鈴木恵
日本の翻訳家
鈴木 恵(すずき めぐみ、1959年5月28日[1] - )は、日本の翻訳家。日本推理作家協会会員。
長野県松本市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業[2]。大学時代から演劇に熱中し、卒業後も、フリーの裏方スタッフとして活動。
30歳をすぎた頃から翻訳家を志し、通信教育・通学教育課程で学び、伏見威蕃に師事。1997年に、師匠の紹介によりアンソロジー『翼を愛した男たち』収載の「ハンス・プファールという人物の無類の冒険」を訳して翻訳家デビュー。1998年、初の単独翻訳本『大洪水』が刊行。
翻訳
編集- 『大洪水』(マックス・マーロウ、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1998
- 『AIソロモン最後の挨拶』(ジョン・マクラーレン、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1999
- 『黒いスズメバチ』(ジェイムズ・サリス、 (ハヤカワ文庫、ミステリアス・プレス文庫) 1999
- 『ハイロー・カントリー』(マックス・エヴァンズ、角川文庫) 1999
- 『コオロギの眼』(ジェイムズ・サリス、 (ハヤカワ文庫、ミステリアス・プレス文庫) 2000
- 『過去が我らを呪う』(ジェイムズ・リー・バーク、角川文庫) 2001
- 『9ミリの挽歌』(ロブ・ライアン、文春文庫) 2001
- 『わが名はレッド』(シェイマス・スミス、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2002
- 『燃える天使』(ジェイムズ・リー・バーク、角川文庫) 2002
- 『硝煙のトランザム』(ロブ・ライアン、文春文庫) 2003
- 『アクロバット』(ゴンザーロ・ライラ、小学館) 2004
- 『チャーリー退場』(アレックス・アトキンスン、創元推理文庫) 2004
- 『ダンテ・クラブ』(マシュー・パール、新潮社) 2004、のち文庫
- 『名無しのヒル』(シェイマス・スミス、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2004
- 『男殺しのロニー』(レイ・シャノン、ソニー・マガジンズ、ヴィレッジブックス) 2005
- 『ドライブ』(ジェイムズ・サリス、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2006
- 『暁への疾走』(ロブ・ライアン、文春文庫) 2006
- 『殺人者は夢を見るか』(ジェド・ルーベンフェルド、講談社文庫) 2007
- 『ポー・シャドウ』(マシュー・パール、新潮文庫) 2007
- 『幽霊を捕まえようとした科学者たち』(デボラ・ブラム、文藝春秋) 2007、のち文庫
- 『アメリカン・スキン』(ケン・ブルーウン、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2008
- 『ロンドン・ブールヴァード』(ケン・ブルーエン、新潮文庫) 2009
- 『未完のモザイク』(ジュリオ・レオーニ、二見文庫、ザ・ミステリ・コレクション) 2009
- 『狼のゲーム』(ブレント・ゲルフィ、ランダムハウス講談社) 2009
- 『51番目の州』(ピーター・プレストン、創元推理文庫) 2009
- 『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』(L・T・フォークス、ヴィレッジブックス) 2009
- 『グローバリズム出づる処の殺人者より』(アラヴィンド・アディガ、文藝春秋) 2009
- 『追跡する数学者』(デイヴィッド・ベイジョー、新潮文庫) 2010
- 『生、なお恐るべし』(アーバン・ウェイト、新潮文庫) 2011
- 『ピザマンの事件簿2 犯人捜しはつらいよ』(L・T・フォークス、ヴィレッジブックス) 2011
- 『赤と赤』(エドワード・コンロン、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2013
- 『訣別のトリガー』(アーバン・ウェイト、新潮文庫) 2013
- 『機械男』(マックス・バリー、文藝春秋) 2013
- 『今日から地球人』(マット・ヘイグ、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2014
- 『自堕落な凶器』(アリエル・S・ウィンター、新潮文庫) 2014
- 『アルファベット・ハウス』(ユッシ・エーズラ・オールスン、早川書房) 2015
- 『深夜プラス1』(ギャビン・ライアル、ハヤカワ文庫) 2016
- 『宝島』(ロバート・L・スティーヴンソン、新潮文庫) 2016