寿志郎
寿 志郎(ことぶき しろう、1968年[1] - 2016年6月15日)は、日本のイラストレーター。本名は小林 廣(こばやし ひろし)[1][2]。
グラビアのような艶かしく肉感的な女性のイラストを得意とする。漫画家の江口寿史に影響を受けている。趣味はサッカー観戦[3]。
来歴
編集群馬県利根郡利根村(現・沼田市利根町)出身[1]。群馬県立沼田高等学校卒業[1]。1991年、東京理科大学在学中の4年生時にバイク事故で首を骨折し頚椎損傷で首下麻痺、重度障がい者となった。その後、同大学を中退。24歳の時、リハビリ施設で口で筆を持ち絵を書くことを勧められ、独学で絵を学ぶ[3]。女性キャラクターを描くのは、どうせ描くならやる気の出るモチーフがいいからだという[4]。
2003年、女子プロレスを題材としたコナミデジタルエンタテインメントのPS2用ソフト『ランブルローズ』のキャラクターデザイン制作に参画、続編の『ランブルローズXX』にも同様に協力する[5]。2010年には、群馬県庁昭和庁舎にて個展を開催。口のみで絵を描いている経緯から、障がい者向けイラストテクニック教本の制作協力に携わる。
2016年6月15日未明に死去したことが、本人のフェイスブック上にて、親族により明らかにされた[6]。死因は心疾患[2]。47歳没。
主な作品
編集キャラクターデザイン
編集その他
編集脚注
編集- ^ a b c d 寿志郎展/お知らせ/群馬県立沼田高等学校ホームページ
- ^ a b イラストレーターの寿志郎氏が死去 口でペン、ゲーム「ランブルローズ」のキャラデザイン 産経ニュース 2016年6月15日
- ^ a b マンガナビ クリエイターインタビュー 20101010
- ^ 『デジ絵の文法』(第18回、出演時のコメント)
- ^ 寿志郎HP>プロフィール
- ^ “イラストレーター寿志郎氏死去 ゲーム「ランブルローズ」など”. スポニチアネックス. (2016年6月15日) 2016年6月15日閲覧。