越智武臣
越智 武臣(おち たけおみ、1923年(大正12年)11月20日 - 2006年(平成18年)1月10日)は、日本の西洋史学者。京都大学名誉教授。専門は近代イギリス史。
経歴
編集愛媛県出身。第三高等学校卒業後、兵役を経て1948年京都大学文学部卒業。英国ハル大学に学び、1952年京大文学部助教授、1969年文学博士号取得[1]。1970年教授。1987年定年退官、名誉教授、京都橘女子大学教授。1989年同学長[2]。
著書
編集- 『近代英国の起源』ミネルヴァ書房 1966
- 『近代英国の発見 戦後史学の彼方』ミネルヴァ書房 1990
翻訳
編集- トーニー『宗教と資本主義の興隆 歴史的研究』出口勇蔵共訳 岩波文庫 1956-1959
- ハーバート・バターフィールド『ウィッグ史観批判 現代歴史学の反省』共訳 未来社 1967
- G.R.エルトン『宗教改革の時代 1517-1559』みすず書房 1973
- アイヴズ編『英国革命1600-1660 シンポジオン』監訳 京都大学西洋史学科英国史研究セミナー訳 ミネルヴァ書房 1974
- J.H.エリオット『旧世界と新世界 1492-1650』川北稔共訳 岩波書店 1975
- 『大航海時代叢書 第2期 18(イギリスの航海と植民 2)西方植民論』ハクルート 岩波書店 1985
脚注
編集- ^ 越智武臣『近代英国の起源』京都大学〈文学博士 乙第1333号〉、1969年。hdl:2433/213019。 NAID 500000418706 。
- ^ “学生生活の手引き” (PDF). 京都橘大学. p. 2 (2018年). 2018年5月13日閲覧。
参考
編集- 越智武臣とは - コトバンク
- 越智武臣「わが師図書館」『静脩』第22巻第1号、京都大学附属図書館、1985年9月、1-3頁、CRID 1050001202108454272、hdl:2433/36943、ISSN 0582-4478。