Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期/分類方法

このページはLTAの分類方法およびWikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック/ソックパペットでの運用方法について解説するページです。LTAの分類により優先度をつけることで、LTAへの対処を効率化させることを目的としています。

分類方法 編集

単発の荒らし行為ではなく、繰り返し行っている行為、継続中の行為を基準に分類してください。この分類方法で対応できない事例が発生した場合、管理者は必要に応じて裁量で分類を変更することができます(#管理者の裁量)。

A. 最優先 編集

  • A-1. 重度の法的懸念があるもの
  • A-2. 百科事典として極めて重大な問題があるもの
  • A-3. Wikipediaの管理において深刻な悪影響を及ぼすもの

以上に該当するLTAはA. 最優先に分類されます。

A-1. 重度の法的懸念があるもの 編集

即時版指定削除の方針または削除の方針のケースBに明白に該当する編集のうち、初心者にありがちな間違いとはいえないもの、善意にとる余地のないもの。

  • 記事とは無関係な転載による明らかな著作権侵害
  • 他利用者の本名など重大なプライバシー侵害
  • 特定の人物への明白な名誉棄損
  • 犯罪予告 など

A-2. 百科事典として極めて重大な問題があるもの 編集

故意に百科事典としての品質を悪化させる行為。ただし、誤訳など故意ではない可能性があるもの、善意にとる余地のあるものはB-2、C、Dに分類してもよい。

  • 虚偽記事の作成
  • 明らかな虚偽記述
  • 出典の偽装
  • 外部リンクの偽装 など

A-3. Wikipediaの管理において深刻な悪影響を及ぼすもの 編集

Wikipediaの管理運営、コミュニティでの審議に深刻な悪影響を及ぼすもの、多大な負担を強いるもの。

  • Botなどによる極めて大規模な荒らし
    • 1日50回以上、1週間250回以上、1月500回以上
  • 重要なページにおける明白な荒らし
    • 方針・ガイドラインのページにおける明白な荒らし
    • 管理者伝言板における明白な虚偽通報、審議妨害、荒らし
      • ただし、自身に対する通報への差し戻し、抗議など善意にとる余地のあるものを除く。
    • 保護依頼、投稿ブロック依頼、権限申請などにおける明白な審議妨害、荒らし など
  • 他言語版、他プロジェクトにまたがる明白な荒らし
    • cross-wiki vandalism など
  • その他、Bの基準に多数該当するもの

B. 優先度高 編集

  • B-1. 法的懸念があるもの
  • B-2. 百科事典として重大な問題があるもの
  • B-3. Wikipediaの管理において悪影響を及ぼすもの

以上に該当するLTAはB. 優先度高に分類されます。

B-1. 法的懸念があるもの 編集

削除の方針のケースB、即時版指定削除の方針に該当するもののうち初心者にありがちな誤り、善意にとる余地のあるもの。もしくは該当するか不明瞭なもの。他の利用者から注意を受けても改善がみられないケースを対象とする。

  • 即時削除全般9(明白な著作権侵害)の繰り返し
  • 履歴不継承による翻訳の繰り返し
  • 著名人の個人情報、不祥事などケースB-2(プライバシー侵害)に該当するもの など

B-2. 百科事典として重大な問題があるもの 編集

Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかWikipedia:検証可能性Wikipedia:中立的な観点Wikipedia:独自研究は載せないといった重要な方針に明白に違反するもののうち、特に悪質なもの。

  • 政治、宗教など中立性の観点から重大な問題があるもの
    • 科学系の記事で宗教的な主張を記載しようとする
    • 宗教の記事で異端とされている宗派や小規模な新宗派の主張を大きく記載しようとする など
  • 極めて露骨かつ明白な宣伝行為の継続 など
    • cross-wiki spam など

B-3. Wikipediaの管理において悪影響を及ぼすもの 編集

Wikipediaの管理運営、コミュニティでの審議に悪影響を及ぼすもの、負担を強いるもの。

  • 善意にとる余地がない荒らし行為
    • ページの不当な白紙化
    • 移動荒らし・リダイレクト作成荒らし など
  • 特に悪質な多重アカウント
    • 明らかに議論撹乱・投票権獲得などを目的とした多重アカウント
    • 公開プロキシの使用などによるチェックユーザー対策
    • 他利用者へのなりすまし
    • 特定利用者への暴言・迷惑行為の繰り返し など
  • 広域・高頻度で明確な荒らし・方針違反を継続しているもの
    • 1日10回以上、1週間50回以上、1月100回以上
    • 専用の編集フィルターが作成されている荒らし
    • 無期限の半保護の原因となった荒らし など
  • Wikipedia名前空間における悪質なもの
    • コメント依頼でのソックパペット、ミートパペット
    • 削除依頼の悪質な乱用 など
  • 多数の記事における明白な荒らし・悪質な方針違反
    • あるジャンルの記事全体に出現するLTA など

C. 優先度中 編集

頻度や活動範囲が限られているもののうち、対話が成立しないもの、明白な方針違反が継続しているもの。

D. 優先度低 編集

頻度や活動範囲が限られているもののうち、対話が成立するもの、多重アカウント以外の方針・ガイドライン違反が初心者にありがちな程度に収まっているもの、対処の容易なもの。

管理者伝言板での運用 編集

管理者伝言板では、系列を立てられているLTAを上記の方法により分類して優先度をつけています。分類の経緯は原則としてLTAのサブページまたはノート、およびLTAの個別過去ログページに転記して保存してください。ログを転記する際はWikipedia:ウィキペディア内でのコピーにしたがってください。

LTAを分類する 編集

系列のないLTA 編集

専用の報告節、個別サブページが作成されていないLTAの報告は「系列が立てられていないもの」節で受け付けています。この節では、LTAを編集傾向によって以下の4つの簡易区分に分類します。

  • 著作権侵害・犯罪予告
  • 名誉毀損・なりすまし・個人情報
  • 妨害編集・いたずら
  • その他

複数の区分に該当するLTAは、原則として優先度の高い上の節に分類してください。例えば、「名誉棄損」と「妨害編集」を行うLTAは「名誉毀損・なりすまし・個人情報」に分類します。同じLTAの報告が複数の節に分散しないように注意してください。

新規LTA 編集

新規系列の作成、LTAサブページの作成については「Wikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック/利用の手引き#長期荒らし(LTA)サブページの作成と運用」「Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期#サブページ作成時の注意」を参照してください。

  1. 新しい系統の節は「暫定〇」節に作成し、「#分類の根拠の明示・更新」にしたがって分類理由を説明してください。
    • 分類が難しいものは「N.未分類」節に作成し、具体例だけ明示してください。
  2. 分類は原則として管理者1名の追認により成立とします。
    1. 分類およびその根拠に問題がなかった場合、管理者は  理由の下に  確認を貼って署名してください。
    2. 分類またはその根拠に問題があった場合、管理者は  理由の下に  却下を貼ってその理由を説明してください。
    3. 既に追認済の系統の分類に対して別の管理者が反対する場合、  理由の下に  反対 を貼ってその理由を説明してください。
    4. 管理者が  却下または  反対 したときは、LTAサブページのノートで分類についての議論・合意形成を行ってください。
      1. 合意形成が完了したら、系統を適切な「暫定〇」節に移動させてください。
        1.   却下  反対 の下に  報告を貼って合意形成が完了したことを報告してください。
        2. 合意に基づいて分類理由を修正・変更する際は、  報告の代わりに  理由を貼って新しい分類理由を説明してください。
      2. 議論に参加していない管理者1名の追認により成立とします。
  3. 管理者以外も分類について意見を述べることができます。
    1. 混乱をさけるため上記の管理者用として指定されているコメントアイコンテンプレートは使用せず、  コメント  質問  情報などを使用してください。
  4. 管理者1名の追認から1週間以上経過した系統は「暫定〇」から移動させてください。
    1. 分類の経緯(  理由から  確認まで)はLTAのサブページまたはノート、およびLTAの個別過去ログページに転記して保存してください。
    2. 管理者伝言板には管理者が追認した  理由のみ残してください。

分類の変更 編集

  1. 分類を変更する際は、新規LTAと同様に管理者1名の追認により成立とします。下記以外の手順は「#新規LTA」節にしたがってください。
  2. 「N.未分類」の系統の分類を変更する際は、「暫定〇」節に移動させて新規LTAと同様に分類理由を説明してください。
  3. 「N.未分類」以外の系統の分類を変更したいときは、  理由の下に  提案 を貼ってその理由を説明してください。
    1. 管理者の追認を得るまでは系統を移動させないでください。
  4. 長期間活動が確認されていない系統は「休止中〇」節へ移動させることができます。
    1.   理由の下に  提案 を貼って「休止中〇」節への移動を提案してください。
    2. 休止期間は1年を目安とします(暫定)。
    3. 休止と復帰を繰り返すLTAなど、「休止中〇」節へ移動させるべきでない系統もあります。
      LTAサブページのノートで「休止中〇」節へ移動させるべきではないと合意形成されたら、  理由にその旨を加筆してください。
  5. 「休止中〇」節のLTAが活動を再開したときは、「暫定〇」節に移動させてください。
    1.   理由には活動を再開した時期および利用者名またはIPを加筆してください。
    2. 活動再開が誤報であったときは、「休止中〇」節へ戻してください。

管理者の裁量 編集

緊急時に管理者の裁量で分類を変更する場合は、  理由の下に  報告を貼って理由を説明してください。

  1. 分類を変更する理由がなくなった場合、  報告の下に  取り下げを貼って元の分類に戻してください。
  2. 変更後の分類を維持する場合は他の管理者1名の追認を必要とします。
  3. このログはLTAの個別過去ログページに転記して保存してください。

分類の根拠の明示・更新 編集

各LTAの節の冒頭部に、{{理由}} B-3:大規模な白紙化荒らしなど明らかな荒らし多数。例:2018年1月、{{User2|○○}}で大規模な白紙化荒らし。--~~~~のように分類の根拠・理由とその具体例となる荒らし行為・方針違反行為を明示してください。

  1. 具体例を記載する際は、荒らし等の内容と併せてソックパペットの利用者名、荒らしが行われた記事名および日時、もしくは差分などを明示してください。
  2. 具体例は1ヶ月おきを目安に更新してください。
    具体例の更新状況はLTAの優先度を判断する参考になります。活動中のLTAで長期にわたり具体例として紹介できるような活動がみられない場合、優先度を下げる必要があるかもしれません。優先度を下げる場合は#分類の変更にしたがってください。
  3. 具体例を記載する際は、可能であれば自分以外の利用者が通報したもの、もしくは管理者が対処済のものにしてください。

関連ページ 編集