国正武重
国正 武重(くにまさ たけしげ、1933年11月27日[1] - 2019年11月21日[2])は、日本の政治評論家、ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。愛媛県出身[3]。
略歴
編集1958年早稲田大学法学部第一法学部卒業、早稲田大学院入学。1959年朝日新聞に入社、1967年東京本社政治部に配属される。以来、佐藤栄作内閣を皮切りに歴代政権を担当した。1978年政治部次長、大平内閣の首相官邸クラブ責任者となる。1981年編集委員(政治担当)、1993年役員待遇。1995年退社、以後フリージャーナリストとして活躍した。
著書に『漂流する政治』『戦後政治の素顔――記者の証言』『湾岸戦争という転回点』『戦争体験は無力なのか ある政治記者の遺言』『自民単独支配の終焉』など多数。1999年に月刊誌『世界』に発表した湾岸戦争に関する論説記事で、同年度の日本記者クラブ賞を受賞[4]。
著書
編集- 『自民単独支配の終焉』岩波書店、1989年
- 『漂流する政治』近代文芸社、1997年
- 『戦後政治の素顔――記者の証言』近代文芸社、1997年
- 『湾岸戦争という転回点』岩波書店、1999年
- 『戦争体験は無力なのか ある政治記者の遺言』岩波書店、2005年
- 『権力の病室 大平総理最期の14日間』文藝春秋、2007年
- 『伊東正義 総理のイスを蹴飛ばした男――自民党政治の「終わり」の始まり』岩波書店、2014年
- 『今だから言えること 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影』ArsLonga、2012年
- 『今だから言えること2 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影』ArsLonga、2012年
- 『財界の鞍馬天狗 中山素平さんが言い遺したこと』ArsLonga、2013年 ISBN 978-4-910677-02-6
- 『今だから言えること3 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影』ArsLonga、2014年
- 『今だから言えること4 歴代首相の素顔が語る、日本の光と影 「何故、伊東正義さんは、総理大臣のイスを蹴飛ばしたのか」』ArsLonga、2015年
- 『日本政治の一証言──社会党と土井たか子の時代』ArsLonga、2021年 ISBN 978-4-910677-00-2[5]
脚注
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.284
- ^ “国正武重さん死去:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年11月29日閲覧。
- ^ 日刊ゲンダイDIGITAL2014年7月10日「伊東正義」国正武重著者インタビュー
- ^ 日本記者クラブ賞歴代受賞者
- ^ “(日曜に想う)敗北よりもっと深刻なこと 編集委員・曽我豪:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年6月2日閲覧。