藤井貞文
藤井 貞文(ふじい さだふみ、1906年7月4日 - 1994年6月12日)は、日本の歴史学者。國學院大學名誉教授。専門は、近世から近代に至る日本思想史。
人物情報 | |
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生誕 |
1906年7月4日 日本山口県下関市 |
死没 | 1994年6月2日 (87歳没) |
出身校 | 國學院大學 |
子供 | 藤井常世(歌人)、藤井貞和(日本文学研究者) |
学問 | |
研究分野 | 国学・歴史学 |
研究機関 | 国立国会図書館・國學院大學 |
経歴
編集1906年、山口県下関市の神職の家に生れる。1929年國學院大學文学部を卒業。大学では折口信夫の門下で学んだ。 卒業後は維新史料編纂事務局編纂事務嘱託、維新史料編纂官補として勤務し、1938年より維新史料編纂官。しかし、1942年の官制廃止にともない退職。1943年よりジャカルタ医科大学教授となるが、敗戦により帰国。
復員後は、1946年より帝国図書館・国立国会図書館に勤務。1951年に「明治初世に於ける国学の展開」を國學院大學に提出して文学博士号を取得。1952年より國學院大學教授を務めた。1964年、国会図書館を退職。1977年には國學院大學を退職し、名誉教授となった。
家族・親族
編集著書
編集- 『吉田松陰』地人書館、1943年
- 『近世に於ける神祇思想』春秋社、1944年
- 『明治天皇御年譜』明治神宮社務所、1963年
- 『松原神社祭神事歴』水戸烈士遺徳顕彰会、1963年
- 『明治天皇』神社本庁明治維新百年記念事業委員会、1967年
- 『國學院大學八十五年史』國學院大學、1970年
- 『明治国学発生史の研究』吉川弘文館、1977年
- 『宿命の将軍徳川慶喜』吉川弘文館、1983年
- 『開国期基督教の研究』国書刊行会、1986年
- 『江戸国学転生史の研究』吉川弘文館、1987年
- 『近代日本内閣史論』吉川弘文館、1988年
- 『神とたましひ』錦正社、1990年
- 『藤井貞文全歌集』不識書院、2003年
編著
編集ほか、日本史籍協会叢書・史料纂集など
脚注
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