 elements”. SeeSat-L. 2011年4月24日閲覧。
  2. ^ a b McDowell, Jonathan. “Issue 640”. Jonathan's Space Report. 2011年4月24日閲覧。
  3. ^ Ray, Justin. “Mission Status Center”. Atlas Mission Report. Spaceflight Now. 2011年4月24日閲覧。
  4. ^ Ted, Molczan (2011年4月17日). “RE: NROL-34 - NOSS 3-5 pair spotted tonight from Austin, TX”. SeeSat-L. 2011年4月24日閲覧。
  5. ^ Krebs, Gunter. “NOSS-3”. Gunter's Space Page. 2011年4月24日閲覧。
  6. ^ Ray, Justin (2011年4月18日). “Observers confirm identity of last week's Atlas payload”. Spaceflight Now. 2011年4月24日閲覧。