柿沼瑛子
日本の翻訳家
柿沼 瑛子(かきぬま えいこ、1953年5月26日[1] - )は、日本の翻訳家。
横浜出身。早稲田大学第一文学部史学科卒[1]。ワセダミステリクラブ出身[2]。共著がある書評家大津波悦子は大学以来の友人[3]。 日本推理作家協会会員。翻訳学校フェロー・アカデミー講師。
書評ライター、仁賀克雄の下訳者を経て[2]、1984年『月を盗んだ少年』(朝日ソノラマ)で翻訳家デビュー[1]。ホラー、ミステリ、ファンタジー、ロマンスなどのジャンル小説の翻訳のほか、エドマンド・ホワイトなどゲイ文学の翻訳・紹介でも知られている。
単著
編集- 『魔性の森』 (徳間書店、徳間デュアル文庫) 2001
共編著
編集翻訳
編集- 『月を盗んだ少年 サスペンス&スーパーナチュラル短編集』(デイヴィス・グラッブ、ソノラマ文庫海外シリーズ) 1984
- 『暗黒界の悪霊 クートゥリゥ神話中心の短編集』(ロバート・ブロック、ソノラマ文庫) 1985
- 『魔界王国 妖奇と耽美の珠玉集』(クラーク・A・スミス、ソノラマ文庫) 1985
- 『モンスター誕生 魔女からエイリアンまで』(リチャード・マシスン、ソノラマ文庫) 1985
- 『魔術師タンタロンの12の難題 パズル・ゲーム・ブック』(スティーブ・ジャクソン、ステファン・レーヴィス画、社会思想社) 1987
- 『ナイトメアキャッスル アドベンチャーゲームブック』(P・ダービル=エバンス、社会思想社、現代教養文庫) 1988
- 『カーリーの歌』(ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫) 1988
- 「ベルガリアード物語」(デイヴィッド・エディングス、ハヤカワ文庫FT)
- 4)『魔術師の城塞』 1988
- 5)『勝負の終り』 1989
- 『エベレストの彼方』(ボブ・ラングレー、東京創元社) 1989
- 『稲妻に乗れ』(ジョン・ラッツ、早川書房) 1989
- 『耳をすます壁』(マーガレット・ミラー、創元推理文庫) 1990
- 『ウォール街は眠らない』(ヴァネッサ・ドラッカー、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1991
- 『天使クレアの思い出に』(クリストファー・ブラム、早川書房) 1992
- 『ミランダ殺し』 (マーガレット・ミラー、創元推理文庫) 1992
- 『アラン 真夜中の少年』(ジョゼフ・ハンセン、二見書房) 1993
- 『わが愛しのホームズ』(ロヘイズ・ピアシー、白泉社) 1993、のち新書館、モノクローム・ロマンス文庫
- 『殺戮のチェスゲーム』 (ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫) 1994
- 『帰っておいで』(パトリック・ゲイル、早川書房) 1994
- 『ロスト・ソウルズ』(ポピー・Z・ブライト、角川ホラー文庫) 1995
- 『マーティンに捧ぐ』(デイル・ペック、早川書房) 1995
- 『黄昏のハイスクール』 (マーク・リチャード・ズブロ、創元推理文庫)1995
- 『死へのギャロップ』(ジョディ・ヤッフェ、光文社文庫) 1998
- 『カレンダー・ガール』(ステラ・ダフィ、新潮文庫) 2002
- 『絢爛たる屍』(ポピー・Z・ブライト、文春文庫) 2003
- 『あやつられた魂』(ステラ・ダフィ、新潮文庫)2003
- 『フランチェスコの暗号』 (イアン・コールドウェル,ダスティン・トマスン、新潮文庫)2004
- 『セックス・アンド・ザ・シティのキュートな欲望 性とファッションの秘密を探る』(キム・アカス,ジャネット・マッケイブ編、古屋美登里,安原和見共訳、朝日出版社) 2004
- 『情熱の贈り物 クリスマス・ストーリー2005 四つの愛の物語』(ミシェル・リード,ジェイン・ポーター,スーザン・スティーヴンス,マリーン・ラブレース、共訳、ハーレクイン) 2005
- 『富豪一族への招待 富豪一族:知られざる相続人 6』(バーバラ・ボズウェル,ジェニファー・グリーン,ジャッキー・メリット、萩原ちさと共訳、ハーレクイン・スポットライト) 2006
- 『遺された庭の秘密』(バーバラ・デリンスキー、扶桑社、扶桑社ロマンス) 2006
- 『勇敢なる男たち 2』(ローリー・フォスター,ドナ・コーフマン,ジル・シャルヴィス、茅野久枝,加藤由紀共訳、ハーレクイン・スポットライト) 2006
- 『未完の情熱』 (ケイト・ウォーカー、ハーレクイン・ロマンス) 2009
- 『クリスマス・オブ・ラブ 十九世紀の愛の誓い』(メアリ・バログ,コートニー・ミラン,マーガレット・ムーア、辻早苗,岡聖子共訳、ハーレクインMira文庫) 2010
- 『雪の街にかがやく愛』(ミシェル・リード,シャロン・ケンドリック,ダイアナ・ハミルトン、共訳、ハーレクイン、クリスマス・ロマンス・ベリーベスト) 2010
- 『滅亡の暗号』(ダスティン・トマスン、新潮文庫) 2012
- 『性の悩み、セックスで解決します。 900人に希望を与えた性治療士の手記』(シェリル・T・コーエン-グリーン,ローナ・ガラーノ、イースト・プレス) 2014
パトリシア・ハイスミス
編集- 『水の墓碑銘』(パトリシア・ハイスミス、河出文庫) 1991、改版2022
- 『イーディスの日記』 (パトリシア・ハイスミス、河出文庫 上下) 1992
- 『リプリーをまねた少年』 (パトリシア・ハイスミス、河出文庫) 1996、改版2017
- 『キャロル』 (パトリシア・ハイスミス、河出文庫) 2015
エドマンド・ホワイト
編集- 『美しい部屋は空っぽ』(エドマンド・ホワイト、早川書房) 1990
- 『ある少年の物語』(エドマンド・ホワイト、早川書房) 1990
- 『アメリカのゲイ社会を行く』(エドマンド・ホワイト、勁草書房) 1996
- 『生きながら皮を剥がれて』(エドマンド・ホワイト、早川書房) 1997
- 『燃える図書館 ベスト・エッセイ70s - 90s』(エドマンド・ホワイト、河出書房新社) 2000
- 『パリ遊歩者のまなざし』(エドマンド・ホワイト、DHC、Writer & cityシリーズ) 2005
マイケル・ナーヴァ
編集- 『このささやかな眠り』 (マイケル・ナーヴァ、創元推理文庫) 1992
- 『ゴールデンボーイ』 (マイケル・ナーヴァ、創元推理文庫) 1994
- 『喪われた故郷』(マイケル・ナーヴァ、創元推理文庫) 1996
- 『秘められた掟』(マイケル・ナーヴァ、創元推理文庫) 2002
アン・ライス
編集- 「ヴァンパイア・クロニクルズ」(アン・ライス、扶桑社ミステリー)
- 『ヴァンパイア・レスタト』 1994
- 『呪われし者の女王 ヴァンパイア・クロニクルズ』 1995
- 『肉体泥棒の罠 ヴァンパイア・クロニクルズ』 1996
- 『悪魔メムノック ヴァンパイア・クロニクルズ』 1997
- 「スリーピング・ビューティ」(アン・ライス、扶桑社ミステリー)
- 1)『眠り姫、官能の旅立ち』 1998
- 2)『眠り姫、歓喜する魂』 1999
- 3)『至上の愛へ、眠り姫』 1999
- 『美青年アルマンの遍歴』(アン・ライス、扶桑社) 2000
- 『トニオ、天使の歌声』(アン・ライス、扶桑社ミステリー) 2001
- 『パンドラ、真紅の夢』(アン・ライス、扶桑社ミステリー) 2002
- 『呪われた天使、ヴィットーリオ』(アン・ライス、扶桑社ミステリー) 2003
カレン・キエフスキー
編集- 『キャット・ウォーク 女性探偵に気をつけろ!』(カレン・キエフスキー、福武文庫) 1996
- 「キャット・コロラド事件簿シリーズ」(カレン・キエフスキー、福武文庫)
- 『カタパルト』 1997
- 『デッド・エンド』 1998
- 『焦がれる女』 1998
- 『浮遊死体』 1998
タニス・リー
編集ノーラ・ロバーツ
編集- 「光の輪トリロジー」(ノーラ・ロバーツ、扶桑社ロマンス)
- 1)『魔女と魔術師』 2008
- 2)『女狩人と竜の騎士』 2008
- 3)『王女と闇の王子』 2008
- 「セブンデイズ・トリロジー」 (ノーラ・ロバーツ、扶桑社ロマンス)
- 1)『過去を呼ぶ愛の秘石』 2010
- 2)『今甦る運命の熱い絆』 2010
- 3)『未来に羽ばたく三つの愛』 2010
カレン・マリー・モニング
編集- 『妖しき悪魔の抱擁』(カレン・マリー・モニング、ヴィレッジブックス) 2009
- 『悪しき妖精たちの吐息』(カレン・マリー・モニング、ヴィレッジブックス) 2012
- 『闇の王子と求め合って』(カレン・マリー・モニング、ヴィレッジブックス) 2013
- 『聖なる槍に導かれ』(カレン・マリー・モニング、ヴィレッジブックス) 2015