Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/2000年代問題
2000年代問題(にせんねんだいもんだい)とは「2000年代が2000年から2009年までなのか、それとも2000年から2099年までか、はたまた2000年から2999年か」ということに関する混乱が人間の脳の誤作動を引き起こす問題である。2010年4月1日に2010年度に突入し、「2000年度代」が終了したとされたのを機にウィキペディアやフリー百科事典Wikipediaなど主にウィキペディア上で議論になった。
このほか、アメリカ合衆国では2000年から2009年までの10年間を英語で何と呼称するかという議論があり[1][2]、これも俗に2000年代問題と呼ばれる。
この問題の原因
編集1900年代に対応する次の100年間の期間は明らかに2000年代であり、また1990年代に対応する次の10年間はやはりどう考えても2000年代である。また「1000年代」という期間があるとすればそれに対応する次の1000年間も当然2000年代ということになる。つまりこの考えでは「X年代」とその次の「X'年代」との間に1対1対応がつけられないことが問題の原因である。これはX'が100の倍数のときに生じる問題であり、西暦など年数の多い暦法に固有の問題の一つである。
人体への影響
編集2000年代といったときに、それが上記の3つのうちのどの2000年代なのか分からなくなり、脳内での年数計算に深刻なバグを生じさせる可能性がある。症状としては自分の年齢を間違える、相手が18歳以上だと思い込む、めんどくさいから平成○○年代でいいじゃないかなどと意味不明なことを口走るなどが報告されている。WHOではこれらの症例が2000年以降急速に増加しており、2010年以降に大流行する危険性を警告している。
対策
編集この深刻な事態を打開する決定的な案は未だに提出されておらず、早急に対策を取らなければならない。試案として以下の方法などが提唱されている。
さまざまな議論
編集「2000年代とは何か」という問いは21世紀を生きる我々にとって重要なものであるにも関わらず、2000年代自体が定義されていないというのはまさに失われた10年を象徴するようであり、したがって2000年代とは2000年からの10年間であるという意見がある。それに対して「21世紀を生きる」という観点ならば世紀単位で考えて2000年代は2000年からの100年間を指すという反論もあるが、21世紀は2001年から2100年までなので1年ずれた意見である。またもっと長い目で時代を捉えるべきだと考える人々は2000年代を千年紀単位で考え、2000年からの1000年間とするよう提唱している。だが三千年紀は2001年から3000年までなので(たぶん)やはりこれも1年ずれた意見であろう。いっそのこと西暦をやめて宇宙世紀やともだち暦にしたほうがいいのではないかという意見もあるが、これは早々に却下された。
そもそも何々年代という括りが必要なのか?という疑問を抱く人は少ないようである。
英語における2000年代呼称問題
編集英語では1980年代は "nineteen eighties"、1990年代は "nineteen nineties" と呼称するが、その次の10年間すなわち2000年から2009年までの意味で使われる2000年代の呼び方が決まっていない。アメリカ合衆国ではこの問題は20世紀半ばにすでに指摘されており、"Zeroes" や "Double O's" などといった提案もされたが、広く認められたものはない[1][2]。同様の問題は100年前の1900年代にも発生していたはずであり、そのときに使用された呼称を用いれば済むという解決策も示されたが、100年前のことは誰も覚えていなかったので実効性のないものであった。この問題は未解決のまま2000年代(ここでは2000年から2009年までの意味)は終焉を迎えた。
同様に2010年代を英語でどのように呼ぶかも未解決の問題であり、2010年代問題と呼ばれる。
脚注
編集- ^ a b タイム「Why It's So Hard to Name the '00s」 2009年12月28日
- ^ a b 朝日新聞「ナインティーズの次、「00年代」何て呼ぶ? 米で議論」 2009年12月29日
関連項目
編集- 2000年問題 散々不安を煽られたがフタを開けてみれば大したことがなかったという好例。2000年代問題もおそらく…
- ミレニアム騒ぎ 2000年からミレニアムが始まるのかどうかは実際にも議論されたらしい。でもどっちでもいいです。
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