宮島新三郎
経歴
編集埼玉県出身。早稲田大学英文科卒。大学の同じクラスには植村宗一(直木三十五)、木村毅、田中純、西条八十、青野季吉、細田源吉、細田民樹らがいた[1]。 島村抱月に師事し、各国文学の翻訳を行うほか現代日本文学の評論も行い、1927年早大教授。
著書
編集翻訳
編集- 犠牲 ダンヌンツイオ 新潮社 1920
- トルストイの生涯 ロマン・ロラン 杜翁全集刊行会 1921
- モウパッサン全集 第6巻 白と青・夜・田舎の旅・マドモアゼルフイフイ 天佑社 1922
- 人生論 トルストイ 春秋社 1922
- 三人 ゴオルキイ全集 第6巻 日本評論社 1922
- トルストイ全集 第1巻 青年時代 トルストイ全集刊行会 1924
- 虹 デイ・エイチ・ローレンス 柳田泉共訳 新潮社 1924
- 吾が日吾が夢 カアペンター 大日本文明協会事務所 1924
- トルストイ著作選集 第3輯 両性論 新詩壇社 1925
- トルストイ全集 第9巻 人生論 トルストイ全集刊行会 1925
- トルストイ全集 第8 イワン・イリッチの死 トルストイ全集刊行会 1927
- アンツー・ヂス・ラスト ラスキン 世界大思想全集 第31巻 春秋社 1929
- 世界文学全集 第29巻 テス トマス・ハーディ著 青春 ジョセフ・コンラッド 新潮社 1929
- 夜会服 ハーゲスハイマー アメリカ尖端文学叢書 第2巻 新潮社 1930
- 文明論 カアペンタア 世界大思想全集 第32巻 春秋社 1930
- 離婚法案 クレメンス・デーン 新思想社出版部 1931
- トーノ・バンゲイ エイチ・ジイ・ウェルズ 世界文学全集 新潮社 1931
- 遥かに狂乱の群を離れて トマス・ハーデイ 春陽堂 1933 のち ゆまに書房から復刊
- 英国に於ける自然主義 ブランデス 春秋文庫 1933
- カスターブリッヂの市長 ハーデイ 春陽堂 1934 のち ゆまに書房から復刊
脚注
編集- ^ 抜群の執筆力、代表作「南国太平記」『中外商業新報』昭和9年9月25日(『昭和ニュース事典第4巻 昭和8年-昭和9年』本編p484 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)