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テレビ番組の(二次情報源による)検証可能性について 編集

以前から、テレビ番組の放送内容の検証可能性については井戸端(Category:井戸端の話題/テレビ番組)なりWikipedia‐ノート:検証可能性/テレビ番組なりで議論されており、録画された媒体が公表(DVD化もしくはアーカイブスによる公開など)されていない限りは「本人がテレビなどで『発言した』という事実はあっても、『発言した内容が真実である』ことは検証できない」という見解が一般的となっていると思います。

ところが最近、あまちゃんノート / 履歴 / ログ / リンク元の編集に於いて、ワイヤーアクション社の提供する「TVでた蔵」というテレビ番組のクリッピングサービスを放送内容の出典としている事例が見受けられました(参考)。このような企業のクリッピングサービスやテレビ番組のまとめサイトを基にした記述というのはWikipedia:検証可能性的にどうなのか、判断がつきかねるところでもありますので、皆様のご見解をお伺いしたいと思います。--Bsx会話2013年8月7日 (水) 22:21 (UTC)[返信]

検証は可能ですし、問題が生じるとしたら正しくクリッピングされているかどうかという点にあります。個人が編集できる「テレビ番組のまとめサイト」はダメだけど、企業によるクリッピングサービスであれば、その企業やサービスの信頼性などから判断することになるでしょう。--Ks aka 98会話2013年8月8日 (木) 04:13 (UTC)[返信]
 
EL-NETの提供イメージ
新聞のスクラップそのものです
日経テレコンも同様です
今回の議論は個人的なまとめは外すべきではと思います。議論の本題と微妙に異なるように思えます。
個人的には、新聞などのクリッピングサービスエレクトロニック・ライブラリー(EL-NET)は使えるサービスですよと、結構宣伝レベルで話しているように思います。実際に、この企業は新聞社各社と正式な契約を結び、実際に得られる情報は、新聞をスクラップした物と変わりなく、実際に出典で使う際に、そのサービスを活用したことは分からない特徴を持っています(新聞と準じた運用が出来ます)。検索効率についても、1時間強で50枚前後のスクラップの確保が出来、従来の縮刷版や目次を確認した上で、マイクロフイルムを印刷するのと比較して、数倍の検索効率があります。他にも、日経テレコンなど同様のサービスがあります。
ワイヤーアクションについてですが、電通関連会社としています(参考1)。権利関係についてもしっかりしているようです(参考2)。ここまでは問題は無いです。あと、確認したいのは生成されるデータについて、ウィキペディアで利用して大丈夫かどうかです。こちらを見ていたら、生成されるデータはある程度独自性があるようです(参考3)。第三者の利用は不可とかあるので、その点は利用は難しいかも知れません。
実際に、出典で使えるサイトがあるしたら、権利者自身、または権利の調整を十分に行い、その生成データの利用について問題ないこと。もしかしたら、そのようなサービスも現実に存在してそうな気もしています。--Taisyo会話) 2013年8月10日 (土) 15:06 (UTC),画像追加--Taisyo会話2013年8月10日 (土) 23:20 (UTC)[返信]
実際のサービスの『TVでた蔵』ですが、こちらを見る限り、内容の信頼性については問題ない(提供者側の免責事項がありますが、他のサイトでも普通にあると認識しています)反面、「当サイトに関連する知的財産権等について」「禁止事項について」を確認したときに、生成されたデータの利用はどうなのかなと思います。個人的には駄目かなと思いつつ。改めて勘違いして欲しくないのは、この結論で「まとめサイトは駄目なんだ」と思って欲しくはないです。生成データの利用の条件によっては、有用なサービスになりうる可能性は理解して欲しいと思います。--Taisyo会話2013年8月10日 (土) 23:33 (UTC)[返信]
生成されたデータをそのまま使う、まとめて使うとかなら問題は生じるかもしれませんが、参照して、その内容を記事に生かすことには何の問題も生じないと思いますよ。--Ks aka 98会話2013年8月11日 (日) 07:42 (UTC)[返信]
生成された内容の記事に生かし方によって問題は生じないと思いますし、そもそも大部分の方は、それをテレビで見て情報は知っており、その確認や他の方への検証が今までできないので、多くの重要な事実の情報が生かされなかった。そういう問題だと思うのです。その確認と検証用のサイトとして今回の「TVでた蔵」のテレビ番組クリッピングサービスが有用なものだと確認できたのでは。このサイトが「利用規約」で想定しているように、文章のデータをまるごと使用しないよう気をつければ何も問題はないのでは。--奈良たかし会話2013年8月11日 (日) 12:25 (UTC)[返信]
色々意見ありがとうございます。生成されるデータの独自性を過大評価していたみたいです。文章の丸写しは駄目にしても、裏付けに使う程度は問題ないとの解釈で。そちらの方が、理想に思います。--Taisyo会話2013年8月11日 (日) 12:39 (UTC)[返信]

皆様、ご意見並びに情報提供、ありがとうございます。新聞等紙媒体に対するクリッピングサービスは今回の趣旨とは若干異なるので横に置いておくとして、今回はテレビ番組の内容に対するソースとしてのクリッピングサービスについて考えてみることにします。

例えば、ウェブの原典が消失した場合、ウェブの情報を丸ごと保存するインターネット・アーカイブというサービスがあるので、元々存在したことに対する担保としてWikipediaにおいて利用が可能という見方が一般的になっていようかと思います。で、これがテレビ番組の場合、今までですと{{Cite video}}のパラメータにもありますように「その放送の何分何秒でその発言がなされた」ということが求められているわけですが(もっとも、書籍等の場合でも何ページに出典となり得る記述があるかを明記するようにはなっていますが、それが守られていないケースも多く、そんなにシビアでもないのかもしれませんが)、テレビ番組のクリッピングサービスの場合、要は「テレビ番組の内容のまとめ」なので、テレビ番組の丸ごと保存とは若干意味合いが異なるのかな(もう少し細かく言うと、一次情報源であるテレビ番組の放送内容を二次情報源であるクリッピングサービスで担保している状態)と思い、今回の質問に至った次第です。

もう一つ、このクリッピングサービスが営利目的であるということを踏まえると、クリッピングの正確性(具体的には、公開時に一部の情報を「トリミング」している可能性)の懸念もあったというのもあります。クリッピングされた番組内の個別の情報そのものの検証可能性としては使えるかもしれませんが、例えば番組全体の雰囲気であるとか基調的なものとか、そういったものの検証可能性に用いることが出来るのかという点で若干の懸念が残るところです。つまらない悩みかもしれませんが…

ちなみに、同社の提供しているクリッピングサービスの二次利用として、「gooテレビ番組」において「TVトピック検索」というサービスも行われているようです。こういったものも、「(番組の個別内容の検証可能性としては)出典として用いることが出来る」ということになるんでしょうか。--Bsx会話2013年8月11日 (日) 22:58 (UTC)[返信]

ある程度は個別判定を行う必要があると思います。確かに関係ない話として、エレクトロニック・ライブラリーを出しましたけど、何処が同じで逆に何処が違うか。そのような判断法もあるということです。
インターネット・アーカイブのようなクローラ型と、ウェブ魚拓などの違い。許可を得てないから、両方とも駄目と解釈する人もいれば、引用だからウェブ魚拓でも大丈夫とする意見があります(クローラ型の方が、著作権的に問題は少ないとする意見は聞いたことがあります)。
結局、何処かで踏ん切りを付けないとキリがありません。著作権の理解が深い利用者に、個別判定して貰い何処かページを作って、「ウィキペディアで使えるサービス・使えないサービス」をまとめた方が良いのかも知れません。全てのサービスを知っているわけではありませんので、判定法程度しか提供できないですし、それで個別判定していかないと、良い駄目は言い切れないです。--Taisyo会話2013年8月12日 (月) 13:12 (UTC)[返信]
ちょっと、本題からは、広げすぎかなと思いますし、ここに参加していない人にはわからないでしょうし別題での展開が必要かと。「テレビ番組の(二次情報源による)検証可能性」は、これ以上出ないでしょうか。すいませんが、「番組全体の雰囲気であるとか基調的なもの」が、wikipediaで検証が必要な場合とは、どんな時を想定されているのでしょうか。少しわからないので。--奈良たかし会話2013年8月12日 (月) 14:55 (UTC)[返信]
Taisyoさんへ。こういうサービスが広く出回るようになったのが割と最近と言うことを踏まえれば、当面は個別判断という方向性にしかならないのかもしれませんね。
奈良たかしさんへ。一例を挙げるならば、人物記事などでよく見られる「○○という番組で△△という発言をした(行動を取った)」というものについて、仮に出典をクリッピングサービスで担保するとしても、番組全体の基調(具体的に言えば、例えば冗談が許されるようなバラエティ的要素が強いのか否か)がある程度読めないとその発言なり行動の重み付け(あるいは信憑性)は明らかに違うと思いますし、本来であればそこら辺をある程度見極めないとその発言なり行動を適切に評価できないと思うのですが。--Bsx会話2013年8月12日 (月) 22:59 (UTC)[返信]
  コメント最初の質問内容の意味が若干判断しづらいですが、アーカイブ等の媒体が確認されない限り「本人がテレビなどで『発言した』という事実」の検証可能性を満たさないという見解であれば一般的な合意事項として差し支えないと思います。
『発言した内容が真実である』かどうかの検証については、情報源の信頼性の問題なので、アーカイブ等の有無は(必要条件ではありますが)直接の判断材料ではありません。その2つの問題を整理すると、
その番組が信頼できる情報源であり、なおかつ番組内容のアーカイブまたはクリッピングサービスがある場合
検証可能性を満たすため、出典として可
その番組が信頼できる情報源であるものの、番組内容のアーカイブまたはクリッピングサービスが見つからない場合
検証可能性を満たさないため、出典として不適
その番組が信頼性に乏しい情報源で、番組内容のアーカイブまたはクリッピングサービスがある場合
あまり重要でない情報ならば記事から除去、重要で残す価値があるならば情報源を明示すれば採用可
その番組が信頼性に乏しい情報で、番組内容のアーカイブまたはクリッピングサービスが見つからない場合
検証可能性を満たさないため、出典として不適
ということになるかと。--ディー・エム会話2013年8月13日 (火) 03:25 (UTC)[返信]

基本的に、出典として良いサイトであれば、読み取れる範疇で書いて良いと思います。雰囲気まで分かる記事とかあれば、その範囲で書いて良いですし、クリッピングサービスであれば、その書いてある内容の範疇で書くことになると思います。「gooテレビ番組」についても、元サイトがありますので、これまでのニュース記事同様に、基本は元サイト優先でしょう。ただ、保存期間が長い、そちらのサイトしか情報が見つけられなかった、独自情報の付加があれば、そちらの利用も有りだと思います。--Taisyo会話2013年8月13日 (火) 14:45 (UTC)[返信]