Wikipedia:井戸端/subj/アルファベットが連続する人名の区切り文字について

アルファベットが連続する人名の区切り文字について 編集

Wikipedia:記事名の付け方#人名によりますと、姓名の区切りは日本人、中国人、韓国・朝鮮人以外は基本的に中黒(・)を使用することとなっております。私はそれを準用してJ.R.スミス(ドット区切り)からJ・R・スミスに記事名の移動を行いました。ところが「アルファベットが連続する名前の表記「例:D.J. O.J.~など」については例示されていない」との理由で差し戻されてしまいました(ノート:J.R.スミス参照)。現状ではO・J・シンプソンJ・K・ローリングC・W・ニコルなど中黒区切りの記事が多数ある一方で、A.M.ナイルT.J.フォードなどドット区切りの人名記事も複数ある模様です。そこでアルファベットが連続する人名の区切り文字についてどうあるべきか議論の場を持ちたいと思います。わたしは中黒で区切るべきだと考えておりますが、皆様はどう思われますか。--Sillago 2008年11月5日 (水) 11:07 (UTC)[返信]

それは区切りではなく、省略記号のピリオドではないでしょうか。従って中黒に置換するのは不適切であると思います。そもそも略称を記事名とすること自体を避け、スペルアウトした名称への移動を検討すべきではないでしょうか。- NEON 2008年11月5日 (水) 11:29 (UTC)[返信]
J.R.スミスはニックネーム(みたいなもの)、J.K.ローリングはペンネームであり、姓名の区切りではなく一単語の固有名詞であるという意味で、個人的にはそのままドットの方が良いと思います。また、A.M.ナイル、T.J.フォードなどについては、NEON さんお書きのように省略記号であるため、ドットで正解ではないでしょうか。O.J.シンプソン、C.W.ニコルも、その意味で現在の中黒は不適切であると思います。ただ、ジョン・F・ケネディの「F」は Fitzgerald の略とはいえ、ジョン・F.ケネディとするのは違和感がありますが。--光舟 2008年11月5日 (水) 11:48 (UTC)[返信]
日本語文は横組みされるとはかぎりません。ウィキペディアの記事も例外ではありませんし、組み方向を変えて利用してもライセンスに反しません。だからわたしは執筆のときは「上記の」「左記の」「右図に」といった表現は避けて「前述の」「後述する/前記の」「図3に」のようにしてます。
それはともかく、縦組みすることも考慮すると、ピリオドはいかにも座りが悪いのではないでしょうか。
余談。ちなみに、“O. Henry” は略号 (を模したもの) が1文字ではありますが、書店の日訳書の背表紙ではオー・ヘンリーO・ヘンリーが大多数のようにおもいます。 --Hatukanezumi 2008年11月5日 (水) 13:33 (UTC)[返信]

アルファベットが連続している今回のようなケースの名前は区切りとは違うと思います。

Orenthal James Simpson→オレンソール・ジェームズ・シンプソン
O.J.Simpson→O.J.シンプソン

こう見ると区切りにあたる部分は英表記におけるスペースの部分です。ピリオドはNEONさんなどが言うように省略記号でしょう。ですので省略記号を中黒に置き換えるのは私も不適切ではないかと思います。ジョン・F・ケネディなどはスペースと省略記号がダブるので省略記号を省略という感じでしょうか。省略記号は省略しても表記として成立しますが、中黒を省略したらどこが区切りかわからないという違いもあると思います。

それと、アルファベットや英文は元々横組みが前提で作られているので縦組みで据わりが悪いのは当然ではないでしょうか。縦組みで利用している人がどの程度いるのかはわかりませんが、縦組みで利用している人もアルファベットや英文が縦組みには不向きということは理解した上で使っていると思うのですが。それを縦組みにすることを考慮となると元々横組みの英文だと言う前提と優先順序が逆ではないでしょうか。--Win51 2008年11月6日 (木) 15:21 (UTC)[返信]

ええと。イニシャルのピリオドのあとにもスペースは入りますよ。省略されていてもひとつの語ですから。なぜ2つ以上が「連続する」という場合にこだわっているのか、ようやくわかりました。
たとえばThe Chicago Manual of Style 15版の8章 “Names and Terms” の8.6節では、“The space between initials should be the same as the space between the last initial and the name, (...)” (イニシャル同士の間のスペースは最後のイニシャルと氏の間のスペースと同じであること) と述べていますし、17章の17.20-24にいろいろな人名の例が挙がっていますが全部ピリオドのあとにスペースがあります。たとえばM. F. K. Fisher, O. Henry, C. S. Lewis など。
ジョゼフ・ジバルディ『MLA英語論文の手引 (第6版)』(北星堂書店、2007) では具体的に規則を述べていませんが、例示される人名のイニシャルのあとにはかならずスペースがあります。たとえば A. R. Braunmuller など。 --Hatukanezumi 2008年11月7日 (金) 14:32 (UTC)[返信]
申し訳ないのですが、Hatukanezumi さんのスタンスがまったく分かりません。Hatukanezumi さんが博学なのはよく理解できましたが、結局中黒とピリオドのどっちが推奨なのでしょうか。縦組みにしたときに据わりが悪いから、姓名区切り文字でも省略記号でもペンネームでもニックネームでもすべて中黒を使うべきであると言うことでよろしいでしょうか。--光舟 2008年11月7日 (金) 14:45 (UTC)[返信]
大きめの書店へ行って、海外作家の作品の棚をざっと見てきてください。原文がピリオドとスペースでも、本の背表紙はほとんどが中黒になっている (そして背表紙以外でもたいていは中黒になっている) でしょう。いまわたしの部屋の本棚を見わたしてみたところ、J・E・ラヴロック、E・モラン、C・v・ヴェールホーフ、A・K・デュードニー、R・P・マッキントッシュ、M・ミンスキー、E・S=フィオレンツァ、といったものがすぐに目に入りました。いずれも、イニシャルをふくめた語の区切りをあらわすのに中黒をつかってます。 --Hatukanezumi 2008年11月7日 (金) 15:23 (UTC)[返信]
「コメント(終)」とお書きのところ申し訳ないのですが、回答になっておられないかと。私は「姓名区切り文字でも省略記号でもペンネームでもニックネームでも」と書きました。存じ上げない名前が二つほどありますが、それ以外で Hatukanezumi さんが例示されたのは姓名の省略記号のドットの置換である中黒のみです。私が最初に例示したペンネームである J. K. ローリングの作品の表紙には「J. K. ローリング」と表記されており、今回話題となっているのは私がペンネームと同等の一単語であると考えているニックネームの「J・R・スミス」です。再度お伺いします、「姓名区切り文字でも省略記号でもペンネームでもニックネームでも」すべて中黒推奨ですか?--光舟 2008年11月7日 (金) 16:02 (UTC)[返信]
上に挙げたM・ミンスキーですが、『パーセプトロン』という書籍の本文では「M. ミンスキー」ですよ。本文が横組みなので。ですが、それは横組みであるという文脈が確定しているからそうなわけでしょう? 『ハリー・ポッター』シリーズでは、横組みでない著者名はどうなっていますか (書籍自身の記述だけでなく、著者がマスコミなどで取り上げられるときも調べてみてください)。
ウィキペディアの記事はGFDLで提供されるので、さまざまな文脈で使われることを想定すべきです。ですので、ある特定の文脈での反例を挙げるのではなく、一般的な書きかたがどうなのかを調べて、それに則るべきだとおもうんです。そこで、書店の棚でも見て、一般的な傾向をつかんではどうですかと言っています。
ペンネームでも一緒の基準でいいとおもいます。O・ヘンリーはすでに挙げましたが、アーシュラ・K・ル=グウィンなんかでもね。 --Hatukanezumi 2008年11月7日 (金) 16:23 (UTC)[返信]
縦書き云々は縦書きする時にまた考えれば良いでしょう。最初からあれこれ想定して対応しておきましょう、という方向こそ GFDL がもたらす柔軟性を損なうものだと思います。- NEON 2008年11月8日 (土) 09:10 (UTC)[返信]
省略記号の後にスペースが付くということはよくわかりました。ですのでこの場合は省略記号を省略するかスペースを省略するかですが、私は横組みにおいて中黒の方が据わりが悪く見えます。GFDLによって縦組みで使用してもいいのはわかります。ですがこの今回の件に限らず、縦組みを考慮となるといろいろな面で逆に横組みに制約が増える気がします。そうなると考慮でなく縦組み優先みたいになりやはり優先順序が逆ではないでしょうか。--Win51 2008年11月9日 (日) 14:39 (UTC)[返信]
NEONさん
イニシャルも語のひとつなので、あとにスペースが入る、ということはご理解いただけているとおもいます。ですから、イニシャルが連続した場合を特別視する必要はない (2語以上になるだけだから)、という点はよろしいですね?
ところで、NEONさんほどの活動歴のあるかたが、Wikipedia:表記ガイド#日本名以外の人名を見ていないとは考えにくいんですが……。たいていのひとはこれにそって記事中で人名の語の区切りに中黒を用いてきたのですし、その結果、項目名にも中黒を用いているわけです。それを変えるとなれば、わたしを説き伏せるだけじゃどうにもならないとおもうんですが。
それに、「縦組みのときはどうなるか」という例は、ガイドラインを読んでいるひとを前提にしながら、同時にあまり読んでないひとにも通じるかとおもってだしたんです。それをあげつらわれても、こまるなあ。だいたい、中黒を否定するということは、裏返せば、「語 (イニシャルもふくめて) の区切りは、全部原語どおりにすべきだ」という主張にだってなりうるわけでしょう? つまり、中黒はやめてスペースにすべきだと。そんな話はありえないでしょう。
で、他人に「書店へ行け」などと言ってしまった手前、わたしも自室の本棚をよく調べてみました。とりあえずUser talk:Hatukanezumi/人名のイニシャルの区切りに置いておきます。あまり例が多くないですが、これによるとつぎのことがわかりそうです。
  1. イニシャルの区切りであっても、日本語文脈では中黒が用いられる。特に、縦組みでは必ず中黒が用いられる。
  2. ただし横組みでは、イニシャルの区切りを原語どおりにする場合がある。それは、日本語文脈でも句点にピリオドを用いている場合である。
2. はウィキペディアのガイドラインで推奨される句読法を使わない場合ですので、推奨されません。 --Hatukanezumi 2008年11月10日 (月) 15:16 (UTC)[返信]
表記ガイドの冒頭に「片仮名書き」と書いてあるので、私は最初からそれを主張しています。ガイドに則ればこの議論(略した場合にピリオドか中黒か)自体不要です。先の投稿は「今この場で縦書きの話をする必要は無い」というだけで、それ以外の点について誰を説き伏せる意図もありません。- NEON 2008年11月11日 (火) 02:05 (UTC)[返信]
NEONさんの意見を誤読していました。的外れな批判をして申し訳ない。たしかに、縦書きの話は余分な争点を生んでいるかもしれません。
ただ、J・R・スミスの場合、バスケットボール選手の名前としてはそう表記するということらしいんで、本名の仮名書きを項目名称にするとある意味「正式名称」でなくなってしまうような気がします。
また、作家のようにペンネームの場合は、イニシャル表記を正式としている場合があります (研究者でも、論文の著者名をどうイニシャル化するかにこだわるひとはいますが)。たとえば、つぎのような例があります。

NBAやNFLなどでは登録名をアルファベットとする例が多いと思います。すぐ思い浮かぶ中でも、ACグリーン、PJブラウン、BJアームストロング、JRリード、TJフォード(以上NBA)、OJシンプソン、LCグリーンウッド、JTスミス、JJバーデン、JBブラウン、AJジョンソン(以上NFL)、JTスノー(MLB)とおります。NFLを日本に紹介した草分けである後藤完夫さんの著書、スーパーボウル(プロフェッショナルフットボール入門)(タッチダウン、1991年)ISBN 4-924342-42-4 ではO.J.シンプソンと縦書きでも中黒でなくドットが使用されておりました。編集の利便性を考えた場合、中黒は全角にアルファベットは半角にするという手間が特にアルファベット2文字の人物へのリンクを記載する際不便なように思います。またリンクがされない場合には中黒ではなく半角ドット表記となるのが通例と思いますがそうした点についてはいかがでしょうか。--Tiyoringo 2008年11月16日 (日) 04:18 (UTC)[返信]

「JJバーデン」のような、ピリオドも中黒も入らない表記の用例はあるでしょうか。ググるとそういう表記も見られるのはたしかですが、ファンサイトの掲示板の投稿などでしたので (「JR.スミス」といった、明らかにおかしい表記も見られます)、除外していました。
また、後藤の著書での「縦書きでも中黒でなくドット」というのは、どういった組みかたなのでしょうか。ピリオドやカンマには縦組み用の字形はないはずなので、日本語の組版としては例外的な組みかたであるように思われます (これは私見ですが、あたらしい概念分野を日本語で紹介するときは、往々にして新奇な表記方法が試みられるものです。しかし、その後定着するとは限りません)。ところで、下の調査ですが、現在わたしのほうは雑誌バックナンバーの閲覧がやや難しい状況があるので、年明けになるかもしれません。
本文中の表記について。ここでは記事名について議論になっていますので、記事本文では多少の表記ゆれがあってもかまわないのではないかと、個人的には考えます。ただ実際問題、同一の本文中でリンクの箇所とそれ以外の箇所で表記が違うというのもおかしいので、統一するひとがいてもかまわないとおもいます。またその場合は、記事名のほうに統一されることになるのではないでしょうか。 --Hatukanezumi 2008年11月23日 (日) 11:53 (UTC)[返信]
JJバーデンとピリオドも中黒も入れなかったのはどちらかの意見を強く推しているわけではないためあえて外させていただきました。移動合戦となってしまっている記事もありどちらかに統一されるまで対象となるであろう記事は作成を延期しようと思っています。OJシンプソンの縦組みですが

O.

J.

と記載されておりました。他にもアルファベットが連続する選手について書かれておりましたがシンプソンのみこうした記述でした。--Tiyoringo 2008年11月25日 (火) 12:58 (UTC)[返信]

調査 編集

実際にどうなのか、ネットを使って予備調査してみました。で、この件、いままで投稿されたいずれのかたの意見も (わたしのも)「はずれ」かもしれません。

  • 「JR・スミス」-『DUNKSHOOT』(日本スポーツ企画出版社)
  • 「JR・スミス」-『basketballZine』(『HOOP』(日本文化出版) 編集部) - 2006年ころまでの記事には「J.R.スミス」の記載が見えるが2007年ころから変わっている。
  • 不明 -『バスケットボールマガジン』(ベースボールマガジン社) - おもに日本のチームを取り上げていて、NBAの情報があまりない。

3社の出版物で実際にどう表記されているか、調べてみることにします。 --Hatukanezumi 2008年11月13日 (木) 04:24 (UTC)[返信]

質問です 編集

実は、G・P・ウェルズWikipedia:記事名の付け方に反する記事と考えて、Wikipedia:ページの改名にある「明らかに、ページ名が記事名の付け方のガイドラインに沿っていないとき」に該当する記事としてジョージ・フィリップ・ウェルズに移動させてしまったために、執筆者の方から異論が出されたのですが、そもそもアルファベットを用いた記事名はWikipedia:記事名の付け方を解釈すると、不適切な記事名になるのではないのでしょうか?

正式な名称を使うことというのは人名に関しては実名もしくはそれに準じた名称(ペンネーム・芸名)を指すと思われます。また外来語によれば、「外来語など外国語表記(アルファベットなど、頭字語も含む)は基本的に用いず、格好悪いと思っても「できる限り」仮名漢字による定訳、正式名称を優先します」と記されており、これを忠実に守った場合には本来は名前の略記表現に過ぎない筈の「アルファベットが連続する人名」が正式な記事名として採用されるというのは矛盾があるのではないかと思われます。

英語を含めて外国語の成績が良くなかった者が言うのも何のですが、その辺りについてお答え頂ければ幸いです。--水野白楓 2008年12月7日 (日) 12:19 (UTC)[返信]

個人的な意見。上でも書いてますが、たとえば息子ウェルズの著作での著者名表示が一貫してイニシャル表記「G. P. Wells」であれば、日本語版では「G・P・ウェルズ」などが正しい可能性もでてくるとおもいます。 --Hatukanezumi 2008年12月7日 (日) 12:28 (UTC)[返信]

まとめ 編集

NEONさんをはじめとする「それは区切りではなく、省略記号のピリオドではないでしょうか。従って中黒に置換するのは不適切であると思います。」との意見には説得力があります。一方でHatukanezumiさんの貴重な意見も無視できません。第一、現状では中黒区切りが断然多いのが現状です。これらを適切な状態に持って行くにはWikipedia:記事名の付け方の改訂が必要になるのは必至と考えます。またNEONさんのご意見ではハリー・S・トルーマンなど、ミドルネームがアルファベットの場合の解が示されておりません(こういった記事も大量にあります)。ここでの議論をたたき台として、Wikipedia‐ノート:記事名の付け方で改めて議論が必要なのではないかと考えます。--Sillago 2008年12月14日 (日) 22:13 (UTC)[返信]