服部虎男
服部 虎男(はっとり とらお、1929年(昭和4年)1月22日 - )は、日本の技術者・実業家。株式会社エヌエフ回路設計ブロック・補欠社外監査役。ホンダマチック・トランスミッションの開発者として知られる。
エピソード 編集
ホンダに入社する前は、岡村製作所で「ミカサ」のセミATの設計を担当。1964年暮れ、軽トラックT360の油圧式CVTの開発が上手くいかないストレスから、体調を崩して入院していたベッドの上でホンダマチックの開発を担当することになった。
見舞いにやってきた当時の技術研究所所長・杉浦英夫は服部の見舞いもそこそこに、いきなり「4輪の自動変速機を開発したい」と話をもちかけたという。しかし、元来、4輪のATがやりたくてホンダにやってきた服部にとって、これはなにより嬉しい知らせであり、服部は退院を待たずにベッドの上でATの構想を開始した。
経歴 編集
受賞 編集
脚注 編集
- ^ 昭和53年全国発明表彰一覧
- ^ 「秋の叙勲 漫画家・小島功さんと元本田技研主任研究員・服部虎男さんに聞く」『読売新聞』1999年11月3日朝刊
参考文献 編集
- 株式会社エヌエフ回路設計ブロック・有価証券報告書 2009-03-31期
- ホンダマチック開発史